ボクシングミドル級元世界王者の竹原慎二さんに、協栄ジム(現在は閉鎖か休止かでせめぎあい中)会長の金平桂一郎がかなりお怒りです。
発端となったのは竹原慎二さんが、同じくボクシング元世界王者の渡嘉敷勝男さん、畑山隆則さんと出演しているyoutubeチャンネル内での発言で、それに対する反論を金平会長が自身のチャンネルで展開されていました。
竹原慎二の発言
↑ こちらは『渡嘉敷勝男&竹原慎二&畑山隆則 公式チャンネル』。問題となった動画には畑山隆則さんは出演されていません。
この動画にて・・・
・亀田三兄弟で大成功してから金平会長は勘違いした節がある。金平会長の人が変わった。(亀田興毅と亀田大毅は現役時代協栄ジムに所属)
・協栄ジムの近くにオープンした「竹原慎二&畑山隆則ボクサ・フィットネスジム」を巡って金平会長に挨拶に行った際、1時間近く踏ん反りかえって説教めいた対応を受けた(畑山も同席)
・k1に出ろと執拗に言われていた
・年上の渡嘉敷勝男に対し「トカちゃん」と馴れ馴れしく呼んだ大学生時代の金平会長。渡嘉敷がマジギレしていた。
ちなみにここでいう金平会長とは2代目の金平桂一郎さんを指します(先代の金平正紀さんは父で故人)。
当時の協栄ジムは東京都新宿区大久保、竹原慎二さんらのジムは新宿区新宿という近い距離でした(現在はどちらも移転)。
竹原慎二さんの一部の発言に対し、金平会長が激しく反論しています。
金平会長の反論
金平会長の言い分を要約
・竹原慎二と畑山隆則がジムをオープンする話は、彼らからではなくまずTBSのプロデューサーから聞いた。(それこそ不義理ではないかというニュアンス)
・竹原慎二と畑山隆則があいさつに来たのはジム開きの10日前。
・トカちゃん呼ばわりしてない。言ってたのなら証明してみせろ。仮に言っていたとしても渡嘉敷さんが怒ったということはその場で完結している話。なぜ今更持ち出すのか
・1時間近くの説教はした記憶がないが、されてもおかしくない状況。
・自分は祝儀も渡し、彼らのジム開きで挨拶までした。何故今更そういう話を言うのか。アレが欲しいのか?(竹原がyoutubeでの収益目的であることないこと言っているかのようなニュアンス)
・反論するつもりはなかったが、ネットでずっと言われ続けている。渋々この場を借りて反論。竹原らも何か言いたいことがあるなら言えばいい。(竹原らの発言から3か月ほどたっており筋は通っています。)
・協栄ジムの最寄り駅大久保でビラ配りまでされた。協栄ジム内では注意しようかという声まであったが、自分が止めた。
・昔はジム開きのルールが厳しかった(近くのジムから判子を貰う必要があったようです)。厳しかった規制を解いてまわったのは、公正取引委員会の担当をやった自分。
金平会長としては、竹原と畑山に対し寛容な対応をしたにも関わらず、それが理解されないどころか、むしろ逆に不寛容で尊大な人物像であるかのような話をされたのが、我慢ならなかったように見受けられました。
竹原慎二の反論と謝罪
10分35秒~から金平会長への反論。
畑山隆則さんも参加しています。彼らによると当初はアマチュアのジムだったため挨拶する義理はなく、プロを受け入れることになり挨拶しにいったとのこと。 金平会長はこの混同しているとの言い分です。
現役当時協栄ジムに所属していた渡嘉敷勝男さんに促されると、やや不満そうに竹原慎二さんが一応の謝罪をされていました。
どっちが悪いのか
金平会長の話が事実であれば、竹原慎二さんが謝罪することになるような気がします。竹原慎二さんは発言の節々に金平会長をバカにしている感がありました。
信頼関係があれば問題なしですが、ジムを閉鎖しボクシング界で影響力を失ったから言えているのであれば、少しカッコ悪いです。(ただ竹原さんは亀田興毅の現役時代にきちんと批判していたので、その場のノリで面白おかしくしただけなのかも)
金平会長はシャレが通じないというか、社長業をやっていた割には要領の悪さを感じました。怒る気持ちはわかりますが、軽いジャブのカウンター程度にしておけば、人気者で世間に影響力を持っている畑山竹原両名とコネができたかもしれません。業界で再起を図る金平会長にとってマジギレはいい結果に繋がるとは思えないです。
まあ当人同士にしか分からないこともあるのかもしれません。特に亀田大毅と亀田興毅の現役時代は協栄ジムは業界内で浮いていました。
盛り上げようとしすぎ問題
今は皆こぞってyoutubeを開始してて確かに皆さん面白いんですが、例えば渡嘉敷勝男さんなんかも「井上尚弥が負けたら坊主にする」など、大手だったら炎上してもおかしくないような公約を掲げていました。悪意はないはずですが、人の失敗で売名せんとしているのと同じです。
竹原慎二さんは以前ワイドナショーに出た時も、村田諒太がエンダムに1戦目負けた後の真摯な対応に「自分の評価をあげるため」と失言をしていました。
人をディスって盛り上げる場合は、面白さもそうですが、どの程度までなら許されるのか距離感がとても大事になります。竹原慎二さんは割とその辺を読み誤る印象があります。まあその辺の不器用さが竹原慎二さんの魅力でもあるのですが。
ちなみに渡嘉敷さんとのチャンネルはかなり面白いのでオススメです。