RIZIN13で那須川天心対堀口恭二が決定しました。
スポニチではキックルール、他のニュースサイトではルール未定と情報が錯綜していますが、榊原会長の発言をそのまま解釈するならキックルールで間違いありません。
【RIZIN】9月30日(日)RIZIN.13 さいたまスーパーアリーナ▼RIZINキックボクシングルール 58kg 3分3R 那須川天心(TARGET/Cygames/RISE世界フェザー級王者、ISKAオリエンタルルール世界バンタム級王者)vs 堀口恭司(アメリカン・トップチーム) pic.twitter.com/IMS0Ahg134
— ゴング格闘技 (@GONG_KAKUTOGI) 2018年8月24日
その他RIZIN13では、ミルコ・クロコップ対ロッキー・マルティネスという一応の目玉カードもあるので、それなりに期待できる大会になりそうです。
(反面RIZIN運営は危機感を抱いているでしょうね。視聴率が低迷しているので、そろそろ機運を見せないとヤバいと思います。)
↑ロッキーマルティネス選手。だらしない体ですが弱くはありません。
ミルコとロッキーの試合は後日言及するとして、今日は堀口対那須川のルールやお互いの発言、榊原信行実行委員長の発言について考えてみます。
榊原信行の発言
試合カード発表の会見で、選手二人の軽い意気込み発言があった後、実行委員長の榊原信行さんが以下の事を言っていました。
「この試合は立ち技の異種格闘技戦だと思います。堀口選手はMMAのファイターとして戦うと思いますし、那須川選手はキックボクシングの選手として戦う。立ち技の世界頂上対決だと思いますので、いずれにしてもキックルールをベースにして両陣営と話し合っていきたい。
キック用のグローブでいきたいとイメージはしていますが、今日の堀口発言からするとオープンフィンガーグローブで殴り合わせてくれ、と言い出しかねないですね。お互いに調整しますが、那須川選手の土俵のルールに準じたもので了解は取れているので、収まるところには収まると思います」
これはちょっと駄目だと思います。
どういう事かというと、堀口恭二選手が、
「自分的には那須川君とだったら面白い試合が出来ると思うので、15分一本勝負的な完全決着なルールがいいなと思っています」「理想はMMA(総合格闘技)でやりたいのはありますが、そうなると相手もあることなので難しい。そこは話し合って決めようかと思っています」
みたいな事を会見で言ったので、それに対して榊原委員長が「いやルールは決まってるよ堀口君」みたいなやり取りです。
あのですね、堀口恭二選手は恐らくですが、盛り上げようと思ってプロレス的なやり取りしようと仕掛けたわけで、那須川選手も「何でもやります」と乗ってくれたんですよね。
にも拘わらず、この榊原委員長の無粋な対応はちょっとしょっぱすぎないでしょうか。マッチメイク的にはプロレス的な組み合わせなので、それだったらもう少しどう転ぶか分からないきな臭い雰囲気を匂わせてくれても良かったきがします。
ルールの不平等さというのは客も興味を惹かれるところなので、フタをするのではなく、火をつけて燃え広がらせるぐらいの事はして欲しかったです。
まあもしかすると、実は渋々キックボクシングルールでやる事になった堀口恭二のささやかな抵抗だったのかもしれませんが・・・(堀口恭二は総合格闘技の選手なので)
堀口恭二本人の意気込み
堀口恭二は、「勝敗はひとつのミスをしたら負ける勝負になる。そこを見ていて欲しい」とコメント。これは自分たちの戦いのレベルの高さを自負しているんでしょうね。
これに対して那須川天心も「「自分も思っていたことは全く一緒です。自分の距離で戦えるか、そこを練習して研究していきたい」と返し、お互いに紙一重の戦いになる事を覚悟しているようです。
ツイッター上でも彼らは盛り上げようとがんばってくれていました。
日本の格闘技を盛り上げます🇯🇵#RIZIN13 pic.twitter.com/IfqHXoPtoJ
— Kyoji Horiguchi (@kyoji1012) 2018年8月24日
お楽しみに(^^)#RIZIN13 pic.twitter.com/IdiYFSb3zZ
