ゲームセンターで「太鼓の達人」を窃盗した男子高校生の3人が出頭し、書類送検されていた事が分かりました。
事件があったのは愛知県のヨシヅヤ師勝店。窃盗後はゴールデンウィークということもあって被害額は数十万から100万円近くになるとも言われていました。民事裁判でどうなるかは分かりませんが、書類送検のため犯人の高校生達に前科がつく可能性はほぼ無くなりました。
【独自】高校生3人が出頭 書類送検へ 「太鼓の達人」窃盗
愛知県のゲームセンターで4月、人気ゲーム「太鼓の達人」の太鼓が盗まれた事件で、男子高校生3人が事件への関与を認め、出頭していたことがわかった。https://t.co/Cpf31jd84i#FNN pic.twitter.com/PoddVkYTEY
— FNN.jpプライムオンライン (@FNN_News) 2019年5月7日
↑ 分解された太鼓の達人の動画。売るつもりではなく、太鼓の達人が好きでやってしまったということなので、ゲームセンターに返し、被害額などは裏で親が賠償するのかもしれません。
警察としては自首して反省していること、未成年の初犯ということで厳重注意という事でしょう。個人的には過去の事例と比べると妥当な判断かと思いましたが、ネット上では甘いといった厳しい意見も多くありました。
モザイクは必要ない?
ワイドナショーにて松本人志さんなどは、未成年であってもモザイクは必要ないと言っていました。
松本人志 事件報道のモザイク処理に苦言「世の中からモザイクというもの . . . https://t.co/DANTDQkvUd 番組では、4月29日、北名古屋市内のショッピングモール内のゲームコーナーで発生した少年とみられる2人組による人気アーケードゲーム「太鼓の…
— shop7up (@shop7up) 2019年5月5日
その他坂上忍さんもモザイク反対派です。
坂上忍、名古屋の「あおり運転」動画に疑問 危険運転者の顔に「モザイクする必要あるのかな?」 : スポーツ報知 https://t.co/GGeMepDtqL
— 煽り運転撲滅 (@EODrive) 2019年5月7日
犯行の強要の可能性はありますが、それは成人にも言えますし、確かに成人と未成年で差をつける必要はないように思えます。まあテレビ局としては実名など個人情報を報じないという努力義務があるため、面倒ごとを避けるために扱いに差をつけるだけでしょうか。
とはいえ現在はアングラサイトなどもありますので、モザイク無しの動画も出回っており、ネット上から完全に画像や動画のデータを削除するには面倒な手続きが必要になってきます。
ネットの反応
ニュースで管理会社の人だったと思うけどインタビューで用意周到な準備と手際の良さは絶対に初犯では無いって言ってましたしね。
— ショウジ (@decade3rideven1) 2019年5月7日
生涯、映像が残るやねんなぁ
GAME OVER— うずまきナルト (@LegendSummer) 2019年5月5日
ノルマクリア失敗だドン!
— 💭🐼プー大佐の憂鬱🧸💭 (@XS_DOKASU) 2019年5月7日
どこでも防犯カメラある時代なのにネ…
— 🐏ぺぺろん🐏 (@moko_moko77) 2019年5月7日
名前晒した方が今後また同じ過ちしないかもね。
— Dardanelles (@Dardanelles12) 2019年5月7日
すぐ返したっていう所がかわいいけど。
太鼓の達人が入るくらいの大きいウチいいなあ←違う。
こういうのは軽犯罪になるのかな。— 菜樹@なつき (@Tube_Kgm2) 2019年5月7日
取り調べで警察の太鼓持ちでもしたのかな?
処分が甘いねぇ。— 慶KEI (@kei_luxuryguy) 2019年5月7日
いや、あのスピード初犯ではないだろう。
何件かやってないかこれ。— 脱走兵 (@deserter_04) 2019年5月7日
未来の展望が見込めるという事で情状酌量の余地が与えられたのでは?
殺人をしたわけではあるまいし— Sazami (@Gc8impz) 2019年5月7日
太鼓の達人が好きだからって理由つけて
なんかムカつくね
売るつもりだったろうに— さいばーこころちゃん2号 (@FyJrXcrYPoEQNTP) 2019年5月7日
でも、これが公にならなければこの2人は一生逃げ続けるつもりでいただろうな。
そういうのって卑怯じゃないのか?公にならないと犯罪の意識がないなんておかしすぎる。— Like_retro_game. (@n38zh3g) 2019年5月4日
少年法は必要なのか
未成年者の犯罪は原則として家庭裁判所による甘い処分になります。
モザイクの有無以前に、そもそも少年法は必要なのかという論争もあります。特に軽犯罪ではともかくとして、殺人などの重い犯罪で少年法を持ち出されると、被害者側は納得できるはずありません。
※一応現在は以下のように少年法も多少厳しめに改正されています。
2000年:刑事処分の可能年齢が「16歳以上」から「14歳以上」に引き下げ。また、16歳以上の少年が故意の犯罪行為で被害者を死亡させた時は、検察官への逆送が原則となった。
2007年:少年犯罪の凶悪化や低年齢化に対応するため、少年院送致の年齢下限を現行の14歳以上から「おおむね12歳以上」に引き下げ[8]。警察官が触法少年の疑いがある者を発見した場合の任意調査権を明文化し、少年や保護者を呼び出して質問できる権限を明記。
2008年:2004年に成立した犯罪被害者等基本法と整合性をとるため、殺人事件等一定の重大事件において少年の心身に影響がないと判断された場合、被害者が少年審判の傍聴をできる制度を創設。
2014年:18歳未満の少年に対し、無期懲役に代わって言い渡せる有期懲役の上限を、15年から20年に、不定期刑も「5年 - 10年」を「10年 - 15年」に引き上げ。
少年法を悪用する未成年者もいるだけに、この法律がうまく運用されているのか疑問は感じます。
今回の犯罪はいけないことですが、更生の余地はあるでしょうし、初犯であれば世間が甘いと感じるような処分でも止む無しといったところだと思います。以上太鼓の達人の犯人書類送検についてでした。