ドーハで開催される世界陸上への出場をかけた 「陸上世界リレー大会」が日産スタジアムで行われました。400mリレーはもはやお家芸の日本は地元での優勝を期待されていましたが、小池祐貴から桐生祥秀へのバトンパスでミスがありまさかの予選失格。
東京五輪への出場条件にもなっている世界陸上への出場が確実ではなくなってしまいました。
#陸上 の #世界リレー 大会が、#日産スタジアム で開幕し、男子400メートルリレー予選で、日本(多田修平、山県亮太、小池祐貴、桐生祥秀)は小池から桐生へのバトンパスでミスがあり、失格となりました。
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— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) 2019年5月11日
小池祐貴選手が笑顔になっているのがやや気になるところですが、恐らくは失敗を誤魔化すための、苦し紛れの笑顔といったところでしょうか。世界陸上や東京オリンピック本番だったら批判されていたかもしれません。
この大会自体は割とどうでもいいんですが、オリンピックや世界陸上の予選も兼ねているので相当痛い失格敗退です。出場条件や世界リレーの結果など紹介します。
世界リレー結果
世界リレー
M 4×100m 予選
1組
🇬🇧38.11 Q
🇧🇷38.22 Q
🇯🇲38.51 q
🇿🇦38.662組
🇮🇹38.29 Q
🇫🇷38.46 Q
🇹🇷38.47 q
🇳🇱38.673組
🇺🇸38.34 Q
🇨🇳38.51 Q
🇯🇵38.59
🇨🇦38.76— EKIDEN_MANIA (@ekiden_mania) 2019年5月11日
出場した日本代表メンバーは、多田修平選手、山県亮太選手、小池祐貴選手、桐生祥秀選手です。今回はサニブラウン選手が怪我で出場できなかったため、本来は3走になることが多い桐生祥秀がアンカーとなったことが裏目に出てしまったのかもしれません。
桐生祥秀はここ最近改善しつつありあますが、注目されるとやや固くなる印象がまだあるのと、あとはカーブを加速しながら走る技術に長けているので、今回の失格を受けて、やはり3走向きではという声が多く上がっていました。
【動画】失格と笑顔の小池祐貴
こちらは予選3組のレース動画とバトンパスミスの場面。
世界リレー。3-4走で失格になったもののある意味すごいバトンワーク#世界リレーpic.twitter.com/3RrbUQTdCV
— 俊足ノート@走り人_陸上 (@sprint_training) 2019年5月11日
別角度から。
アメリカなど他の強豪国より難易度の高いバトン方法なので、こういったリスクがあるという弱点も露呈してしまいました。逆にいうと毎回本番で当たり前のように成功させている過去の代表メンバー達はお見事です。
惜しくも小池選手と桐生選手のバトンパスのところでアクシデント。
記録は残りませんでしたが全員良い走りでした🇯🇵
今後に期待!🏃♂️#世界リレー pic.twitter.com/fDTvtr8Jwj— 陸上解説【リクトレ】 (@asyuteti0707) 2019年5月11日
小池祐貴選手のはにかんだ笑顔。これは今頃チーム内で怒られているやもしれません。層の厚い日本代表の中で、小池祐貴個人にとっても数少ないチャンスだったんですが、最悪の結果となってしまいました。
しかしまあ小池祐貴選手も23歳とまだ若いのでこれからの成長に期待しましょう。
世界陸上と東京オリンピック出場への条件
日本陸連公式サイトにも記載がありますが、まず今回日本が失格となった世界リレー大会の上位10ヵ国に、ドーハ世界陸上への出場権が与えられます。
そしてそのドーハ世界陸上で上位8位以内に入賞すると、2020年東京五輪への出場権が与えられる手筈になっています。つまりまずは世界陸上に出場しないとオリンピックへの出場も厳しくなってしまいます。
しかしまだドーハ世界陸上への出場が潰えたわけではなく、世界ランキング6位以内となれば出場は可能です。今回の敗退のこともありますし、何もしなければ6位以内に入れないはずなので、日本男子はダイヤモンドリーグなど中規模の世界大会で世界ランクを上げて出場を狙うことになります。
厳しくはなりましたが、確率的にはまだ安心していいラインだと思っています。恐らく問題なく世界陸上に参加してくるはずです。
ネットの反応
世界リレーで一番バトンパス下手なのTBS説
— taka_hirai (@stac_hirai_sub) 2019年5月11日
一番ガッカリはTBSさん
— 原田輝彦 (@mULACmhry3zSiOR) 2019年5月11日
TBSは二度と陸上中継をしないで下さい
— すだれ禿げ (@utuboto) 2019年5月11日
当事者にも、関係者にも、応援していた我々にも…『イケるだろう。』という気の緩みが、心の片隅にあったのかもしれない。東京2020に向けて、ここからドラマが始まると、信じたい。
— T-Kubota1983 (@Kubota1983T) 2019年5月11日
今回のことは今後のために何か深めるべき!など、何らか意味のあることなのだと思います。4選手の走りは本当に素晴らしかった✨。セイコーゴールデングランプリのリレーも応援に行きます。今度こそ、日本の実力をバッチリ世界のチームにぶつけましょう。期待しています‼️
— tandf87 (@tandf871) 2019年5月11日
アンダーパスにしたリスクか。
これを糧に五輪では頑張って欲しい。— みずなす(ゆかた好き) (@haroharo____) 2019年5月11日
バトンパスはめちゃくちゃ難易度高いことやってるもんなぁ...
そこに技術注ぎ込んでるだけに、皆さん悔しかっただろう...
— 半熟ミカン (@t_8hm) 2019年5月11日
TV局、スポンサーガッカリ。
— ma-bo- (@mabo2009) 2019年5月11日
リレーに限らず、各競技振るわないですね。
本戦前にと調子を落としたと思いたいがさすがに早すぎます。— Free_Encyclopedia (@free_Encycloped) 2019年5月11日
織田さん涙目
— あおいひと( ・д・) (@back_marker) 2019年5月11日
小池ではなく、やはりケンブリッジかサニブラウンだな!
— むらかみとおる(34) (@Brit_toru) 2019年5月11日
ありゃ、日本陸上界唯一のお家芸が・・・。マラソンもパッとせんし。
— ユキオ (@PMkurimanjyu) 2019年5月11日
残念な結果でしたが、収穫も大きかったのではないでしょうか。修正して世界陸上、東京オリンピックにつなげて欲しいです!
— T.I (@oolongteaandme) 2019年5月11日
世界陸上や五輪本番じゃなくて良かった
やっちまいましたが、むしろこれが世界陸上や東京オリンピック本番で出ていたらジ・エンドだったので、本当に不幸中の幸いでした。日本の修正力に期待しましょう。
リレー世界一が横浜で決定!
リオ五輪銀、世界陸上ロンドン銅の
桐生、小池ら、リレー侍が
悲願の世界一へ!#世界リレー横浜#リレー世界一決定戦#桐生祥秀#小池祐貴#リレー侍#織田裕二#中井美穂世界リレーのチケット情報https://t.co/uxVzIPX3WP pic.twitter.com/JaGGY6kPcj
— TBSテレビ S☆1 (@TBS_TV_S1) 2019年4月27日
世界リレー参加前の日本代表の面々。まさか予選敗退とは思ってもいなかったでしょう。陸上もここ最近は注目度が上がってきて、普段陸上を見ないような私みたいな都合のいいファンから夢を乗せられて大変だとは思いますが、注目されればその分待遇もよくなるので、重圧を跳ね返して東京オリンピック出場とメダル獲得に期待しています。