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桜庭和志vs秋山成勲ヌルヌルがなかったら 船木誠勝と韓国での見解

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2006年の大みそかに行われた桜庭和志vs秋山成勲の試合の遺恨は色あせておらず、格闘技ファンの間では今だしばしば話題になるほど大きな爪痕を残しました。2000年代の日本の格闘技界におけるイベントとしては最も印象に残っている方もいるでしょう。

当時は『亀田秋山朝青龍』というキャッチーなコピーが、PRIDEの煽りVも担当していた佐藤大輔によって付けられていました。秋山成勲はヌルヌルさせなくても桜庭和志に勝利していたののでしょうか、船木誠勝の動画をともにいくつか考えています。

 

船木誠勝が語る『桜庭和志vs秋山成勲』

引退した格闘家ユーチューバーとしてはかなり成功している部類です。思いのほかしゃべりが流暢で驚きました。時折目線があらぬ方向に行っているので恐らくおおまかなカンペはあるんでしょうが、もっと口下手で要領の悪い人間だと思っていました。

余談はさておき、桜庭和志vs秋山成勲の試合に関する船木誠勝の動画は以下。

要約すると

・たった1度の過ちで生涯ヌルヌル、滑ると言われ続けてしまう。

・この試合の解説席にいた。タックルに対してあの足の抜き方はかつて見たことがなかった。しかしリアルタイムでは反則という疑念は一切なく、秋山成勲はなんて運動神経がいいんだろうと感じていた。

・自身がパンクラスで現役の頃は、ローションを塗る反則行為は割と横行していたが、自分は細かいことは気にしていなかった。(桜庭和志を批判するニュアンスでは一切ないです)

・秋山成勲は出稽古先で顔を合わせたことがある。ナイスガイだった。それだけに何故あんな反則をしたのか。

・試合後に見たことがない剣幕で桜庭和志が横にいた谷川プロデューサーに抗議していた。この時も詳細は理解できず、桜庭は余程秋山に負けたくなかったんだろうなぁと思った

・翌日の新聞で反則ヌルヌルに対するアピールだと知った。

船木誠勝さん賢くて有益な動画をあげてるんですが、引退後にバイト生活になったり挫折したからか、かなり丸くなっておられて割と当たり障りのないことしか言ってくれないところもあります。ブルースリーや塩田剛三と同じく秋山成勲に対してもそれなりの配慮が感じられました。

そういえば当時は梅木レフェリーがTBSに接待を受けていた疑惑や、メリケンサック疑惑もありました。個人的にメリケンサックはネタだと思っています。バンテージは多目に巻いていたのかもしれません。

 

柔道時代の前科

柔道時代から柔軟剤や石鹸を残して柔道着をヌルヌルさせているという疑惑がもたれていました。

オリンピックで金メダルをとったことのある中村兼三が滑ると主審にアピールするも認められずこの時秋山に一本負けしています。かなり異例の抗議なので何らかの工作をしていたんだろうなと考えるのが自然でしょう。

この決勝での勝利後世界選手権に出場するのですが、今度はフランス、モンゴル、トルコとそれぞれ違う選手から柔道着が滑ると抗議を受け、チェックでは問題なかったものの山下泰裕の判断で柔道着を交換、その後は2連敗し大恥をかいていました。

ジャンクスポーツでも柔軟剤を使って柔道着を滑らせる工作について、面白エピソードとして披露していたことがあるので、そこまで悪気はなかったのかもしれません。もしかしたら他の選手も似たようなことはやっていたのかもしれませんが、秋山成勲はやりすぎてしまったんですかね。

 

ヌルヌル反則がなくても秋山が勝っていた?

割とこういう声は多いですね。プロの格闘家にも反則の証拠動画が見つかり世論が秋山叩き一辺倒になるまでは、どちらにせよ秋山が勝っていたという方もいました。

個人的には反則をした時点で負けだと思っていますが、それを言っては元も子もないのでそれは置いておくとして、反則が無かったと仮定して考えてみます。

まずストライカーとグラップラーの試合なのでテイクダウンの成否で試合展開がかなり変わってきます。(秋山成勲は柔道家上がりですが打撃を得意とするタイプの選手でした。山本KIDも似たようなもんでしょうか。)ですのであの試合が一方的だったからといって秋山成勲の方が強いとは全く言えないです。

但し当時の実力は秋山成勲が上回っていたと思います。

桜庭和志はかなり劣化しており、尚且つ回りのレベルにも置いて行かれている状況でした。ただ彼は片足タックルだけはずっとうまかったです。秋山成勲の反応を見るに恐らくテイクダウンはされていたと思いますので、そこから先の寝技次第ですかね。秋山成勲はUFCでストライカーのクリスリーベンに三角締めで一本負けするほどグラウンドに難があったので、極めの強い桜庭が決めていた可能性はあるでしょう。

