2019年度の田中将大には相当期待しています。2018年度のワールドシリーズ優勝チームをポストシーズン開幕前に的中させた私が、今シーズンの田中将大の成績を予想してみたいと思います。
マー君 ヤンキース 田中将大投手 MLB 2019シーズン
登場曲『背番号』 ももいろクローバーZ × GReeeeN(作詞・作曲)#田中将大 #ももクロ pic.twitter.com/Srb1HTrfWD— あっくす (@antprdsnc2011) 2019年3月28日
4月2日現時点では開幕戦は消化しています。現在は5回2/3を投げて防御率は1.59という状況です。(2失点しましたが味方のエラーもあったので自責点は1で済みました。)
オープン戦での好調ぶりを維持したままシーズンに突入しているといえるでしょう。しばらくは好調が続き、夏場頃に一旦不調の波をいくつか乗り越えて、秋にはポストシーズンで大舞台に強い田中将大を見せてくれると、まず全体のペースを予想しています。
田中将大のナックルカーブ
今期からただのカーブではなくナックルカーブを球種に加えました。初戦のオリオールズ戦でも分かり難いですがこのナックルカーブを投げていたようです。
MLBでは近年フライボール革命で打者のスイングが激変しました。当然それに伴って投手側も進化と変化を迫られるのですが、フライボール革命対策の一つのトレンドになりそうな球種がカーブだと言われています。
ですのでナックルカーブという新球種が配球に加わるということは一石二鳥の効果があると思っています。
成績予想
希望を込めて・・・
防御率3点台中盤、180イニング、17勝程度と予想しています。
ヤンキーススタジアムはヒッターズパークなので防御率はあまり期待できませんが、チームが強いのでローテーションを守り切れば田中なら勝ち星はついてくるはずです。
(サイヤングやwarではパークファクターも考慮してくれるので、ヤンスタはそれほど悲観することでもないです。キャリア通算成績で見栄えが悪くなるぐらいですかね。)
ヤンキースの守備はかなり不安ですが、その分打ってくれますしそこは仕方がないですね。この前もセンターガードナーが酷い守備で田中の足を引っ張っていました。まあガードナーの場合あんまり打たないですけどね‥
ただ外野他二人がスタントンとジャッジなので一人ぐらい物足りない打者がいても仕方ないですし、あとはハーパーやトラウト獲得のために外野の枠を1つ開けていたような気もします。二人は無理になってしまいましたが、今後大物の獲得をヤンキースファンとして期待しています。
上記の成績ではサイヤングは厳しいですが、2012年ダルビッシュや岩隈のように絶好調シーズンとなればこれより1段階上の成績は残せるはずで、そこでサイヤング賞のチャンスが見えてきます。
そして田中が絶好調で怪我無くシーズンを終えることという条件ともう一つ、サイヤング賞に向けて必要になってくるのがライバル達の失速です。
田中将大サイヤング賞の条件
能力的に田中将大がナンバー1というわけではないので、ライバル達ががんばってしまうとサイヤング賞は難しいです。
厳密にいうと、田中の格上投手が好調でないこと、同格の投手が絶好調でないこと、格下投手が確変とならないことが条件でしょうか。1.5流ぐらいの投手が運と確変でもってサイヤングを獲得してしまうことは結構あります。
2018年のアリーグはそんな感じでブレイクスネルという投手がバーランダーを抑えてサイヤングをかっさらっていきました。いい投手ではありますが、2018年シーズン終了後に年俸10億程度の5年契約で本人が納得してたぐらいなので、能力的にトップかというと今のところは違うはずです。
2016年のリック・ポーセロも幸運だったと思います。
そんな感じで確変や絶好調モードのライバルがいたら厳しいでしょう。あとはバーランダーなどは明確に田中より上の能力がありますので、彼が好調だった場合もかなり厳しくなってしまいます。
サイヤング賞にはこれらの確率の壁を突破する必要がありますが、楽天時代の2013年24連勝に比べれば高い確率であるはずですので、今の田中の仕上がりを考慮すると期待していいラインかと思います。
バーランダーとクリスセール
バーランダーはアリーグでナンバー1投手といっていいと思いますが、今年で36歳になったのでさすがに年齢の影響がそろそろ出てくるはずです。
(過去にはクレメンスが40歳すぎてサイヤング賞をとったり、ランディジョンソンみたいに40歳近くまで化け物みたいな投手もいましたが、クレメンスは薬物でしょうし、ランディジョンソンは体格が規格外でした。普通はマダックスみたいに30代中盤で衰えが見えてくるはず)
一番怖いのはクリスセールですかね。去年はボストンレッドソックスのポストシーズンを見据えた終盤のローテーション飛ばしもあったので、サイヤング賞を狙うという意味ではかなり不利益を被ってしまいました。
順当にいけば高確率でサイヤング賞候補入りしてくるはずです。(公式サイトでもクリスセールがサイヤング賞の筆頭候補に選ばれていました。)
ダルビッシュは・・・
個人的にはロマンあふれるダルビッシュのほうが好みのタイプではありますが、相当厳しい状況です。もともと制球力がない上に自慢の球のキレも怪我と手術の影響からかかなり衰えていますし、あとはナイーブなタイプに見えるので、復調するにしてもまわりが忘れた頃になってくる気がします。
ダルビッシュに関しては別記事で触れたいですね。とりあえず田中のマー君に関しては期待しています。現役選手では唯一200勝という名球界も射程圏内に入ったのでそっちにも期待しています。