明石家さんまが自身のラジオ番組で、とろサーモン久保田かずのぶとスーパーマラドーナ武智による上沼恵美子暴言問題について言及しました。
1976年という大昔からやっている「MBSヤングタウン」というラジオ番組です。
冒頭15秒過ぎからM1グランプリの話題について触れ、今回ばかりは吉本興業に止められているとしてノーコメントで対処されました。これについては3つの仮説が考えられますので後述します。
発言力があるため、芸能界について踏み込んだ発言をすると、いつもニュースとして取り上げられてしまいますし、他社とテレビ局も絡んだ問題でもあるので、吉本興業が配慮したものと思われます。
しかしながら明石家さんまはSMAP解散騒動の時すら、他のタレントが及び腰の中ネタにしていたので、上沼恵美子との不仲再燃など色々とウワサが囁かれています。
さんまと上沼恵美子の不仲
さんまのまんまにゲストにやってきた上沼恵美子が暴走して番組が放送事故っぽくなった今でも語り継がれている回です。(お二人が一流なのでギリギリで成立してますがほぼケンカ)
過去に楽屋で軽口を言った言ってないという争いですが、私はこれは上沼恵美子が悪いと思うかな。
というのもさんまのまんまは「さんまの番組」なので、経緯はどうあれゲストでやってきてMCに反発し険悪なムード作って番組潰しかねない行動をとるのは筋が通っていないです。
(久保田と武智の動画記事で述べましたが、上沼恵美子は超一流だと認めてます。あと厳密にいえば関西テレビの番組ですが、芸能界的な考えではさんまの番組で問題ない)
上沼恵美子は卑怯だった
挨拶のくだりをぶつけるのは構わないですが、さんまが認めないのであれば話題を引っ込めるべきですし、さんまは無警戒なのに自分だけ武装して対峙するのは卑怯です。
まあこれは各自で意見別れそうですかね。
とまあそれはさておき、この時の不仲が今回のノーコメントに繋がったという話もあります。
落ち度は吉本興業にある
とろサーモンとスーパーマラドーナが所属するのは吉本興業、そして迷惑をかけたのは上沼恵美子事務所と、彼女が強いコネクションを持っている関西のテレビ局です。
(彼女の力もそうですが、旦那も関西テレビの元プロデューサー)
10:0で吉本側が悪いので、後輩を過剰に庇って問題を更にややこしくしかねないさんまが強く釘を刺された可能性は高いでしょう。割とさんまは私情を挟むタイプにも思いますし。
今回だけじゃない
吉本の創業者社長が亡くなった時に、島田紳助さんのマネージャー暴行疑惑の件で変なコメントしないようにストップがかけられていました。
以下それについてさんまの談話
明石家さんま:吉本の会長の葬式で、俺だけインタビューなかったんやからね。
保田圭:ええ?!
明石家さんま:「要らんこと言い出すから」ってやな。俺、違う部屋連れて行かれてんから。
藤本美貴:はっはっはっ(笑)
明石家さんま:会長の葬式やで。「さんまと2人で進出を図り、2人で努力され、今の吉本興業はある」っていうタイトルやねんで。
藤本美貴:はい。なのに?(笑)
明石家さんま:うん。現に2人でやってきてないねんけど、その会長、実は来てないねんけど(笑)でも、VTRがそういう作りやったわ。
藤本美貴:はい、はい。
明石家さんま:向こうも、「さんまさんにインタビュー」って。
藤本美貴:はい。
明石家さんま:俺も、「これはインタビュー受けなアカンか」と。
藤本美貴:うん、さすがに。
明石家さんま:ほんで、入ろうと思ったら、「こちらです」って。「え?」って。「こっちちゃうのか?会場」って思ったら。高輪プリンスホテルで。エスカレーターで2階にピューって上げられて。「ここで待っといてください」って。
岡田ロビン翔子:ふふ(笑)別室に(笑)
明石家さんま:みんなで、サンドウィッチ用意したりして、逃げんように、逃げんようにして(笑)俺が逃げるわけないねんけどやな。何があんのやろって思ったら、全部、吉本にインタビュー終わって。
藤本美貴:はい。
明石家さんま:それ終わったの見計らって、「さんまさん、もう帰っていただいて結構ですから」って言うて。「あれ?インタビューは?」「吉本は、今回、インタビュー断ってるんです」と。
藤本美貴:はい、はい。
明石家さんま:テレビつけたら、吉本全員、インタビュー受けてたんです。藤本美貴:はっはっはっ(笑)「俺だけ受けてない」って(笑)
明石家さんま:カチンときて。その時、紳助がマネージャーの件で、新聞に叩かれた頃だったんです。そのことを言うと思ったらしいんですよ、吉本が。それを恐れて。
藤本美貴:ああ、なるほど。
明石家さんま:もう、俺も50過ぎて大人やねん。
