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ソンフンミンのファウルでゴメス骨折「オーリエが悪い」ツイッタートレンドの怪

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トッテナムに所属する韓国人代表FWソンフンミンが、対戦相手エバートンのアンドレ・ゴメスに対し、試合終盤に後ろからスライディングを行い骨折させてしまいました。

ソンフンミンだけでなくトッテナムのセルジュ・オーリエもこの事故に関与しており、果たして誰が悪いのかちょっとした論争になっています。

敵味方ともに折れたゴメスの足を見て頭を抱えていました。

ソンフンミンの反応を見るに故意ではないはずです。直前にゴメスから肘打ちを食らっており、報復の意図はあったものの、ここまでやるつもりはなかったといったというのが実情だと思っています。(報復自体はそんな珍しい話でもありません。まあもっとうまくやるべきでしたが。)

 

セルジュ・オーリエの責任は

ゴメスが骨折するまでにはソンフンミンだけでなくオーリエも関与しています。というか物理的な原因はオーリエが最終的にゴメスの足を踏んだことです。

ソンフンミンが後ろからスライディング

ゴメスが避け進路が変わる

オーリエが足を踏んでしまう

骨折

というような流れでしょうか。私の解釈ではオーリエにとっては巻き沿い事故で、意図せずして加害者になってしまった被害者に見えましたが、イギリス内でのツイッタートレンドでは、ゴメスが1位、オーリエが3位、ソンフンミンは圏外となっていたので、イングランドなどではゴメスの骨折はどちらかというとオーリエの責任ということになっているのかもしれません。

(ソンフンミンは英語表記と別にハングル表記もあり検索され難い事情もありますので、実際のところはまだ分からないです)

 

ソンフンミンはどの程度悪いのか

スライディングの場面を見ましたが、足裏はそこまで見せていません。ゴメスには心底同情しますが、個人的には本来レッドカードに該当するようなプレイにすら見えませんでした。

といっても審判の誤審といっているわけでも、ソンフンミンを庇っているわけではありません。審判には試合をコントロールする義務があるのでその範疇という考えです。(ルールブック上は帳尻合わせや空気を読んだ裁定はNGですが、現場レベルでは今のところまかり通っている権限)

あとはファウル単体はそこまで悪質ではないですが、動機は報復の可能性が高く、恐らくはゴメスもそれを理解しているでしょう。遺恨を残すようなファウルであったことは間違いありません。

以前マンUのロイキーンが報復タックルでハーランドを実質再起不能に追い込んでしまい結構問題になったことがあります。同じ轍を踏まないためにも、まずはゴメスに無事完治してもらい復活して欲しいところです。

 

ソンフンミン擁護派の意見

まずはソンフンミンを庇うような意見から。

ソンフンミンや韓国は悪いという意見

ソンフンミン擁護とちょうど半々という体感です。

韓国差別はやめろ関連のツイート

差別は悪いですし全面的に反対ですが、私が見た限りではこの件を韓国差別に結び付けているツイートはかなり少数でした。どちらかというと「この件は韓国問題と別だろ」という先手を打ったかのような人権派の意見のほうが目立ちました。

この手の現象はネット社会特有の現象で人権問題に限った話じゃないですね。例えば芸能人であれば、SNSに届いたたった一つの批判コメントを引き合いにだして大げさに反論する光景をよく目にします。(といっても確かに差別は良くないですし少数ながら差別的なツイートもあるにはありました。)

政治とスポーツを切り分けてくれ問題ですが、これは正論ですが、以前に朴鍾佑(パク・チョンウ)選手が竹島問題をピッチに持ち込んだりしていたので、どちらかというと韓国側に順守して欲しい話でもあります。

まあ一つ言えることはソンフンミンはそんなに悪い人間ではないです。外国での生活が長くトッププレイヤーでもあるので、今更プッツンしてキャリアを棒に振るようなメンタリティではないはずで、不運が重なってしまった結果でしょうか。とにかくまずはゴメス選手の完治を祈っております。

ゴメスの怪我は誰が悪いのか









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