大阪にあるデパート「大丸梅田店」にて一部女性従業員が生理中であるとお知らせする『生理バッジ』をつけて接客の仕事をしていたことで炎上が続いています。
生理に対する理解を深めるための試みのようでですが「客が知ってどうするの」「完全にセクハラ」と失敗に終わってしまった生理バッジ騒動についてまとめて紹介します。
【店員の生理バッジ話題 狙いは】https://t.co/IyfxBzbnhg
大阪の百貨店の一部売場で生理中の女性スタッフが「生理バッジ」を胸に着けて接客を行っている。バッジをつけるか否かはスタッフ個人の判断で、批判の声もある。なぜ取り組みを始めたのか、担当者への取材報告。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2019年11月25日
報道によると、男性側からの提案ではなく、あくまで女性店員側の希望があれば生理バッジをつけていたとのことで、男性上司からの強要によるセクハラの要素は一応はないとされています。(女性従業員はおよそ500人)
といっても上層部の意志も介入していれば、希望しないといけない空気になっていた可能性も考えてしまいます。以下公式HPで公表されている大丸松坂屋百貨店の役員一覧。
好本 達也
加藤 俊樹
澤田 太郎
石井 康雄
佐藤 りえ子
堤 啓之
森井 進
松田 弘一
香川 曉子
清原 克彦
大登 正志
太田 征男
執行役員
忠津 剛光
西阪 義晴
今津 貴博
松原 亜希子
北川 公彦
冨士 ひろ子
岡 裕之
小山 真人
吉川 辰司
小宅 祥広
ほとんど男性でした。また仮に女性従業員がセクハラと感じていなかったとしても、客側がそう感じてしまう可能性がありますし、閉経し生理が来なくなった中高年の女性店員もネガティブな感情を抱くかもしれません。
今回の生理バッジ事件は、企業ができもしないポリコレ意識を高めたことが裏目に出てしまい、完全に失敗してしまった感があります。
専門家と女性従業員は好意的
専門家といっても何のことやらですが、田中ひかるさんなる生理用品およびその時代背景に精通している社会学の専門家がいるようです。田中ひかるさん曰く、
「試験的な導入ということで、結局廃止になってしまうかもしれないが、生理を語る議論を起こすために一石を投じた意義はあると思う」
として今回の件を好意的に捉えているようでした。確かにもっと適切なやり方であれば定着するかもしれません。
また女性従業員もこの取り組みを好意的に捉えていました。
「生理の話を職場の人とできるようになったことが大きな一歩だと思う」
「同性同士で話すことで、ポジティブな雰囲気で盛り上がれた」
上司や会社に気を使った建前でなければ、大丸百貨店内では問題はないのかもしれません。
生理への理解を深める動き
女性の生理は辛い上に他人には言いにくい問題を抱えているので、女性が恥じることなくオープンにする動きを感じます。
生理って言えない
「生理だと語れない」、そのことについて「語ろう」という動きが広まっています。色々な意見があるけれど、あの時期のつらさをわかりあうことは大切です。https://t.co/bFB3blcoYr
— NHK生活・防災 (@nhk_seikatsu) 2019年11月26日
生理ちゃんの単行本第2弾が
7月12日(金)に発売です
よろしくお願いします!第23回手塚治虫文化賞短編賞受賞
映画(主演:二階堂ふみ)2019年公開
描き下ろしマンガ「がんばれ!童貞くん」も収録
「生理ちゃん」2日目ぬいぐるみ付きhttps://t.co/vfIHmqssWb pic.twitter.com/Mv4hJf1zwQ
— 小山健 (@koyapu) 2019年6月26日
「生理ちゃん」なるキャラクターもどうせ迷走してんだろと思いきや、プチヒットしていて二階堂ふみさん主演で映画化もされるそうです。個人的には理解不能ですが、ウケているということは好意的に受け入れられているのでしょう。「がんばれ!童貞くん」もヒット中です。
ちなみに今回の大丸梅田店はアプリと協業し生理の周期を「ブルー期(生理中)」「キラキラ期(生理後)」「ゆらゆら期(不安定な時期)」「どんより期(生理前)」と定義づけています。男の私はまったく意識していなかったので、ここは一つ勉強になりました。
ネットの反応まとめ
批判的な意見がほとんどでした。
生理バッジも引くけど個人的にキラキラ期とかどんより期って言い方がまず無理。いろんな意味で美化しすぎだよ。
同じように男性もムラムラ期とかスーパー賢者タイム期とか性欲皆無期とかのバッジ付けてくれる?近づかないように出来るし。— さなぎ@娘7y&息子1y4m (@sssanagi) 2019年11月22日
男の子の日の場合はどうしたらいいんでしょうか?
— paxinox (@ALpaxinox) 2019年11月25日
日本ってばかなの?
生理バッチとかなに?
なんでもかんでもマーク作れば良い訳じゃないでしょ。マタニティマークだって海外の人からしたら「なんで?マーク無かったら優しくしないの?」って疑問に思われてるし。マークを作る前に理解が深まる教育とか休養制度とか見直したら?日本人マヌケかよ。— ごミ担当 (@__MENNhERAchan) 2019年11月25日
これ!
意味が分かりません!
客には 全然 関係ない事では?
お知らせされても‼️ですよね?店員さんが体調悪いから
客は気を使わないとダメなの?
なんなの?
なんの お知らせ?— はる (@haru470210) 2019年11月25日
生理です。って言う必要ある?
そもそも接客する側が生理であってもお客様にはどうする事もできない。不手際があっても優しく許してねって事?
オープンにする時と場所が全く違う気がする。— ジュリアン (@seanlennon0519) 2019年11月25日
記事中には詳しく書かれていませんが、生理バッチは女性店員からの提案で、複数の女性店員を含めた会議を経て採用されています。また、特定のフロアの店員さんだけが付け、それも任意です。
— なかさと@ももクリ大阪 (@nakasatokenji) 2019年11月25日
それをつけてることを見てしまったらお買い物に行っても気遣ってラフな気持ちで楽しめないなあ…
昨今生理は恥ずかしいものじゃない!と生理を袋に入れず商品をそのまま持ち帰るとかいろんな取り組みがあるみたいだけど他人に生理とか知られたくないし生理用品買うときにレジが男性だと恥ずかしい…— かなかな (@rifuty) 2019年11月25日
多分、みんなが言うように店員が生理だから気をつかってくれ、ってお客に言いたいわけじゃなく、バッジがきっかけで言いづらい悩み等を引き出せたら、というのが趣旨なのだろう
理解はできるが、着けろと言われたら出来ないかな
私は生理だって友達にすら気恥ずかしくて言えないタイプだから— reon (@reon_____6) 2019年11月25日
バッジ着ける必要あるのか?
「体調悪そうだけど?」
「生理中なんです」
「じゃ、無理せず程々にね」
て、普通に会話すればいいじゃん。
と思ってしまう。なによりもこのキャラがあまり好きではない。
— うっき~ (@everblue1970) 2019年11月25日
え? どう考えてもまともじゃないことを、なんで当たり前みたいに落ち着き払って語ってるの? 前提が間違っちゃってんだからさ。
— 松本留五郎 (@sijakudaisuki) 2019年11月25日
「店員同士だけが判る」ような表示で良いんじゃないかなぁ?
問題は働く女性が「働きやすくする」のが
目的であって
客側には関係無いからね😅— まさゆき (@MASAYUK06782663) 2019年11月25日
という感じなのでこの取り組みはそのうち終了しそうです。