村田諒太選手が見事エマヌエーレ・ブランダムラ選手をKOで下し、日本人史上初のミドル級防衛を果たしました。おめでとうございます。
4コマ漫画
後日追加します。
竹原と村田はどっちが強い?
どっちも凄い選手ですがロマンということで敢えて比べてみます。
村田選手が金メダルをとった段階では私はまだ竹原選手のほうが強いのかなと思っていました。というのも村田選手があのフィジカルで圧倒するスタイルをプロの世界でも外国人相手に押し通せるのか疑問がありました。
今まで重い階級でそんな選手はいなかったですし、スタミナや打たれ強さというやってみなければ分からない要素もプロの世界にはあるので、そう考えていたんですが、プロのタイトルマッチレベルの試合でもフィジカルでゴリ押しできると証明できた今はハッキリ村田選手のほうが強いのかなと思っています。(勿論そこには技術もありますが)
竹原選手はホルヘカストロという偉大な王者に勝った後、ジョッピーという選手に何もできず負けてしまったわけですが、村田がジョッピークラスの相手に何もできないというのは想像できません。勝つと断言はできませんが恐らく試合にはなるでしょう。
とはいえボクシングというのはいくら手札で負けていても試合で負けるとは限りませんので、二人が試合をしたらどうなるかは分かりません。あくまで対戦相手などを基準にして強さを比べてみました。
ただししゃべりは圧倒的に村田選手のほうが上手です。しゃべりに関しては竹原選手のほうがフィジカルごり押しで、じゃあのっていうワードを見つけたのは評価しますが、竹原さんは基本的にはしゃべらない方がいいタイプの人です。(でもそういうボクサーってそれはそれで魅力的だと思います。)
村田はゴロフキンに勝てるのか
試合見てる限りではとてもじゃないけど勝てる気はしません。
ただ単なる素人意見ですし、村田選手はアマからプロに移行する際も、一部で囁かれていたプロのレベルが高いステージでは同じ戦い方はできないといった意見を覆してきたので、やってみたら案外最強クラス相手にもフィジカルごり押しスタイルでやれてしまうような気がしないでもありません。
何よりゴロフキンは若くないので(現に明らかにもう下り坂です)、このまま1~2年ぐらいノラリクラリ防衛戦を重ねていけば、必ずどこかで村田選手とゴロフキンの力が逆転する時期は来ます。それがゴロフキン引退後であれば意味はないですが、そのタイミングがゴロフキン現役中にやってくるのであれば、村田選手は勝てるわけです。
ここでキーとなるのは、村田選手は防衛戦で負けてはいけないってことです。
そこから這い上がることは可能かもしれませんが、恐らくゴロフキンとの戦いには間に合いません。なのである程度勝てる相手を選んで戦うのは将来的にビッグマッチを見越しての選択であれば全然ありだと思います。
そしてゴロフキンに勝てるのかってことよりもっと大事なことが1つあります。
それはそもそもゴロフキンと戦えるのかということです。村田選手は順調に商品価値を高めていってますが、ゴロフキンの対戦相手として相応しい評価になったころにゴロフキンは引退しているのでは意味がありません。
そういう機が熟したころに戦うことができれば勝つことができますし、一気に株を上げることができるはずです。
フィジカルで外国人を圧倒
今までそんな選手いませんでしたからね。日本人が外国人選手の周りをサークリングする光景を見慣れてきたので、こんな重い階級で圧力をかけ続ける日本人が現れたことに驚きです。
勝敗とは別ですがゴロフキンやレミューと戦っても、プレッシャーをかけるのは村田選手になるんじゃないでしょうか。そこに細かい技術はあるんでしょうが、土台となっているのは屈強なフィジカルなので、それがどこまで強豪を苦しめるのか、近い将来それが試されると思うので本当に楽しみです。