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テコンドー協会内紛まとめ 会長は韓国人?東京五輪へ江畑秀範は出場可能なのか

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全日本テコンドー協会が腐敗した実態を露呈し話題になっています。強化合宿に自費で100万円を求められ28人のテコンドー日本代表選手のうち26人が合宿に不参加を表明、2名のみで強化合宿が行われるという事態になってしまいました。

東京五輪まで1年となりメダル獲得へ向け一丸となるべき強化合宿が引き金となりテコンドー協会の解体となってしまうのでしょうか。メダリストの岡本依子なども「全理事の辞任」を表明するに至っています。※世論の後押しもあり全理事辞任となりました。2019年11月には金原会長も退任。

以下現在日本選手権8連覇中の江畑秀範選手のコメント

「お前らにこんだけお金がかかってるんだぞ。お前らが勝たなければ国はお前らに金を出さないから、つらい、しんどいのはお前らの方だぞとか。試合前にすごくお金の話されることが一番つらかったですね」

「岐阜で3泊4日で4万円、韓国合宿4泊5日で10万円」など自己負担がある。昨年は自己負担額が年間約100万円。合宿は義務で「参加できないなら『強化選手から外します』と言われた」。金銭的な理由で常に数人が不参加だが「お金がなくて合宿に参加できないなんてあり得ない、そんな高いお金じゃないだろと電話で言われました」

「競技に集中できる、練習環境をちゃんと作ってほしい」

金銭的な負担が大きかったようです。

またそれ以外にもコーチを協会主導であてがわれる問題もありました。合宿では自身の専属コーチからの指導を受けられなかったと話されていました。

 

自己負担は仕方がないが

アマチュア競技といえど、金銭的な自己負担はある程度は仕方がないです。特にテコンドー協会はお金がないでしょうし、税金で全てカバーするのは難しいように思います。また強化選手には個人あてにそれなりのお金も支給されています。

現在は強化指定選手を3つに分類し、

エリートAには毎月20万円

エリートB毎月10万円

エリートコース毎月5万円

をそれぞれ支給しています。予算の多い競技はこの規定金額+強化費用が支給されているようなので、将来の保証はともかくとして現役中はそれなりに競技に集中できるシステムになっているはずです。

ただしどの選手がどれに分類されているのかは非公開で、テコンドー選手達がどの程度のお金を支給されているのかは分かりません。更に自費の強化合宿に参加しないと強化指定選手から外すという取り決めは相当無理があると思います。

あとはコーチ陣や役員が自費でないのであれば、お金の流れがかなり怪しくなってしまいます。テコンドー協会の強化費分配や合宿先選びなどが正当に行われているのか邪推することもできます。

選手達26人が同時に反発するというのは、やはり協会側に何らかの問題があったのではと思ってしまいます。

 

テコンドー協会会長の金原昇 国籍は日本

その風貌や国籍がちょっとした話題になっていました。更に現在は反社会的勢力との繋がり疑惑で調査されているようです。

確かにこれはインパクトがあります。テコンドー選手よりパンチ力を感じます。

しかし国籍が韓国人であると半ば決めつけられていましたが、今の所その根拠はありません。それどころか韓国では「キムウォン」という韓国読みではなく「カネハラ」表記だったことから、日本人と考えるべきです。

テコンドー協会が発足した経緯については以下のような書き込みがありました。

全日本テコンドー協会が出来るまで

全日本テコンドー協会の財務不正により協会が分裂
登録者では数倍の全日本テコンドー連盟発足

協会は衛藤征士郎元防衛庁長官を迎えて事態収拾と統合に向けて話し合いを始める

衛藤征士郎、なんとか合意案をまとめて統合合意へ

当時の協会事務局長が衛藤に相談なく連盟との合意を破棄
紛糾してアテネ五輪では選手派遣できず
アトランタ銅メダリストの岡本依子は
個人参加になる

衛藤征士郎、ブチギレて解散させる

社団法人テコンドー協会が再成立
連盟と協会の理事を同数にすることで合併
公益法人に認定後に金銭問題発覚
反発する元連盟の理事に内緒で理事会開催
連盟の理事を解任して旧協会側の理事だらけに
総会で協会の理事、強化本部長の解任を決議するも無視される
連盟が再び脱退、分裂する、さらに協会でも分裂、結果四つに分裂
ちなみに
一番登録者が多いのは日本テコンドー連盟

ゴタゴタと金銭問題しかない団体さん

マイナー競技なだけに人の目が届かず、ワンマン運営になっていたんでしょうか。だとすればボクシング協会と同じように、一度解体したほうがいいのかもしれません。

 

ネットの反応

岡本依子のオリンピック出場

シドニーオリンピックで銅メダルを獲得された岡本依子さんが48歳にも関らず美人になっていて驚きました。

そういえば岡本依子さんも、テコンドー協会とテコンドー連合の分裂という内輪もめでアテネオリンピックへの出場が一時危うくなっていました。

当時かなり報道されて、その時は世論が味方して何とかオリンピック出場に至りましたが、今回の江畑秀範選手などの問題はイマイチ実態が世間に伝わっていないので、特例の救済措置までは発動しないはずです。

※以下追記。岡本依子さんはテコンドー協会副会長だったため涙の謝罪をされました。会長のワンマン体制で岡本依子さんは無力だったのかもしれません。

頑張っている選手達が報われるようテコンドー協会には体質を改善して欲しいところです。










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