真実なのか嘘なのか、俳優の坂口拓さんが今密かに注目されています。
彼の強さは意見が分かれると思いますが、面白いか面白くないかでいうと、間違いなく面白いです。既にyoutube界隈ではプチブレイクしていますが、地上波でも通用するエンタメとしての完成度の高さを感じています。
90年代の新日本プロレスのような、ガチなのかヤラセなのか分からない胡散臭い雰囲気は、個人的には最高に面白いです。では坂口拓さんの強さなど考えてみます。
ゼロレンジコンバットとウェイブ
坂口拓さんが戦闘で採用しているのは「ゼロレンジコンバット」なる格闘術と、「ウェイブ」なる肩甲骨を使った体術の2種です。
↑ 左の男性はゼロレンジコンバットの発案者である稲川義貴さん。坂口拓さんが師と仰ぐ達人で、wiki情報によると自衛隊への指導なども行っているようです。
(外部リンクがないので真偽は不明)
↑ こちらがウェイブ。肩甲骨を使うことによっていろんな動きに幅が出ると提唱されています。
ウェイブを使いつつ、ゼロレンジコンバットで戦うのがお二人のスタイルです。
ちなみに坂口拓さんは映画「キングダム」に左慈役で出演したり、かなりの数の中規模映画のアクション監督を務めたりと、映画業界では地位を確立している業界人です。
↑ 主演した映画「リボーン」。いしだ壱成さんとの対決シーンで、ウェイブやゼロレンジコンバットを余すことなく堪能できます。ちなみにこの映画の監督である下村勇二さんもウェイブの信仰者です。
(下村勇二さんは「あずみ」のアクション監督でもあります)
冒頭で強いかどうかは不明だが面白いと持論を述べましたが、笑える面白さとは別に、アクション映画としての見栄えにおいても、坂口拓さんは面白い存在です。
ウェイブ強い派の根拠
youtubeのコメント欄を見ていると、強さについても既にかなりの信者がいるようです。そのきっかけの一つとなったのが朝倉海さんとの共演でしょうか。
10分50秒~からナイフを持って襲い掛かる朝倉海さんを、坂口拓さんがうまく捌いています。その後もう一度挑戦する朝倉海さんでしたが、またも坂口拓さんはいなすことに成功していました。
兄の朝倉未来さんと違い、忖度しそうな朝倉海さんではありますが、そうはいっても見事な動きです。
昨日は編集部とスタッフ達と忘年会の後。坂口拓さん、花沢先生、渡邊先生、若杉先生達と濃いメンツで忘年会!
花沢先生がベロベロでした。
楽しかったです!
坂口拓さんのウェイブパンチは見えんかった。 pic.twitter.com/mrpcrHys4T— 迫稔雄 (@oshitokosa) December 29, 2019
「嘘喰い」の作者、迫稔雄さんもウェイブパンチが見えなかったと、坂口拓さんに疑いを持っていません。こういった名のある方々からの太鼓判も、『坂口拓は強い説』の信憑性を後押ししているように思います。
空手の一大流派「松涛館」の浅井星光さんとも交流があります。キングダムの原泰久先生とも交流があるようで、人脈に関しても本当に強いと言える坂口拓さんです。
坂口拓は弱い説
坂口拓さん弱い説はこの動画に集約されます。
酒の席で売れない芸人(ちょっと鍛えてる)のボディに得意のウェイブパンチを叩きこむも、耐えられてしまい、
(通常のデモンストレーションでは、ここで「ぐふぅ」と受けた人間が倒れ込みます。)
ムキになった坂口拓さんが次はもうちょっとヤバいのいくからといいつつ、単にみぞおち付近に近づいていくだけというテクニックを使いますが、3発全て芸人に耐えられてしまいます。
やられ放題でカチンときたのか、その場を盛り上げようと思ったのか、やられた芸人さんが坂口拓さんのボディに一発返してしまい、それにキレた坂口拓さんが、あろうことが芸人の顔面に拳を叩きこむ事件となってしまいます。
ちなみに坂口拓さんがキレて放った顔面パンチは、ウェイブではなくただの素人フックに見えました。
丸く収まるもウェイブは無力
この場は集英社パーティーで、動画には「ろくでなしブルース」の森田まさのり先生も見切れていましたので、ここで芸人さんが喧嘩に応じていれば大騒動になっていたかもしれません。
温厚ということもありますが、空気を一瞬で読んで「なんで?」と笑顔で処理しジョークとした芸人さんのおかげで、この場は事なきを得るに至っています。
酔っているとはいえ、人の顔面を平気で殴ることができるのは、かなりヤバいです。この喧嘩動画では、坂口拓さんの喧嘩っぱやさと、ウェイブ技術の無力さが浮き彫りになったといえます。
一つ坂口拓さんをフォローするならば、元々この動画は公式に公開されていたものの一部なので、「全部冗談です」で押し切れないこともありませんが、数々の喧嘩や格闘技を見てきた私からすればこの喧嘩は、一瞬であれこそすれガチになっていたことは間違いないと言えます。
まとめ
ここからは私の持論です。
喧嘩や戦場で坂口拓さんが強いかどうかは、はっきりって全く分からないです。強いかもしれないし弱いかもしれません。少なくとも現段階で強いことは証明できていないです。
但し『相手が疑似ナイフを持った状態で正面から襲い掛かってくるデモンストレーション』等の限定的な状況では、かなり卓越してると言えるでしょう。それは朝倉海さんとの動画でも確認することができました。
個人的には一昔前にちょっとしたブームになった骨法の堀辺正史さんを思い出しています。堀辺正史さんも実は全部が嘘というわけではないのですが、あまりのうさん臭さと誇大広告による反動で今ではただの偽物で片付けられています。
坂口拓さんもこれ以上シリアスになってしまうと、堀辺正史の二の舞になってしまいそうですが、今の所は照れ隠しもあるのか、若干のおふざけ感も出しているので、将来的には好意的に受け入れられる気がしています。
坂口拓さんの大ブレイク密かに期待しています。