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佐藤浩市批判は間違い?香山リカウーマン村本ら「空母いぶき」安倍首相騒動を擁護

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軽率な発言により、安倍首相の「潰瘍性大腸炎」を揶揄してしまったとして保守派などにより猛烈に批判されている俳優の佐藤浩市さんですが、今回は彼を擁護するリベラル派の芸能人達を中心に紹介します。

ビッグコミックで連載されている「空母いぶき」出演に際してのインタビューで、演じる総理を「ストレスに弱くてお腹を下すキャラにしました」と発言、安倍首相の病気を想起させてしまいました。

発言そのものもさることながら、「抵抗あるくせに結局金欲しくて映画に出るんかい」「名作漫画を浅い見識で改変するな」といった批判もありました。とはいえまあ今回の問題の本質は「難病を揶揄したかどうか」の点だと個人的には考えています。(私的には完全にアウト)

ネットでも佐藤浩市に批判的な意見も多かったようですが、擁護派、あるいは擁護を超えて批判した百田尚樹さんらを逆に批判するかのような意見も多くありました。

 

佐藤浩市を擁護した芸能人たち

ウーマン村本さんや、ラサール石井さんなどは百田尚樹さんを痛烈に批判していました。

ウーマン村本大輔

村本大輔はまだ高須院長に対してネチネチいってますね。そちらにも驚きました。村本大輔さんに信念があるのは分かりますが、知識がついてきていないので度々論破されてしまい、引くに引けなくなっているようにも見えます。

漫才は面白いと思いますが、フリートークの才能は感じないので本人なりにもがいて今の姿になったのかもしれません。ツイッターはもはや炎上狙いの発言しかバズってくれない苦しい状況です。

香山リカ

佐藤浩市さんが出演しているCMの降板騒動にもなっているので、それらの商品を買って支援しようというさすが行動派の香山リカといった擁護行動に出ていました。

黒沢年雄

ベテラン俳優の黒沢年雄さんも佐藤浩市さんを擁護していました。

「作家の百田尚樹さん、僕は貴方の本のフアンです。佐藤君を大目に見てやって下さい…」

「安倍総理は、佐藤君の、小馬鹿にしたと、取られ易い言葉等何とも思っていないと思います」

「世界各国を見て来た僕から見て、日本は最高の国です。安倍総理・日本の為、国民の為に頑張って頂きありがとうございまーす」

最後の「ありがとうございまーす」に引っかかっている人が多かったですが、村本大輔と違い、このぐらいのマイルドな発言だと主張が頭に入ってきやすいです。日頃の佐藤浩市さんの人となりを知っているからこその擁護意見だと思います。

ラサール石井

ラサール石井さんはかつて浅田真央さんに対し、「エッチしなきゃキムヨナに勝てない」といったとんでもない発言をしていましたので、かなり奔放な基準をお持ちなのかもしれません。

佐藤浩市が三流役者か否かですが、百田尚樹氏は人間性や映画興行に迷惑をかけてしまったことなど総合的にみて三流役者といったんでしょうが、ラサール石井は演技という観点のみでの反論なので、あまりかみ合っていない気がします。演技力は確かに素晴らしいものがあると思います。

青木理

元ソウル特派員のジャーナリストの方です。

「仮にバカにしたり揶揄したりしとして、なんでこんなに批判されなくちゃいけないんだろう
むしろ、政治、政治家に対する風刺であったりメディアであったり芸能であったり本来あるべきものですよね。
安倍さんをバカにするのは許さんというふうになって
表現の幅や可能性がどんどん無くなってしまう。無くならないと思うけど、そっちの方が恐い」

病気の事に触れていないので論点は少しズレています。擁護したいものの、「潰瘍性大腸炎」揶揄の件は触れたくはないというやや腰の引けたスタンスです。

玉川徹

この類の騒動の常連ともいえる玉川徹さんも参戦していました。

「安倍応援団が何故か騒いで怒っている…ただそれだけの話」

「僕は原作をずっと読んでて、映画になるのか、また国主義的な映画になるんだったら嫌だなぁと思ってたんだけど、佐藤さんがああいう思いでこの映画を作ったなら逆に観たくなりました。僕はかえって観ます」

いつも通りの玉川徹さんといった感じです。

前田有一

映画評論家の方です。

「芸術では権力者を皮肉ることはよくある。映画の中で権力者を風刺したら批判されること自体、日本における芸術文化の未熟さを露呈しているのではないか。加えて、同作の中に『お腹が弱い』という設定をことさらに強調するシーンはありません。多くの人は作品を見ていないので、佐藤さんを叩くことが目的化しているのでしょう」

著名人の中では最も論理的な擁護意見だと感じました。

正しいかどうかはさてき、問題にもきちんと言及していますし、映画など芸術に体制批判の風刺はつきものであるという意見は理解できます。

 

小林よしのり

AKB48大好きの漫画家小林よしのりさんの意見。

佐藤浩市は映画の総理役で、おなかをこわすキャラにしてもらったと言ったら、安倍首相を揶揄しているからダメとか、同じ病気の人を傷つけるとか、ネトウヨどもがギャーコラネットで騒いでいるらしい。

わしは佐藤浩市を「三流役者」とは思わない。 権力に対する批判精神を持っているのは立派なことだ。権力に追従する人間と、権力と戦う人間なら、権力と戦う人間の方が上質だと思っている。

権力を揶揄する精神がバッシングされる国は、全体主義の国であり、独裁国家である。 ネトウヨは中国や北朝鮮が大好きなのだろう。

(小林よしのりさんのブログhttps://blogos.com/article/376963/より)

よく体制批判を「権力に対する批判」という意見がありますが、今の日本のテレビメディアの中での与党批判は、むしろ権力にすり寄っているとも言えるので、小林よしのりのいう全体主義といえるのかどうかは難しい問題です。

 

村本大輔ファンは悲壮

大阪時代は今と違って純粋にお笑い芸で勝負していたと嘆いているファンもいました。

ネットの擁護意見

ネットの批判的な意見

佐藤浩市CM降板騒動

香山リカさんの項でも触れましたが、佐藤浩市さんが現在出演しているCM3社へクレームが入っている状況だそうです。騒動が沈静化しなければ降板になってしまう可能性もありそうです。

佐藤浩市さんの発言は私の中では謝罪案件ですが、CMを降板するほどの失言かというとそこまでではないような気もしています。今の世の中は何かミスがあると全力で叩かれてしまうので、ここは少し恐ろしくなってしまいます。

お父さんの三國連太郎さんも有名でしたが、実力で売れた稀有な二世俳優だと思います。それだけに今回の騒動でここまで騒がれてしまって残念ですね。舞台挨拶などにも今は参加せず雲隠れしているようなので、様子を見ながら鎮静化しなければ「そういう意図ではなかった」と謝罪するのが定番の展開かなと思います。以上佐藤浩市さん擁護派についてでした。










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