俳優の佐藤浩市さんが、漫画原作の実写映画「空母いぶき」に出演についてインタビューされたのですが、その際の発言内容があまりに無神経であると問題視されています。好感度の高い俳優さんですが、ネットは大炎上していました。
最初は絶対やりたくない
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体制側に対する抵抗感がある
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「僕がやるならこうがいい」
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優柔不断でクジ運が悪いながらも
答えを導き出す設定に
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ストレスに弱くてお腹を下すキャラにしました
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日本は常に「戦後」でなければ佐藤浩市という体制側の都合で物事全部進んでて草も生えませんな。 pic.twitter.com/oT7bpEJzYc
— ps20xx(5割の壁) (@ps20xx) 2019年5月12日
佐藤浩市さんが演じたのは、「空母いぶき」主要人物の一人垂水慶一郎。日本の総理大臣の役です。
以下発言内容
「最初は絶対やりたくないと思いました(笑)。いわゆる体制側の立場を演じることに対する抵抗感が、まだ僕らの世代の役者には残ってるんですね」 「彼(首相)はストレスに弱くて、すぐにお腹を下してしまうっていう設定にしてもらったんです」
体制側を演じる事に抵抗があったまでは良かったのですが、一時安倍首相が苦しんでいた「潰瘍性大腸炎」を想起させる、すぐにトイレに行くようなお腹が緩いキャラクターにしてもらったという設定変更の部分が問題視されています。
佐藤浩市さん本人的には、リアリティを出しつつ時事ネタで体制を皮肉ったつもりだったのかもしれませんが、「潰瘍性大腸炎」は厚生労働省に難病指定されるほどの辛い病気なので、さすがにこれは配慮が足りなかったと言われても仕方がありません。
百田尚樹ら政治評論家激怒
当然ながら主に保守的な層の政治評論家などがかなり怒っていました。後ほど世論を見ながらリベラルな政治家から佐藤浩市への擁護意見が出てくるかもしれません。
「空母いぶき」の原作は素晴らしい!
しかし映画化では、中国軍が謎の国に変えられているらしい。それだけでも不快だったのに、「下痢する弱い首相にしてくれ」という一役者の要求に、脚本をそう変えたと聞いて、もう絶対に観ないときめた。— 百田尚樹 (@hyakutanaoki) 2019年5月12日
佐藤浩市氏はロバート・デ・ニーロみたいにふるまいたかったのかな。デ・ニーロの反トランプもカッコ悪かったけど、役を受けておいて、他人の持病(しかも難病)を揶揄し脚本書き換えさせて「反体制」した気になるなんて激しくカッコ悪い。というか、あの役、他の役者さんのほうがはまったと思うけど。
— 有本 香 Kaori Arimoto (@arimoto_kaori) 2019年5月12日
佐藤浩市に心底がっかり。いい役者だと思っていたのに。「空母いぶき」で首相役を務めた佐藤、「最初は絶対にやりたくないと思いました。ストレスに弱く、すぐにお腹を下してしまうという設定にしてもらった」。明らかに安倍総理のこと。病気への配慮もなく、最低。百田さんが「三流役者が!」と激怒。
— 加藤清隆(政治評論家) (@jda1BekUDve1ccx) 2019年5月12日
「空母いぶき」の佐藤浩市発言について、産経・阿比留記者は「発言に白け、映画への関心を失った」。私も行こうかどうか迷っている。抗議の意味で行かないか、観て自分の番組で徹底批判するか。それにしても故津川雅彦さんが「役者はほとんど左翼」と言っていたが、佐藤もこの類いだったか…。
— 加藤清隆(政治評論家) (@jda1BekUDve1ccx) 2019年5月12日
『空母いぶき』を見にいくのを楽しみにしていた。愛読しているVoice で、西島秀俊さんの映画に関するインタビューを読んだからだ。ところが、佐藤浩市という俳優の方が安倍総理の持病を茶化すように筋書を変えたという話を聞いた。幻滅だ。わざわざ障害者や病人を馬鹿にする映画を観ても仕方ない。
— 岩田温@『偽善者の見破り方』予約受付中! (@iwata910) 2019年5月12日
有本香さん、岩田温さん、加藤清隆さんらが批判しています。
佐藤浩市に理解を示す声も
中には佐藤浩市の役者魂に理解をい示す方々もいました。
別にいいんじゃないですか。
逆に何の問題があるというのか。— おだんごぱん (@UY1Rve5Vqv41sLb) 2019年5月13日
別にいいと思う
安倍さんだって言いたい放題だから、それにしても隣のばあさんうるさい、ここは病院だぞ🏥😡— ヒグマん (@41238531732) 2019年5月13日
素晴らしい!役所は、ハリウッドでも、時の政権には批判的!言論、表現の自由を奪う安倍晋三を揶揄するのは当たり前!吉本興業みたいにおもねる方が情けない!
— News-watcher-ON (@momomama5550) 2019年5月12日
アベを皮肉る事の何がダメなんだ?
