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ワイルダー対フューリーの判定ドローは妥当?ボクシングヘビー級タイトルマッチ

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アメリカではそこそこの盛り上がりを見せたボクシングヘビー級タイトルマッチ、タイソンフューリー対デオンテイ・ワイルダーが行われました。

オッズではワイルダー有利でしたが、試合前の記事では穴でフューリー勝利を予想してました。中盤までは的中したなと思っていたらダウン2回で分からなくなりました。

ボクシングのビッグマッチは評判倒れで終わる事が多いんですが、かなりいい試合でした。フューリーの挑発やダウンなど見所満載です。ダウンしたほうが直後にコーナーポストに上がってドヤ顔も面白かったです。

判定はドローという再戦ビジネスの事情が透けて見えましたが、採点者の好みで割れる内容ではあったのでこれは仕方ないですかね。

こちらは採点表。

個人的にはフューリー優勢かなと思いましたが、ワイルダーの地元であることや2度明確なダウンを奪われたので「どっちでもOK」状態でもありました。両者無敗レコード継続中だったので安堵したファンも多いでしょう。

 

ダウン動画

こちらは12R、2度目のダウン。失神したかに見えましたがのけ反っていたので返しの左の威力が逃げたのが幸いしました。とはいえそれでもここから何事もなかったかのように立ち上がったのはタフですね。

しかも試合終了後にはライブ始まったばかりのラッパーのようにしゃべり倒していました。(ヘビー級とはいえ体重差20kgも影響したかも)

その元気があったらもっと攻めてればと思ったんですが、「言動はド派手、試合は堅実」というメイウエザーイズムの継承者なので、最後まで自分のスタイルを貫き通しました。

 

現場の採点

フューリー支持が多かったみたいですが、wowowの浜田剛史さんなんかはフューリーを支持していた模様。

現行のシステムに則って機械的にポイントを振って行ったらフューリー有利かなという試合だった気がしますが、ダウン2回で4P差が付くわけで本当に僅差でした。

フューリーの気まぐれ引退さえなければ再戦することでしょう。

 

再戦したらどうなる?

また僅差になる気がします。

ダウンシーン以外は終始フューリーが主導権を握っていましたが、ワイルダーは序盤から目を腫らしていたので、次回それがなければもう少しうまく戦う気がします。

ただ技術は圧倒的にフューリーが上でしたね。

パッキャオのトレーナーをしていたフレディローチが付いているのもありますし、ああ見えて子供の頃からボクシングやっているので基礎技術にかなり差は感じました。イギリスで戦うことになれば更に優勢になりそうです。

対してワイルダーは一発の破壊力ぐらいしか明確なストロングポイントはありませんでしたが、ヘビー級はそれで押し切れたりもするので、緊張感のある試合になりそうです。

あとはフューリーの気分次第ですね。ボクシングの歴史上でも屈指の変わり者なので全く去就が読めません。もう少し踏ん張って欲しいです。

 

ボクシングファンの反応

まとめ

難しい判定のときはドローで良い気がしてきますね。

リングのどの角度から試合を見てるかだけでも印象は変わるみたいですし、今回みたいにベルトがオマケの試合ではドローはかなり効果的な落としどころに感じました。

(通常はベルトが大切なのでドローだと防衛ってことで実質挑戦者の負けみたいなもんですが)

ただ再戦はいいんですが、この二人が潰し合ってる影でアンソニー・ジョシュアがニンマリしてると思うと何か嫌ですね。三すくみでうまくマッチメイクして欲しいです。










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