コロナウイルス感染を治療するために必要な、人工呼吸器と病床数が足りていないのではないかと、日本国民に新たな危機感を抱かせています。
本日志村けんさんが死去され多くの日本人が悲しみに暮れましたが、感染が更に拡大し全国的に病床数が確保できない状況になると、上級国民と貧困層とで治療に差が生じ始め、著名人の死に同情するよりもその恵まれた治療環境に抗議するフェーズに突入するかもしれません。
重症患者の増加に備え人工呼吸器メーカーに増産呼びかけ 政府 #nhk_news https://t.co/MoDJU9pQ1J
— NHKニュース (@nhk_news) 2020年3月30日
一応人工呼吸器の増産を日本政府も呼び掛けているようですが、マスク不足問題等で信頼を失っているので今の所心もとないです。
では病床数や人工呼吸器の数や、それらに対する反応など紹介します。
病床数2600 人工呼吸器28000
感染症病床数が約2600、人工呼吸器が約28000程です。
コロナ感染者による使用率は現在45%。ちなみに26日前には36%でしたので、4日で10%近く使用率が上昇したことになります。日本は検査数を抑えている実態があるといわれているので、実質的には既に足りない状況なのかもしれません。
東京、千葉、大阪、神奈川の4都道府県は既にキャパをオーバーしていました。これから先地方に患者を移送する例も出てくるかもしれません。
使用者の外国人率は明らかになっていませんが、人口比でいうと2%程度の外国人率が、コロナ感染者になると3割に跳ね上がっていたので、もしかすると病床も外国人が多く占有しているのではと不安を抱かせます。
小池都知事の緊急記者会見。。
現在500床の受け入れ態勢。都内全体で4000床を目標。軽い場合は自宅や宿泊施設も考えている。医療体制の危機的状況を回避する協力を求める。毎日定時に発生数を公表する。
なんだと。。
病床数の目標以外、何も得られるものがないぞ。。。
— 座間宮ガレイ@新型コロナ後の世界 (@zamamiyagarei) 2020年3月30日
かなり衝撃的なニュース
東京都はコロナ専用病床が既に不足
一般病院に協力要請しながら自転車操業的に収容
陽性が出るとベッド不足で困るから、検査は避けたくなるはずだ
人工呼吸器数やECMA(人工肺装置)の数も24日時点で未把握状態
東京は大阪よりかなり遅れているhttps://t.co/w8wx31tuLS— 古賀茂明@フォーラム4 (@kogashigeaki) 2020年3月29日
患者数の増加に応じた病床等の確保(イメージ) pic.twitter.com/dSzGZGtJbt
— pooh3Mobi (@Pooh3Mobi) 2020年3月30日
3月30日の会見で小池都知事は病床数を4000床に増やすことを目標に掲げていました。東京はオリンピック用のホテルが無用の長物と化しかけているので、感染症病床に流用すればいいとの声もあります。ちなみにこの会見ではマスクを着用していない記者が多数いました。
ニューヨーク州知事の会見は
ニューヨークでは必要病床数を14万と見積もっています。
クオモNY州知事の会見より
今後の感染拡大の予測に基づいて、必要病床数を14万(!)と見積もり。9万近く足りない!
- 既存の病院のキャパシティ向上
- 野戦病院の建設(2段階)
- 海軍病院船
- 大学等の寮の転用
- ホテル等の転用
で必要病床数に近づける!
こんな話をする政治家、日本にいましたっけ? pic.twitter.com/GSGTIWRtXf— Masaki Oshikawa (押川 正毅) (@MasakiOshikawa) 2020年3月28日
ちなみにニューヨーク州の人口は約1900万人、東京都が1400万人です。コロナウイルスに対する危機感と対応にかなり違いを感じます。
病床を削減しようとする日本政府
ね、バカでしょ?この政府
政府、病床削減へ84億円 20年度予算案で病院支援:時事ドットコム https://t.co/jMpiIUZRx9
— YOKO🇺🇸🇮🇹🇨🇳🇪🇸🇩🇪🇫🇷🇮🇷🇬🇧🇨🇭🇳🇱🇧🇪 (@granamoryoko18) 2020年3月30日
コロナ対応に逆行する安倍政権の狂気
いま感染症病床全体の9割以上を公立・公的病院が担っている
↓
440の公立・公的病院の統廃合を進め5年後までに感染症患者を率先して受け入れる病床を20万床減らすための具体化を厚労省が3月4日に指示。2020年度政府予算では病床削減した病院に補助金84億円支出— 井上伸@雑誌KOKKO (@inoueshin0) 2020年3月29日
イタリアの1000人当たりの病床数。
98年―5・8床
07年―4・3床
17年―3・6床
EUによる緊縮政策=医療費削減の押しつけが悲劇的な事態につながった。
日本も他人事ではない。公的・公立病院の統廃合、急性期病床削減路線を、この機会に根本的に見直すべきだ。— 志位和夫 (@shiikazuo) 2020年3月28日
何か事情があるのかもしれません。
ドイツは人工呼吸器増産へ
現在ドイツでは人工呼吸器が通常の2倍のペースで生産されているので、近く人工呼吸器付きのベッドの数は5万床に達する見通し」
— 熊谷 徹 (@ToruKumagai) 2020年3月29日
日本の医療機器メーカーの子会社のNewportが米国政府と契約して安価な人工呼吸器を開発し、それが売れそうになるとCovidienという大企業がNewportを買収。安価な人工呼吸器の生産は止まり、当時から問題視されていた不足は解消しなかったとNYT。 https://t.co/VDF50RGJIg