— ミュー(主に競馬中心) (@taka_keibalove) 2019年5月13日
何故?批判が?首相は完璧人間
では無い!人間味を求めるとこうなる
のでは?批判の方向性が理解不能。— FALCO (@Rockmeamadeus3) 2019年5月12日
ええやん!そういう設定にして演じただけやねんから。
何があかんねん。— トミーウルフ@虐待サバイバー (@W7adr8tFvzD2ISm) 2019年5月12日
佐藤浩市への批判
ネットでは佐藤浩市バッシングが展開されていました。
映画化楽しみでしたが、設定が変えられて、見る気失いました。おまけに彼のこの発言許せません。
— モホロビッチ不連続麺 (@furenzoku2017) 2019年5月12日
私は安倍総理を支持しませんが、これは批判されても致し方ないですね。批判すると貶すの違いが分かってない訳ですし。
— てぃけ #ABEisbunker #IamnotABE (@TK074HAKUTAKA) 2019年5月12日
佐藤浩市さんが政治的にどのような立場をとろうが問題ないが「個人の病気を揶揄してスクリーンにのせてしまう」という結果が「人としてどうなのか」ってのはちょっと考えたほうがいいとは思う。
— もへもへ (@gerogeroR) 2019年5月12日
私も潰瘍性大腸炎患っております。毎日多量の投薬でなんとか普段の生活と仕事を続けられておりますが、トイレがそばにない状況での長時間拘束は恐怖でしかありません…。
安倍首相ほどの激務の方がこの病と数十年闘っておられるのです。
佐藤浩市さん、好きな役者さんでした。悲しいですね… ´д` ;— しげぞう (@shige_0206) 2019年5月12日
見た目が良い男が難しい顔して黙ってると、不思議と「思慮深い人」に見えるけど、「喋らせると実はバカだった」ということがあります。
佐藤浩市です。
— kenken (@ihopeheshappy) 2019年5月12日
ちょっと配慮が足りないよね。
潰瘍性大腸炎は本当に大変な病気で母がそうだった。母は治験で運良く助かったが…亡くなる人も多かったと思う。難病とは言え部屋代までは援助してもらえないのに病状から個室扱いで父も大変だったと思う。30年前だけどね。— jun (@SweetSeasonJ) 2019年5月13日
最低😡
楽しみにしてた映画だけど、安部さん批判(反体制世代?同じ年頃だが、そんな思想世代知らない)、自衛隊の非協力(リアリズムなし)により、見ないことにしました👺
佐藤浩市のいいかこしい(反体制がかっこいいと勘違いしてますが=高学歴に多いように推察)のお陰で、製作会社大損こ来そうですネ— mattun (@MstaStand) 2019年5月12日
本田翼も出てるし、CM見ておもしろそうだなと思って映画を見に行こうと思ってたが、この病気で大変な思いをしている親族いるので、見る気が完全に失せた。
こんなに映画を見る意欲が急激に薄れるのは初めてだな。— すーさん@船橋Subie (@Soosan_SFG) 2019年5月13日
『空母いぶき』は少し興味があったのですが、総理と同じ難病で苦しむ人をも侮蔑するような発言は、政治信条を抜きにして受け入れ難い。
佐藤浩市さん、事前に教えてくれてありがとうございます。映画を見に行くのは取りやめますし、地上波放映も見ることはないでしょう。
原作が良いだけに残念です。— mugwort (@mugwortlab) 2019年5月13日
日本が10年かけて建造する艦船を1年で建造するペースの中国海軍
この異常な軍拡に少しでも危機感を持ってもらえる良い機会だったのにな— Beruku (@Ninberu) 2019年5月13日
マンガは、面白いのにね(^^)
こんなくだらない役者と監督のせいで見る気にならなくなりました!— オジー (@dnbRf4DMEeC1jwx) 2019年5月12日
昔から、難癖つける俳優でしたね。
上映前のプロモーション時期にこの発言。
ありえませんね。— ペヤング (@867264NfrHL84G2) 2019年5月12日
佐藤浩市、松尾貴史、いとうせいこう、久保田利伸・・・みんな同世代。実際、子供のころネットなんてない時代、テレビにかじりついて学生運動をカッコいいと思い、学校ではストをやってる先生から自由はいいと教えられ・・・そりゃそうなるわな。
— KEISUKE (@onjionji) 2019年5月12日
私は安倍総理を支持しませんが、これは批判されても致し方ないですね。批判すると貶すの違いが分かってない訳ですし。
— てぃけ #ABEisbunker #IamnotABE (@TK074HAKUTAKA) 2019年5月12日
潰瘍性大腸炎は大変な病気
馴染みがない病気ですが、酷いと人工肛門になってしまうような深刻な病気です。
いぶき楽しみにしてたから佐藤浩市さんにはちょっとがっかり…。
潰瘍性大腸炎だった友人は、常に腸が落ち着かないと言って毎日おむつしてたし、激痛でたまにトイレで意識を失っていた。
私達が知っているただのお腹痛いじゃないんだよ…
政治家なら病気も馬鹿にしてもいいみたいな感じやめてほしい。— ベルガモット (@bergamot_11201) 2019年5月12日
以前フジテレビの「とくダネ!」内で、安倍首相に対して「お腹痛くなっちゃって辞めちゃった」と潰瘍性大腸炎に対する理解の低さを露呈するコメンテーターがいました。
その時も炎上していたんですが、佐藤浩市さんは病気だけでなく、騒動もしらなかったのか、似たような炎上騒動となってしまいそうです。
ちなみに公開される「空母いぶき」ではこれ以外にも、中国軍が謎の国になっていたりと、一部設定変更があるようです。興味ある方は劇場に足を運んでは如何でしょうか。原作自体は面白い作品です。