— Kyoji Horiguchi (@kyoji1012) 2018年8月24日
RIZIN.13 9月30日
世紀の一戦
堀口選手との試合が決まりました。
今、日本で1番盛り上がる試合だと思います。
キックボクサー代表として戦います。
皆さん、応援よろしくお願いします。
絶対勝つ!久しぶりにワクワクする。#RIZIN13 pic.twitter.com/6YcVBDvr0L— 那須川 天心 (@TeppenTenshin) 2018年8月24日
本人たちの呟きでした。
堀口恭二選手の「~を見て欲しい」という発言は自信と同時に、世間はなかなか見てくれない格闘技の奥深さみたいな所も分かって欲しいというもどかしさもあるのかもしれません。本来はUFCでタイトル戦線に絡むような総合格闘技の選手ですから、那須川選手との闘いが盛り上がって、もう少し日本での知名度が上がってくれればいいですね。
勝敗予想
本人たちも言っているように、ミス一つで勝敗が変わるレベルの高い戦いになるでしょうけども、そうは言っても専門家と他競技選手の戦いなので、7~8割方那須川天心が勝つのかなと思っています。堀口恭二が勝つとすれば、1Rの早い時間帯、那須川が堀口の距離を見切る前に堀口が良いのを一発入れるぐらいでしょうか。
魔裟斗対山本KIDは、まさにそんな試合展開で他競技のKIDが見せ場を作りましたし、キックボクシングやボクシングや総合格闘技に他競技の選手が挑む場合、早い時間帯に多少のセオリーを無視してでも仕掛けたほうが何かが起きる可能性は高いのかなと思います。
逆に総合ならば95%ぐらいの確率で堀口恭二が勝つと思いますが、キックボクシングルールでの試合になったのは、大人の事情やら色々表に出てこない理由もあると思います。
ただリングに上がってしまえば泣き言は通じないので、持てる力を出し切って二人には頑張って欲しいです。
格闘技ファンの反応
天心戦、期待してます!
魔裟斗対KID、五味対川尻を超える日本人頂上対決で日本中を熱くしてください!!!— やっちん (@yattin_onmc) 2018年8月24日
相手の土俵ですが絶対koして勝ってください!!
— ♚ᎽᏌᏌᎢᎯ♚ (@fromfii7) 2018年8月24日
スゴい!大晦日でも良いカードなのに9月にやっちゃうあたりが2人とも男前!
双方とも負ける気がしない(^^)— 山本規雄 (@norio_ost) 2018年8月24日
これはヤバミ!
めちゃ楽しみ😆
二人とも空手だからな〜
うん...楽しみすぎる‼️
二人とにかくすばやい‼️
堀口はUFCフライ級3位
名須川は、現在31試合中31勝
+ダウンしたことがない‼️
うん...何とも言えない
正直堀口選手が勝手欲しい‼️
負けるな
天心のダウンするところ見たい‼️
お願い(>_<)— SzHs (@SzHs11) 2018年8月24日
何でMMAルールではなく、キックルールでこの試合が成立したかってことを考えて試合に臨んでくれ。
— OS20140820 (@specrisicks) 2018年8月24日
勝って当たり前
どんな勝ち方をするかが問題楽しみだけどこのルールだと勝っても堀口選手より強いとはならないからな・・・
— 北野晶夫 (@YAMAHA_YZR500) 2018年8月24日
MMAの選手ではあるが堀口選手の打撃ポテンシャルは高い! 要注意!
しかし天心くんはスアキムとロッタンに勝ってる! 打撃の堀口選手が強くともこの二人より強いとは思えない。
おそらく堀口選手はカウンター狙いで来そうな気がするが、油断しなければ打撃で天心くんが負ける事はないと思う!— くまchan. (@kumachan_twt_go) 2018年8月24日
天心選手を完全に応援してます‼︎
が、どうせ勝つならそのラウンドTKOがやっぱり見たいです!😅— 高志 (@TKJF9x7XXpfj7SJ) 2018年8月24日
契約体重と日程
契約体重は58.0kg、ラウンド数は3分3R、9月30日(日)にさいたまスーパーアリーナで行われます。
今RIZIN運営が出せる最大にして唯一の目玉カードなので、何とか視聴率15%ぐらいはいって欲しいところです。これから徐々にメディアを使って盛り上げていってくれるのではないでしょうか。