ファッションオネエキャラを受け入れた日本は十分寛容なのでは?と思ってしまうのでしょうが、りゅうちぇるさんは日本は不寛容だと感じているようです。
つい先日タトゥーを受け入れろという旨の発言をインスタで行い炎上したタレントのりゅうちぇるさんが、再びタトゥーを連想させるような発言で再び炎上です。
ちなみに前回の発言はこちら
インスタでタトゥーを入れた腕を晒した画像を投稿し、それに対して批判の声が多く集まったため彼なりの信念と意見で、「こんなに偏見のある社会どうなんだろう。仕方ないよね。ではなく、ボクは変えていきたい」などと反論して炎上したという流れでした。
個性(タトゥー)を許せ発言
「渋谷ダイバーシティエバンジェリスト」に任命され、東京・青山学院大学で行われた任命式に出席し、上京し原宿の街が寛容だったというりゅうちぇるさんは、
「原宿以外の街でも個性が許されたらいいな」
と発言されたそうです。具体的にタトゥーというワードを出したわけではありませんが、りゅうちぇるが何と言おうと一連の流れから世間はタトゥーを頭に浮かべるでしょう。
個性たっぷりに歌うりゅうちぇるさん。こんな服飾の個性なら皆さん大歓迎でしょう。
原宿は若者の街として最先端ファッションの発信地にもなっていたので、確かにタトゥーや外国文化等に対して偏見の目は少ない印象があります。ただ彼のいう「許す」が具体的に何を指しているのがイマイチ見えてきません。
(変な視線を送るのをやめて欲しいのか、温泉や銭湯に入りたいのか、具体的な目標が分からないので、本当に社会を変えたいのであればそこは触れておくべきかなと思います)
個人的にはタトゥーに対する偏見を変えるという大きな話ではなく、実はインスタの最初のタトゥー画像が思いのほか否定されてしまい、その事を根に持っていたとだけという割とどうでもいい動機のような気もしています。
タトゥーの自由
りゅうちぇるさんの言うようにタトゥーを入れるのは自由です。
そしてそれに対して民間の銭湯や温泉等の施設がタトゥー禁止にするのも自由で、更にそれに対してタトゥー団体等が異議申し立てをするのも、反対派がタトゥーに対してクレームを入れるのも自由でしょう。
国や市が経営するジムやプールなどの施設は、個人の自由という範疇ではないですが、タトゥーによるC型肝炎などの感染リスクを考えると解放される日はないのかなと思います。
外国は確かにファッション感覚でタトゥーを入れてますが、日本ではヤクザなど反社会的勢力の象徴でもあるので、タトゥーに対して偏見を持たれるのは仕方ないですね。不可避な身体的特徴ではないので偏見を持つのも自由です。
(外国でも一部地域ではマフィア御用達ですし、富裕層はそれほどタトゥーを入れない事実もあります。)
りゅうちぇるが批判されたインスタも、インスタのシステムとして不特定多数からのコメントを許可しているので、ここに批判的なコメントをするのもやはり自由です。
(批判的なコメントを残すのは暇だなぁとは思いますが、ちょっとした遊びなのかもしれません。)
結局自分の都合のいい範囲で自由や権利を主張しているのが根本的な問題点なのかなと思います。
ネットの意見
批判的な意見が多いのかなと思いきや、著名人ほどりゅうちぇるさんを擁護するような意見が多かったです。
人のやることなすことに、余計なこと言い過ぎだよね。勝手だろう、と思う。「こんなに偏見のある社会どうなんだろう」というのは、つくづくそう思う。 https://t.co/4cyB3hbI5c
— 平野啓一郎 (@hiranok) 2018年9月10日
作家の平野啓一郎さんはりゅうちぇるさんを擁護
2ch元管理人のひろゆきさんも
『日本人は他人のすることにケチをつけがち」
と発言。
しかし全体としてはやはり批判的な意見が目立ちました。
偏見ではない被害妄想病
— 貔漪獹 (@miyamoto634desu) 2018年9月9日
それで変わればいいね。でも、今はやはりタトゥーは一般的ではないし、負の財産というイメージが強いと思う。だからあえてする必要はないのではと個人的には思う。それとタトゥー見えてる人の近くには行きたくないし、見たくない。子供にも見せたくない。 #タトゥー
— 徒然花 (@snNYeVaJVC5tcsP) 2018年9月15日
大好きすぎて死にそう
- ただ、「タトゥーを入れないと、家族を守れないのかよ。。。」とか思っちゃうのって、ひねくれ者なんですかね。。。-
りゅうちぇるタトゥー騒動に、ひろゆき「日本は他人のやることにケチをつけがち」日刊SPA! 2018.9.9 #西村博之 https://t.co/87u3XcCCzK
— えりん (@erin_taso) 2018年9月11日
なんだろう、同調圧力?の強さを感じます。
タトゥーが嫌なら嫌でも良いけど、自分と違う価値観の人にまで上から目線で押しつける必要はないと思うかな。
— 福田英子 (@XuPpjK2QZXyE7CY) 2018年9月10日
離婚して再婚とかする時元奥さんの名前をどうするのかと思ったけど、大きなお世話だなw
タトゥー入れたい人は入ればいいし、嫌な人は入れなければいい。ただそれだけ。— TURNBULL AC'S (@thisworldisshit) 2018年9月10日
私はタトゥー入ってないけどギリギリまで悩んだし、入ってる人見るのも好き
だけどタトゥー入ってるから差別される!偏見!って言ってる人は嫌い
そういう目で見られることを想定出来なかったバカでーすって自己紹介してるようにしか見えない
りゅうちぇる好きなんだけどね— ドシャコ大好き。 (@eF8oulsZLlrZPtP) 2018年9月8日
保険適用は論外。自分の意思で掘ってるんだから病気なっても10割負担は当然。掘る自由を主張するなら病気なっても費用は自己負担で
— だいこ (@daiko8899) 2018年9月8日
基本的にタトウーによる肝炎への感染は、自己責任として本人が責任を負えば良いと思う。ケースによっては、彫り師に刑事責任があると思うが。また、健康保険の適用については、自らが招いた行為なので、健康保険法の「給付の制限」規定を明確化して、保険を適用せずに全額自己負担とすれば良いと思う。
— 小栗次郎 (@5vgW8kUtLnsbVsF) 2018年9月8日
一般的にMRIも受けられませんw
— 呑酸 (@don_doko7) 2018年9月8日
「現状の日本で、新たにウイルス肝炎に感染するとすれば、覚せい剤の回し打ちか、衛生環境の悪いところで入れたタトゥーやピアスの穴開けと見られています」#タトゥー #りゅうちぇるhttps://t.co/jmZQ3FmTL6
— 文春オンライン[文藝春秋] (@bunshun_online) 2018年9月8日
週刊文春は病気のリスクがあると警鐘。私もりゅうちぇるさんには賛同しかねます。
日本とタトゥー
ファッション感覚で入れる方が増えてきたので、私の知り合いにも多数タトゥーや刺青を入れた方はいます。
彼らに偏見はないですが、それは知り合いだからであって、知らないタトゥーマンがいたら偏見というか警戒はしますよね。銭湯にいれば絶対にお湯がかからないようにしますし、ラーメン屋にいればスープが飛ばないように気を遣うと思います。(いや勿論ヘタレが横に座っても同じように気を遣うべきです)
多分それが普通の感覚で、周りにストレスを与える行為であることは自覚して欲しいです。そしてストレスだけならまだいいのですが、低確率とはいえ特定の病気で直接的な負担も生み出しているので、タトゥーを入れるのであれば、それらの事も承知して生活して欲しいものです。