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RIZIN11で浅倉カンナがレーナに圧勝 即再戦の謎と実力差について

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RIZIN11にて再戦した浅倉カンナとRENA選手でしたが、大方の予想通り浅倉カンナの勝利という結果に。

(希望RENA勝利、予想浅倉カンナ勝利といった感じです。)

↑私も以前の記事でカンナ選手勝利の予想してました。

試合動画

RENA選手が勝った方がRIZIN的には今後の展開を組み立てやすかったはずですが、スポーツはシビアな世界なので勝敗までお膳立てすることはできません。世間的には知名度があり集客力があるであろうRENA選手の完敗です。

しかし前回の対戦や過去のキャリア等から、すぐに戦えば浅倉カンナ選手が勝ってしまう事は自明の理だったはずですが、なぜすぐに再戦を組んでしまったのでしょうか。

 

RIZINが即再戦を組んだ理由

いくつか考えられます。

まず浅倉カンナ選手も、この階級で絶対的に強い選手ではないので、強い選手と戦わせればそのうちどこかで負けてしまう可能性が高く、それならば商品価値の高まっている今のうちに再戦を組んでしまえという理由。

(全勝が難しいというだけで、普通に王者クラスの実力はあると思います。)

あとはRIZINは、世間的に言えばはっきりいって全く盛り上がっておらず、視聴率も10%に届かないようなレベルなので、目の前の視聴率が必要だったのかもしれません。地上波撤退=RIZIN終了なので、一番強いのは浅倉カンナでも堀口恭二でもなく、フジテレビのイベントプロデューサーです。

そしてRENA選手からの強い要望もあったのかなとも思います。

RIZINの功労者ですから、それなりに優遇はされて然るべきで、今日の再戦の後押しになったのではないでしょうか。

 

ファンの声

フジテレビが浅倉カンナのインタビューを途中で切っていましたね。あと五味選手だけが分かりやすいKO勝ちという声もありましたが、あれは相手が弱いだけです。その辺の事は別の記事で触れる予定。

概ね浅倉カンナ選手の勝利を祝っている感じでした。

浅倉カンナとレーナの実力差

打撃系に有利になるヒジ打ちありのルールにしてきたことから、やはりレーナ選手に勝たせたいんだろうなという意思は感じましたが、それだけで埋まるような実力差ではありませんでした。

現時点では圧倒的な実力差を感じました。10回戦えば8.9回は浅倉カンナが勝つレベルです。

レーナ選手は総合格闘技では特別な選手ではないので、ここから再び返り咲くのはちょっと厳しいような気がします。寝技でも危ない場面が何度かありましたし、タックルもうまく切る事ができていませんでした。

ただ元々彼女はシュートボクシングの選手で打撃主体の選手なので、女子キックボクシングなど、総合とは違う風味のジャンルを、彼女のために作った方がいいんじゃないですかね。組技系の格闘技では今の所特別な才能を感じないです。

 

今後の女子格闘技

ちょっと展望が見えないですね。

浅倉カンナ選手は才能あふれる良い選手ですが、ファイトスタイル的にどうしてもしょっぱい内容になってしまうので、地上波向きではありません。あとは男子以上に世界とのレベル差が顕著という現実もありますので、どう楽しませていくのか、なかなか難しい課題です。

(男子もそうですね。堀口恭二は一人だけプロ野球にメジャーリーガーがいるような状況になってます。)

まあ野球やサッカーも国外とのレベル差がありながら、地域密着型のアプローチで成功しているので、うまくストーリーを作って欲しいと思います。










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