栄監督がパワハラで常務理事を解任されてしまいました。
私はこの件に関して当初7:3ぐらいで栄監督擁護のスタンスでしたが、結果としてパワハラ認定、しかも役職も解任と言うことで、栄監督そして私の認識が間違っていたということなんでしょう。
ただ私が思うにタイトルにも書いた通り、今回の問題提起はセクハラの別件で告訴したような気がしないでもありません。
というか私は今でもパワハラに関しては半信半疑ですが、どちらかというとセクハラのほうがヤバいと思っています(笑)
セクハラ、淫行について
栄監督は教え子と2回結婚してます。
現在の法律では未成年と付き合っても、結婚前提であれば罪に問われないなど色々と条件がついていんですが、こんなもん法的に問題ないだけで一般的な感覚でいうと似たようなもんですからね。
私に言わせればほとんど脱法淫行です。
あ、ちなみに栄監督がそうと言っているわけではないです。栄監督の場合は正しい手順を踏んで結婚したんだと思います。
生徒と先生
ただ私が思うに、大勢の未成年の教え子と関わっていく仕事をやるなら、教え子と付き合っちゃダメですね。そこは親も絡んでくるので信頼関係が揺らいでしまいますし、プライドをもって仕事をやるのであればそこは絶対に一線を引くべきだと思います。
仮に純愛であっても一歩引いて、異性として付き合う相手は他で見つけるべきです。
例えば明石家さんまは、あれだけ綺麗な子が出ている恋のから騒ぎの出演者に、誰一人として手を出していないわけじゃないですか。(とりあえず表向きは。まあでも多分一線引いてますよね。)あれこそがプロ意識だと思います。
特に栄監督は未成年に教えているわけですから、もっと慎重になっても良かったと思います。
栄監督も元レスリング選手なんですよね。
レスラーはですね、よく誰とでも戦うとかっこいいことを言うんですが、誰とでもっていうのは女性の事であって、リングの上で戦う相手は選り好みする傾向があるような気がしています。
と色々言いましたが、セクハラ関係の事については告訴されていないので、恐らく私の考えすぎかもしれません。
パワハラについて
フィジカルコンタクトのある競技、しかもレスリングは格闘技なんで、完全にパワハラをなくすのは無理です。
教える上で強く接触することだってあるでしょうし、法律のルールブックに従えばそれもパワハラになってしまいます。
ただ栄監督が今回問題視されたのは暴力ではなく、もっと回りくどいパワハラについてです。
伊調馨選手の練習環境を取り上げたり、『よく俺の前でレスリングできるな』みたいな発言などの積み重ねで解任に至ってしまいました。
ただこれも一部の発言を聞いただけでは何とも言えませんし
(これは今回の件だけじゃないですよね。ここ最近のセクハラ、パワハラ事件のほぼすべてに当てはまりますが、会話をすべて聞いてみないと確かな事は絶対に分かりません。百歩譲って法的な部分で扱いは変わらないかもしれませんが、前後関係まで聞くと印象はまるで違うかもしれません。)
あとそもそもですね、悪意の方が大きければあれだけ選手はついていかないと思います。
派閥争い説
女子レスリングはマイナー競技で日本人の活躍が約束された競技でもあるので、栄監督の手柄を欲しがって引きずり下ろしたいという政治的な意図があるような気もしてます。
結果的に栄監督は東京オリンピックを前にして派閥争いに敗れてしまいました。次に女子レスリングを統括する方は、その政治力を東京五輪のロビー活動でも発揮してもらいたいものです。
栄監督の能力
いくらマイナー競技といっても、これだけ日本がずっと強いわけですから、間違いなく特別な指導力があったと思います。
仮に後任の指導者が同じような成績を残したとしても、1から環境や人材を育て上げた栄監督の功績は認められるべきで、今回のパワハラの一件ですべてのキャリアが否定されてしまってはちょっとかわいそうかなと思いました。
もう1つ思ったのは、伊調馨さんはさすが勝負師ですね。
きっと勝てると踏んだから告訴に踏み切ったんでしょうし、まずは国内選考ですが東京オリンピックでの5連覇に期待していいかもしれません。とにかく一応の結論は出ましたので、あとは選手たちに問題が飛び火しないよう、うまくまとめて欲しいところです。