転売屋もいよいよ終焉ということで、「チケット不正転売禁止法」が本日6月14日から施行されます。これにより販売価格、つまり定価より高い金額での転売ができなくなります。
違反してしまうと、1年以下の懲役もしくは100万円以下の罰金ということで「児童ポルノ所持」や「ストーカー行為禁止命令等違反」とほぼ同じ量刑となり、割と重めの代償を払うことになります。
【急増】チケット転売に関するトラブル相談、18年度は前年度の2.4倍にhttps://t.co/V8HTTPci9w
海外の転売仲介サイトをめぐる相談の増加が目立つといい、国民生活センターが注意を呼びかけている。 pic.twitter.com/TTA7cEcmAR
— ライブドアニュース (@livedoornews) 2019年6月7日
転売の蔓延化により、本当に欲しい人がチケットを入手できないといった問題が指摘され続けてきました。QRコードの導入などで興行主側が転売対策する例も増えてはきましたが、まだ紙チケットが主流なので一定の効果は望めそうです。
法律の内容(概要・条文等)
本法律は,特定興行入場券の不正転売を禁止するとともに,その防止等に関する措置等を定めることにより,興行入場券の適正な流通を確保し,もって興行の振興を通じた文化及びスポーツの振興並びに国民の消費生活の安定に寄与するとともに,心豊かな国民生活の実現に資することを目的とします。
文化庁HP(http://www.bunka.go.jp/seisaku/bunka_gyosei/ticket_resale_ban/index.html)
「チケット不正転売禁止法」の対象となる特定興行入場券の条件は以下のように定められています。
販売に際し、興行主の同意のない有償譲渡を禁止する旨を明示し、その旨が券面(電子チケットは映像面)に記載されていること
興行の日時・場所、座席(または入場資格者)が指定されたものであること
例えば、座席が指定されている場合、購入者の氏名と連絡先(電話番号やメールアドレス等)を確認する措置が講じられており、その旨が券面に記載されていることチケットを購入した公演に急用でいけなくなった場合は、正規のリセールサイトでの転売を推奨。
正規リセールサイトでは、興行主の同意を事前に得ているため、定価での転売が行なえる。なお、招待券などの無料で配布されたチケットや、転売を禁止する旨の記載がないチケット、
販売時に購入者や入場資格者確認が行なわれていないチケット、日時のないチケットなどは、特定興行入場券には該当しない。
そのため、チケット不正転売禁止法の対象外となる。
上記の定義で考えると、巷で不評を買っている握手券などは「チケット不正転売禁止法」は恐らく対象外です。(確定ではありませんが)
要はまあ東京オリンピックチケットの転売を狙い撃ちにした新たな法律であるような気がします。締め付けをキツくしすぎてしまうと骨董品店やリサイクルショップが巻き沿いになってしまうので多少のザルっぷりは仕方がないです。
抜け道はかなりありそう
ほー
来月施行の「チケット転売禁止法」って、基本は「業として」が対象で、例えば年に数回たまに個人で売る時は定価以上でもいいんだ。
これ知らんでツイッターで脊髄反射で「違法ですよ」マウントとる人いっぱいいそうやな pic.twitter.com/JluMGlgwBa— ケン (@sedoriken) 2019年5月19日
定価より安かったり、初めは安く出してたけれど交渉された結果として高くなったケースは、ノーカンて事かなぁ。
— 夢∞泉 (@yume8izumi) 2019年5月19日
「業として」転売する行為も法規制の対象とならないようなので、個人としての転売はスルーされるかもしれません。ここは「業」の定義次第なので、転売屋も様子を見ながら対策の対策をしてくるでしょう。
握手会イベントの扱いなど不明瞭な所も多いので、手探りで整備されていきそうな法律です。
ネットの反応
今日でチケット不正転売禁止法施行だね
ようやくですよ
これで、私のやってきた転売通報も終わりかな?今までご協力してくださった方々、ありがとうございました
おかげで、去年の5×20から、50枚を超える転売チケットを通報することが出来ました
皆様に届いたことを願います— クレームエージェント嵐 Anna (@AnnaLovea_osanm) 2019年6月13日
警察がオリンピックのチケット転売防止の見せしめの為に、何人か逮捕すると思いますよ。
AKBGの握手券の転売なら話題性も充分なので厄介逮捕もあるかと。— fusaku(ふさく) (@AtgLERgapTIdx8n) 2019年6月13日
真面目に応援している人達のためにも、今まで不正に転売していた輩は逮捕されて欲しいですね👍
— みゆき (@minnaganbarengt) 2019年6月13日
アーティストのライブは紙媒体だとそのライブのデザインチケットになる場合があるから紙もいいけど、QRコードになれたら圧倒的にQRコードが楽 個人情報入力だし、転売されない
Mr.Childrenはさすが— L@LiSAっ子 (@snsnoyami12) 2019年6月7日
そもそも、今はほとんど「転売禁止」だからね。
買うからには、それなりのリスクは覚悟の上でね。
今どき、困ったら"被害者"じゃ、やっていけない。買う人が沢山いるからこそ、騙すヤツも沢山いると言う事。
— 向井三四郎(TA・欅) (@iga555) 2019年6月7日
チケット転売するなは良いけど、10年前から大して売り方変わって無いのは販売側の怠慢だと思う
— ファルコン (@CkaXj) 2019年6月7日
プレステ5が発売されるまでにチケット以外にも適用してくれ。
— MRX-009 (@PsycoGundam) 2019年6月14日
違反者に「オークションへの出品禁止」という罰則があっても良いかも
— 天秤 (@tenbin1028) 2019年6月14日
コミケの転売もどうにかして。(切実)
— IXZ@(*´꒳`*) (@orange16121) 2019年6月14日
へーチケット転売禁止って。私が望んでるのはチケットよりグッズなんですが。
— Ru〜い@兵庫のりみ友 (@Ruui_Rimitomo) 2019年6月14日
おそらくザル
— 篠塚(Sほくと/DE10) (@shino1968) 2019年6月13日
法律で禁止や規制をされる行為には、確実な需要があるのは間違いない。 よって今後の高額転売は昔ながらの暴力団傘下のダフ屋の専門となるだけであまり意味は無い気がする。
— やういち (@Yau_ichi) 2019年6月14日
ニュースで見たけど「買うほうは罪にならない」とか?(うろ覚え)
これ施行するなら買うほうも取り締まればいいのに(´・ω・`)— まか@育児・ゲーム中心 (@maca1051) 2019年6月14日
遅すぎる
だいたい紙媒体をやめ電子化になってきたら個人情報を入力しないと発券できない、入場にも時間はかかるが身分証提示制になんだから、
この法律自体意味をなさねぇだろ— L@LiSAっ子 (@snsnoyami12) 2019年6月14日
同じくアマゾンなどの転売屋も摘発して欲しい。
— 美也日 (@myaa7303) 2019年6月13日
交換もダメ 再販システム待たれる
嵐のライブなんかは会場内の交換も禁止みたいですね。ですのでいい席を取ったからといってダフ屋行為するのも見つかったらアウトです。
アメリカではチケットの再販システムが整備されているようなので、これを機に日本もぴあ等がチケットの再販を扱っていってほしいです。以上「チケット不正転売禁止法」についてでした。