不祥事、事件

パトカーが男児はねる死亡事故 警察官の名前 親への批判も

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東京都千代田区の交差点を青信号で渡ろうとしていた男の子が、緊急走行中のパトカーにはねられ死亡していた事故が、2019年8月に起きていたことが今頃明らかになりました。

ネットではまた不祥事を隠蔽しようとしていたのでは?と警察への不信感を抱く方もいれば、亡くなった男児の年齢が5歳であったことから、一人で歩かせていた親が悪いといった声もあります。

事故のあと男の子は1か月後に死亡しています。

法律では緊急走行であっても交差点内では速度を落とす必要があるのですが、事故を起こしたパトカーは40キロで走行していました。薬物事件の捜査での尿鑑定のために移動していたようで、犯人を追跡するなど緊急性の高い状況でもなかったようです。

以下死亡した男の子の父親のコメント

「当日、子どもに同行していたので、『自分が目を離さず見ていれば』という後悔と『青信号を渡っていたのに』という割り切れなさが今も心の中で回っています。一番、交通法規を守らなければならない存在であるパトカーが交差点で徐行義務があるのに徐行していなかったことについては激しい憤りを感じています」

一人で歩かせていた後悔と警察への怒りを口にしていました。

パトカーを運転していた問題の警察官ですが、年齢は51歳で新宿警察署所属。「過失運転致死」の疑いで書類送検の処分を受けています。一般車両であれば実刑ですが、緊急走行中という特殊な状況であったため、被害者の遺族は到底納得できない処分となりそうです。

書類送検された警察官もコメントを残しています。

「本当に申し訳ない気持ちです」

「迷惑を掛けて申し訳ない。私に責任がある」

現在のところこの警察官の名前は明かされていません。

 

被害者の親への批判も

個人的にはえ?と思ったのですが、子供を交差点で歩かせてしまった親への批判もかなり目につきました。

事故を客観視すると親の責任もあるのかもしれませんが、このタイミングで言ってしまうのは親の心情を考えると厳しい意見だなと感じてしまいました。

あとは確かにサイレン鳴らしたパトカーがきたら青信号はわたってはいけませんが、どのタイミングでサイレンを付けたのか明らかになっていません。直前でサイレンを鳴らし始めたのであれば、歩行者もパニックになってしまうことがあります。

 

警察への批判

何故書類送検で名前すら出ないのか、批判の声が相次いでいました。

懲戒免職後に不起訴コースか

書類送検なので不起訴コースですかね。平成27年度における書類送検からの起訴率は33.4%というデータがあります。一方警察内での処分はさすがに懲戒免職は避けられないのかなと思います。

先日女性警官が出会い系サイトを利用していたとして、こちらは懲戒免職になっています。一方やや甘い処分を下す印象もあります。

過去には一方女性の下半身を撮影した警察官や、痴漢した警官が懲戒免職とならず依願退職した例もあります。今回の警官は人ひとりの命を奪うという取り返しのつかないミスを犯してしまいました。このような事故が二度と起きないよう気を付けて欲しいところです。










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