— Kazuto Suzuki (@KS_1013) 2020年3月29日
旭化成は25倍https://t.co/q9SkM9GynD https://t.co/gWBHowEo7c
— Iron Mask (@nightflight919) 2020年3月30日
日本では旭化成などが人工呼吸器増産に向けて始動しています。
台湾は数少ないコロナ対策成功国
今回、新型コロナウイルス対策で「最もうまく対応したのが台湾」というのは、麻生副総理の言を待つまでもなく衆目の一致するところだと思うけれど、それは中国のイジメにより台湾がWHO(世界保健機構)から排除されているという点も大きかった。WHOという国際組織が存在する以上、加盟国はWHOを
— 遠子先輩 (@murrhauser) 2020年3月29日
アメリカや欧州、日本がコロナウイルスでパンデミックに陥っている中、台湾は比較的うまく抑えられているようです。1月時点で安倍首相が中国から入国禁止にしていれば日本にもこの明るい未来があった可能性はあります。もう時すでに遅しなので身をゆだねるしかありません。
ネットの反応まとめ
ギリギリ間に合うようにと、掃除機のダイソンみたいなところまで加わって、必死に人工呼吸器を増産、医療機関ボランティアの募集、さらには4000床の巨大医療施設をロンドンに設置したイギリス。イタリアを自国を1、2週間先に行っている国とみているためだ。日本はまだ別の宇宙の星らしい。
— 大島堅一 (@kenichioshima) 2020年3月29日
政府は、コロナの患者の一部を一般病床に入院させる方針だが、民間病院のベッドは基本的に埋まっているうえ、救急患者に対応するためにベッドを空けておくと、収入が3分の1になってしまう(東京都の場合)
病院が安心してベッドを空けておくためには、緊急の財政的補償が必要です!!— 志位和夫 (@shiikazuo) 2020年3月30日
イギリスだけでなく、アメリカでも、患者の拡大のペースを冷静に予想し、そのために必要な病床を着々と用意し始めたり、呼吸器などの増産に直ちにとりかかる冷静な計量主義を見ていると、和牛商品券だ、旅行券だとナイーヴな思いつきを次々と打ち出す日本政府との文化の決定的な差を感じる。
— 茂木健一郎 (@kenichiromogi) 2020年3月26日
「病人の出てない地域に逃げろ!」
↓
自分がウイルスを運んでいく
↓
『逃げた』先で発症
↓
周りにうつす
↓
入院して貴重な病床を潰す
↓
住民の医療に支障をきたすになるので、都会の人は都会で閉じこもりましょう。
田舎の病院は、都会の旅行者のために用意していません。— KGN (@KGN_works) 2020年3月28日
ドイツの取り組みは素晴らしいと思いますが、ドイツ国民からすれば「これくらいは出来て当たり前」の取り組みなのでしょうね。
ドイツをはじめとする諸外国と比べて、日本の成果はほぼ皆無なことを、とても残念に思います。— CAN (@canchemistry) 2020年3月30日
日本は未だに何十億円もかけてベッドを減らす、と言っているのですよね… こんな政権がまだ支持率があるなんて悲しすぎますにゃ🙀#コロナ 対策の物凄いいい加減さでいい加減に分かって欲しい… #自民党に政権担当能力はありません
— 黒い猫やん太郎🐾 (@NoirGattonero) 2020年3月30日
日本でも今のうちに、人工呼吸器、余分に生産しておかないと。政府、どうなっているの?
— kuma (@kumamin99) 2020年3月29日
西村経財相「経済産業省で人工呼吸器を3000台確保しているが、万が一の事態に備えて増産ができないかと調整している」
いまだ検討中の状態。
— GOVERNMENTXXX🚬 (@GOVERNMENTXXX) 2020年3月29日
ドイツでは自分が感染したかもってなった時は指定の所に電話で伝えると医師が自宅に検査に来てくれるそうです。
— megumi (@Qi9tivS) 2020年3月29日
日本での感染拡大が認知されてから2ヶ月、「休校要請」から1ヶ月もあったのに
・「検査拡大、検査体制確立」
・「重症者の隔離病棟・隔離病床」
・「無症状者・軽症者用の隔離施設」
・今後を想定した数の人工呼吸器
・マスク、アルコール消毒液は全く不足しています。もう時間がありません。
— CAN (@canchemistry) 2020年3月29日
「PCR検査は精度が低いからやる意味ない」って言ってた人たちが、感染が広がり始めたいま「人工呼吸器を増産しても使う人がいないから意味ない」と言い始めたようです。
以上、現場からレポートです。
— Dr.ナイフ (@knife9000) 2020年3月29日
日本よりもだいぶ後から感染が広がった欧米の国々が経済対策を打ち出したのに、日本は何故まだ原案すら決まらないのか?
人口比で考えればまだ少ないとか言ってないで少ないうちに対処しろ。
感染爆発して病床が不足してから対処するなバカ。
罰則・強制力を伴う法律がないなら作れよ!!#ショボすぎ— いずみ (@izumi171120) 2020年3月30日
日本人は確かに温厚ですが、コロナウイルスは命がかかっているので、病床や人工呼吸器などコロナに必要な治療の条件をもう少し明確にしておかないと、不満が爆発して酷い騒動になりかねないです。
といっても感染症治療の敷居を下げたところで、どうやら日本には医療設備が足りてないのでどう転んでも多くの日本人が泣きを見ることになることは避けられないかもしれません。今の所日本政府による先手といえる対策は学校休校ぐらいでしょうか。ほぼ諦めていますが一応頑張って欲しいと願っています。