キンプリことKing&Princeの高橋海人さんが、月刊誌「ベツコミ」で漫画家デビューを果たす事が明らかになりました。ジャニーズファンは称賛していますが、一方で漫画ファンは話題性先行の掲載ではないかと懐疑的なようです。
【キンプリ高橋 漫画家デビュー】https://t.co/7mgNUVUE21
King&Princeの高橋海人が12日発売の月刊漫画誌「ベツコミ」で、ジャニーズ初の少女漫画家デビューを果たす。漫画家への手ほどきを受ける同誌連載を通じてレクチャーを受け、ノウハウを学んできた。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2019年4月4日
こちらが高橋海人さん。とりあえずイケメンであることは間違いないです。
では肝心の漫画のクオリティはどうなんでしょうか。まずは漫画家のルックスが読者やマーケティングに与える影響について考えてみます。
漫画家もルックスは大事
男性読者が多い漫画や、ワンピースやドラゴンボールなど飛びぬけて人気のある漫画には関係ない話かもしれませんが、女性読者が多いと漫画家のルックスは結構影響がある気がします。
かつて「るろうに剣心」という腐女子ホイホイのイケメンが多数登場する面白い漫画があったんですが、作者の和月伸宏先生が以前ジャンプの慣習行事となっていた集合写真表紙で顔出しした途端、読者から「あんな顔の人が描いてるなんて聞いてない」といった不満が上がる現象がありました。
こちらがその当時のジャンプ表紙です。
たしかにちょっと荒俣宏っぽい雰囲気で女性受けしそうなルックスではありません。(ただ現在は割と今風でモテない感じではなかったので、多分この写真の写りが悪かったんだと思います)
少女漫画の読者層はほとんどが女性でしょうし、キンプリ高橋ほどのイケメンが描いているということであれば、間違いなく売り上げには良い影響があるはずです。(こち亀という漫画でも少女漫画の竜千士氷というイケメンの編集者がいました。少女漫画とジャニーズの相性はバッチリなじゃないでしょうか)
まあこの辺は漫画家だけじゃないですよね。音楽もイケメンや美人のほうが圧倒的に得する事が多いですし、ファッションデザイナーなんかもルックスが良い方が多い気がします。
キンプリ高橋海人の画力
というような感じです。
3枚目のデッサンはネームといわれるようなラフ絵ですかね。はっきりいって漫画家としてはヘタな部類だと思います。(本職じゃないので当たり前ですが)ただアシスタントという名のゴーストライターがフォローしてくれると思いますので、誌面ではそれなりの漫画になっているはずです。
これだと商品として成立するレベルの絵になっています。
ゴーストライターというと批判はあるんでしょうけど、「ドラゴン桜」の三田紀房さんは漫画家の分業制を提唱していましたし、ダリだって全部自分で創作していたわけではないです。作業工程を管理していれば、それはその作家の作品といえるので、一概にゴーストライターを全否定するのも違うのかなと思います。
まあ行き過ぎると佐村河内守になってしまうので程度を考えることと、一番大事なのはバレないようにすることです。きっちりと作画担当の人間を抑えておかないと炎上の火種になりかねないです。
主人公のモデルやあらすじ
掲載されるのは、月刊誌「ベツコミ5月号」で、4月12日発売です。
タイトルは
「僕のスーパーラブストーリー!~王子と男子は紙一重!?~」
キンプリ高橋さんは漫画デビューについて、
「夢のよう」
「気付けば本棚が少女漫画でいっぱい」
とコメントされています。
尚今回デビューするために1年間みっちりと修行したそうです。
「僕のスーパーラブストーリー!~王子と男子は紙一重!?~」のあらすじは、恋愛経験ゼロで少女漫画が好きな主人公の高校生が人生で初めて告白するという素敵な物語です。
主人公のモ平野紫耀さんと、あとは岸優太をモデルとしたキャラクターも登場するそうです。ファンは必見ですね。尚今回の読み切り作品だけではなく7月から連載もスタートします。こちらもよろしければご覧ください。連載のほうの主人公は自分をイメージした作品のようです。
キンプリ高橋の人気
3歳息子が自ら熱狂的なキンプリファンに!
平野君と神宮寺君が大好き!
将来キンプリになるらしい!
この動画がキンプリに届いてほしいと願ってる息子でした。
#キンプリ#ジャニーズ#平野紫耀#神宮寺勇太#岸優太#永瀬廉#高橋海斗#岩橋玄樹 pic.twitter.com/7P2qdQCPGR— JUN (@jmns2638) 2019年4月3日
こんな子供もテレビに噛り付いてるぐらいなので、きっと人気があるのでしょう。
ネットの反応
賛否両論といった感じでした。
どうせほとんどがアシスタントに書かせるだけ。
— エアサイキ (@airsaiki) 2019年4月4日
海人くんのたくさんの努力はRIDE ON TIME などで見てきました。真面目に取り組んでた姿はアイドルという肩書きを忘れそうになるほど別人でした。海人くんにパワーを貰ってばかりです。プレッシャーに感じないで楽しんでね😄✨
— ♕yui♛ (@KP15890110) 2019年4月4日
はあ?
また調子乗るじゃん— みーさん3/30セクゾ&ダークヒーロー (@measanreal) 2019年4月4日
手塚治虫「漫画家をなめるな 漫画はハングリーアートだ!!」
って怒ってるぞ
— kuman217 (@kuman217) 2019年4月5日
色々やらせ過ぎるとまたダウンする子が出るよ。
— ♣︎ハム達の園♣︎ (@nineteenhams) 2019年4月4日
本当に今の若い人は多才だよなー。
おばちゃん感心するよ。
ガンバれー✨— 瑛怜 (エイレン) (@eren_gypsy) 2019年4月4日
芸能人の作家活動
キンプリ高橋さんがそうだとは全く思わないですが、一般的に芸能人の作家活動はクオリティが低いことがほとんどです。
これはビートたけしさんの影響なんですかね。
あの人は多才だったので良い映画監督になれましたけど、芸人さんが撮った映画の大半はつまらないです。映画は誤魔化しが利かないですが、絵画などアートの世界はそれらしく仕上げるのが難しくないので参入者も増えてきています。
誤魔化しという意味では漫画は難しいジャンルの作家活動です。
キンプリ高橋さんは1年修行したので立派だと思います。片手間であることは間違いないので、批判もあるでしょう。それは仕方がないです。それでもおつりがくると踏んでの漫画家挑戦ではないでしょうか。紐で縛られていなければ書店で読んでみようと思います。