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首里城火災は沖縄県の責任か 琉球新報は反論「国の管理で防火設備撤去」

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首里城が燃えたのは誰の責任か。

沖縄県の世界遺産首里城が火災により正殿と北殿、南殿と中に置いていた文化財がが全焼してしまいました。厳密にいうと世界遺産に指定されているのは首里城跡ではありますが大損失には違いありません。

首里城の管理責任が国から沖縄県に移った直後だったため、これは県の責任ではないかという声が玉城デニー知事に向けられているようです。一方設備を撤去した国が悪いという反論もあります。一体だれが悪いのでしょうか。

まず火元の場所についてはある程度目星がついていますが、根本的な原因についてははっきりしていません。(場所は正殿北側あたりが火元と警備員の証言や監視カメラなどから明らかになっています)

とはいえ、仮に誰かが放火した、完全な第三者による不注意で燃えたことが火災の物理的な原因であっても、それらの外的要因から文化遺産を守り、火災の際には火が燃え広がらないよう対策する責任が管理者にはあります。そしてどうやらその管理者としての責任は沖縄県にあったようです。

 

2019年2月に沖縄県に委譲された管理責任

地元の琉球新報が報じていた記事です。

※一つ注釈ですが、「琉球新報」は「沖縄タイムス」と並ぶリベラル思想の新聞社です。管理責任が移った2月時点での記事ですので、県の責任を糾弾する目的の記事ではありません。県が国に「国有財産使用料」を支払わなければいけないという、安倍首相にとってネガティブな情報を伝える当時の記事が、少し裏目に出て今回のソースとなった次第です。

管理責任が移譲された後には、それまで国が原則禁止にしていた城内でのイベントが解禁に、城内の電源も使うようになったとの情報もあり、沖縄県や県が指定していた「沖縄美ら島財団の」、そして玉城デニー知事の責任能力を問う声が上がっています。(「首里城祭」は国の管理体制下でも許可されていました」

スプリクラーも設置されておらず、その防火体制はかなり杜撰であったようでです。

 

「国の責任」琉球新報反撃の狼煙

管理権利が委譲される前に、国が防火設備の一部を撤去したため、首里城が燃えたのは国の責任であるかのニュアンスの記事を琉球新報が報じています。

但しよくよく読んでみると撤去された防火設備というのは5基あるうち1基の「放水銃」ということなので若干無理のある主張のように思いました。沖縄県民は何を思うのでしょうか。

 

玉城デニーは韓国へ

現在は帰国されていますが、韓国で沖縄旅行などをPRされていたようです。与党が対立候補に推していた佐喜真淳氏を選挙で破ったのが玉城デニー氏ですので、基本的に保守層とは対立関係にあります。

 

何でも政治に結び付けるなという意見も

佐々木俊尚氏はネトウヨとネトサヨの極端な思考回路について苦言を呈していました。一理ありますが都合が悪いときにだけ政治に結び付けるのはやめようというよくある論法でもあります。

 

沖縄県の責任であるという意見

まずは沖縄県、玉城デニー知事に批判的な声から。

 

国、安倍首相への批判も

管理責任の件だけでなく、首里城ではなくラグビーを優先したツイートを繰り返す安倍首相にも批判がありました

首里城再建にかかる費用

前回の復元では33年で240億円かかったそうです。復元してもらう業者などは以前と同じところもでてくるでしょうから、また同じことをやるのかという精神的な負担もありそうです。そしてオリンピックのマラソン会場問題のように、この費用を県と国がどの比率で負担し合うのか、何よりも美しい首里城の再建のため、それら大人同士の汚い問題を解決する必要がありそうです。










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