村上ショージ:いや、そんなことないよ。アンタ、大体、要らんことを3つ言うからな。
松本人志さんと違って会社では弱小派閥、というかほぼ独立してるような状況なので冷遇されてるのもあるんですが、本当にいらん事を言うのも事実なので、会社としては当然の対処でしょうか。
ただ触れる事すらしなかったので、考えられる理由としては
①上沼恵美子は関西圏で絶大なコネがあるので、さんまクラスですら触れない方がいいほどヤバい状況になっている。
②上沼恵美子と折り合いが悪いので関わり合いになりたくない。
③M1の責任者ともいえる松本人志への配慮。(もしくはその事に配慮した吉本から最高レベルのかん口令が出た)
のどれかかなと思います。
ダウンタウンととんねるずが、笑っていいともで絡んだときも裏で吉本興業社員の怒号が飛んでいたらしいので、今回も舞台裏では思っている以上に緊張感があるのかもしれません。
一部ではさんまのまんまが上沼恵美子のせいで終わったという話もありますが、さすがにそれはないです。
そもそもさんまのまんまは終わる予定だったところを、島田紳助が復帰するならということで先延ばしにしていただけのようです。
ネットの反応
とろサーモンから上沼恵美子への中傷、相手が明石家さんまなら絶対そんなこと言わないだろうなと容易に想像できる時点でその根は女を軽くみて馬鹿にする女性蔑視なんだよ。あの地位まで行っても上沼恵美子は女性性にまつわるハラスメントを受ける。若い時からさぞやご苦労なさったと思うよ。
— 灯 (@hozukiakari) 2018年12月4日
関西以外の人はいまいちピンと来ないかもしれないけど上沼恵美子って文字通り関西の女帝でさんまや紳助が恐れるレベルの御仁だから暴言吐こうものなら消されても文句は言えないんだよなあ……
— 紺青の極道弁護人 (@kohikohi_nata) 2018年12月5日
立川志らくが酷いだろ。
上沼は伝説の漫才師だから仕方ないよ。
世界を一戦風靡した人。
明石家さんまより格が上なんだから。
上沼恵美子が昔みたいに東京で仕事してたら違う意見なんだろうね。関西テレビの人と結婚して大阪に戻ってから東京の仕事は断り続けてるから仕方ない。— 磁場にゃん (@QJCPCli6XrM3sw6) 2018年12月2日
上沼恵美子はトークの天才やねん。今の若手芸人はさんまや松本や大御所に引き立ててもらってる面白さ。つまり喋りやすいように手加減してもらってるわけや。その手加減なくしてさんまや紳助とガチトークできるって冗談抜きでハンパないやろ?まあ、とろサーモンで笑ってる奴にはわからんやろうけどw
— がっきい (@gakkii11) 2018年12月5日
恐ろしい。上沼恵美子さんは、「さんまのまんま」をやめさせた女やねんぞ。https://t.co/F8pL0hDflg
— 高木ひとし (@hithitcity) 2018年12月4日
さんまさんはリスペクトしてんのよ
上沼さんが御機嫌斜めだったのか、愛なのか、結構突っかかってたから姉さん余裕持ってくれよと
画面ではコレ損するよと思って見てた— popo🌼 (@call_me_popo_) 2018年12月3日
以前“さんまのまんま”のスペシャルで上沼恵美子さんがゲスト出演されて、そこで“お笑いバトル”が繰り広げられたんですけど、爆笑の応酬というより狂気じみた“フリースタイル”。ギリギリのラインで笑いに変えていく掛け合いはすごかったです。そういうのを見てるので今回の審査員コメントは(続く
— waf (@livikuma) 2018年12月6日
今日のヤンタン聞き直してみたけど、やっぱりさんまさんの「吉本側に立つのか上沼さん側に立つのか」の後「俺は知らんねんけど」までの間さんまさんのトークカットされてるね。
相手が上沼恵美子だから、かなり吉本も気を使ってるんだな。#yando— やまとのとまと (@YamatoNoTomato) 2018年12月8日
さんまと松本人志
明石家さんまは唯一松本人志にネガティブな意見を言う先輩なんですよね。
島田紳助や相方浜田雅功さんなど、ネタで腐す人はいますが本質的には絶対的な人物として扱っているのに対し、さんまは「芸人がすべらない話をするのは当たり前」など悪く言う事もあります。
逆に松本人志も「紳助の方が爆発力はある」みたいなことを言ったりと、表向き認め合いつつも根本的にはそりが合わないのがこの二人の関係性だと思ってます。そこにそれぞれの派閥の政治力も合わせて考えると、彼らの水面下での小競り合いは笑いと別の意味でも面白いです。
個人的にはどっちも超一流で甲乙つけがたい尊敬すべき芸人だと思ってます。では。