先日のポーランド戦で負けているのにグループリーグ突破のために、パス回しで時間を稼いだ日本代表に対して各方面から批判の声が上がっています。(中には賞賛の声もありますが)
ちなみに私は情けないなあと思いつつも、勝負の世界は綺麗ごとだけじゃ通用しないので、一つの戦術として受け入れていますし、グループリーグ突破という結果は、姑息な戦い方を補って余りある価値があると思っているので、私は支持しています。
勿論これは私の個人的な意見ですし、解釈の仕方は自由だと思います。ただお前が言うなという矛盾している構図は看破できません。
それがここで紹介するサネッティです。(他にもいますが今回はサネッティを例に)
ハビエル・サネッティ
元アルゼンチン代表で、長年インテルのキャプテンを務めた超ビッグネームの選手です。低迷期からチャンピオンズリーグ優勝するまでチームの屋台骨を支えた、まさにインテルの象徴と言ってもいいでしょう。
長友も随分とお世話になっているはずです。
上手いだけでなく、人間としても素晴らしく、更に髪の毛を絶対に触らせないという珍テルらしいコミカルな部分もありました。
私も大好きな選手なので、ネガティブな事は言いたくないんですが、それとこれとは別なので、割り切って話を展開していきます。
ちなみにサネッティの日本に対する発言はこちら
「酷い試合だった。プレー時間を15分以上残しながら日本の選手たちが時間稼ぎをしたのは、あまりスポーツマンシップにのっとっているとは言えない。フェアプレーどころではない。試合はとことんプレーするべきだ。(ロベルト)レヴァンドフスキが追加点を決めていたら、日本選手たちがどうしたか見たかったよ」
一理あるのは分かります。しかしこの意見は成立していません。
マラドーナを神格化しているアルゼンチン人が言うな
1986年のワールドカップでマラドーナがハンドでゴールした、ご存知「神の手」ゴール
当時はVARも無かったですし、グローバル化も進んでおらずワールドカップが代理戦争のようにもなっていたので、卑怯ではあるにしろ、そこで勝つ為に必要な事をマラドーナがしたのかなと思っています。
そんなマラドーナをアルゼンチンの人たちは神格化しているわけですよね。
一部リケルメやイカルディなど、マラドーナに反発しているサッカー選手もいますが、ほとんどの選手はマラドーナに神のように崇めて、全肯定しているわけです。
手でゴールしたマラドーナをです。
二枚舌
そんな元選手が、昨日の日本のプレイをスポーツマンシップに則っていないとは何事でしょうか。一方でルールを破ったマラドーナを崇拝しておきながら、もう一方ではルールを守った日本代表をフェアプレーじゃないと批判する。
完全に二枚舌で矛盾しています。
サネッティが母国でマラドーナのハンドを批判してるなら、筋が通りますよ(もししてたら全力で謝罪します)
どういう思考回路してたら、こんな矛盾した事が言えるのか不思議で仕方がないですね。現役時代も強引なドリブルが得意でしたけど、この発言も強引すぎます。
人それぞれ考え方があるので、批判をするのは全くかまわないですが、批判をするのであれば、一貫した姿勢であって欲しいです。
サネッティには、数日以内にマラドーナに電話して、あのハンドは僕はフェアプレーだと思わない、アンタはズルい男だ、そう言い伝えてくださいよろしくお願いします。
やはり否定的な意見が多い
リアルの世界では割と肯定的な方が多いんですが、ネットの中では否定的な方が多い印象です。
ネットだからと別に他意はなくて、それも一つの本音だと思っているので、やはり全体的には日本の試合に対して、日本人であっても否定的な方が多いのかもしれません。
ただベルギー戦の結果や内容で風向きを変える事はできると思いますので、痺れるような試合を期待しています。