ただし桜庭は極めは強くてもグラウンドでいいポジションを維持し続けるのは得意ではなかったので、極めさえ回避すればスタンドに戻った秋山成勲が勝利というパターンもありそうです。個人的には相性の問題で6:4ぐらいで桜庭和志が勝っていたと思っています。

ちなみにこの試合は無効試合となりまいた。秋山成勲の反則負けとするべき試合でしたが、谷川プロデューサーは、ある意味で反則負けよりも重いとよくわからないことを言っていました。ファイトマネー没収などやっていたのでその辺の都合なのかもしれません。

 

桜庭和志は一時世界最強だった

試合時点では秋山成勲の方が上位選手だと言いましたが、あくまでその時点での話です。桜庭和志は一時世界最強の選手だったと思いますので、キャリア全体を通せば桜庭和志の方が圧倒的に強いです。

(ちなみに私は桜庭和志はそんなに好きじゃありません。ホイスとの試合もホイスを応援していました。)

総合格闘技の黎明期のレベルが低い時代ではありましたが、ビクトーベウフォートやヘンゾグレイシーに完勝するなど、この階級では敵がいない時代がありました。(前田日明がいっていたように団体側に階級意識が低かったですね。ヴァンダレイシウバなどは明らかに階級上の体格をしていました。)

もっと成功者の地位にいて欲しいアスリートですが、エンセン井上曰くファイトマネーを高田延彦に搾取されていたとの信憑性不明の情報や、あとはDREAMからのギャラ未払い、ジムの経営失敗などで今もプロレスでどさ周りをしている経済的には厳しい状況です。

 

三崎和雄vs秋山成勲はノーコンテスト

完全にヒールになっていた秋山成勲を三崎和雄がKO全てが丸く収まったと思ったら、グラウンド状態では頭部への蹴りは禁止、よって反則だと秋山成勲サイドが抗議し、結局ノーコンテストという結末になっていました。

グラウンドの定義は両手と両足がマットについている体勢のようですが、言われれ見ればそのようにも見えます。秋山成勲は立ちかけており片手はマットから離しているようにも見えますが、何れにせよルール違反の常習者がこのような抗議をするというのは、イマイチ筋がとっていないと感じたかたも多かったようです。

菊田早苗などもノーコンテストの裁定に呆れていました。

 

韓国では差別問題に

三崎和雄が秋山成勲との試合後に「日本人は強いんです」とマイクパフォーマンスしたことで、ヘイトスピーチであると批判も生んでいました。(秋山成勲は在日から帰化し日本人になったデリケートな出自)

秋山成勲もヘイトがあった前提、被害者の立場で韓国内のテレビ番組でこの件に対し残念だったと語っていたことがあります。柔道のために日本国籍をとっただけで永遠に韓国人みたいなことを言い続けているので韓国内ではかなり支持のある有名人のようです。

三崎和雄としては差別意識は無く、その後の説教タイムの方がメインだった気がします。やや冗長でしたが、受け入れていれば秋山成勲を許す流れにもなっていたような気もしています。秋山成勲としては負けたくなかったんですかね。かといってヒールであることを良しともしていなかったので徐々に扱いの難しい選手になっていきました。

 

田村潔司もyoutubeやってるよ

船木誠勝と違ってかなり苦戦しています。しゃべりが相当ぎこちないです。徐々に慣れていくんですかね。あまり向いていないように見えますが、企画を工夫するなどやりようはあるはずです。

しかし船木誠勝といい田村潔司といい、現役時代尖りまくっていた選手がyoutubeでおしゃべりというのは凄い時代になりました。

 

猪木がPRIDEに出ていたら

船木誠勝さんはテーマの見つけ方がうまいですね。誰か格闘技マニアのブレーンでもついているんでしょうか。アントニオ猪木が現代のMMAに出場したらという興味深い話もしています。

時代の違う選手を比べる時は突出度を考慮するのか、そのまま比較するのかの2パターンありますね。船木誠勝さんの仮定の話はアントニオ猪木がそのままMMAに挑戦という後者のパターンなので、正直いうとあまり意味はないです。通用しないのは当たり前です。

王貞治も自分が今の時代にきても通用するわけない。ただ現代の食事と練習環境で育成された王貞治ならやれるみたいなことを言っていました。当時は総合格闘技というジャンルがなかったので、そこそこいい人材がプロレスに集まっていました。ですので素質的には面白い人材はいたんじゃないかなという気もしています。

ということで話がそれましたが桜庭和志vs秋山成勲についてでした。










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