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那須川天心はロッタンに負けていたのか 疑惑の判定と試合後の涙

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サッカーは今ワールドカップやってますが、キックボクシングでもちょっとした天王山が行われていました。

那須川天心対ロッタン戦です。

以前一度那須川天心選手についての記事で、その時に次の相手ロッタンはかなり強敵なので、那須川の試金石になるみたいなことを書いたんですが、やはり那須川にとって過去一番の強敵でした。

5R戦って決着つかず、延長戦でからくも判定勝利というギリギリで無敗を守り切りました。

5R時点での判定が1-0でロッタンに優勢だったんですが、2-0以上じゃないと延長というルールに救われました。

試合後の那須川の涙は、本当は負けていたというよりも、試合に勝って勝負に負けたという意味じゃないでしょうか。(要はダメージでは負けてたけど、うまくポイントを取ったり、スポーツとして何とか勝てたというような)

RISEルール

RIZEという団体のキックルールで行われました。

K1ではダメージ重視という基準がありましたが(まあブレブレでしたけど)、ISEでは恐らくボクシングと同じように、ヒット数も考慮したりとか、スポーツ団体らしい基準があるんだと思います。

ですので、確かに試合を見る限りでは、効かされていたのは那須川ですが、有効打を甘く判定するのであれば、手数では天心が上回っていましたし、ホームアドバンテージということも考慮すると、私は本戦ドロー、かつ延長戦那須川の勝ちでも、明確に誤審と言い切るほどのおかしな判定ではないと思いました。

ただロッタン選手はかわいそうですね。

試合後は、理不尽な仕打ちをされたというような涙を流していましたし、恐らく本職であるムエタイ(今回はムエタイルールでないので)と全然違う判定基準がRISEにはあるということを完全には理解していなかったのかもしれません。

まあ私もロッタンが勝ちだと思いますけど…50人いたら10人ぐらいは那須川を支持するのかなという印象でした。アウェイだったら負けていたでしょうね。

試合後のロッタン選手

ナイスガイですね。この選手も若いのでこれから日本で何度か見ることがあるかもです。

 

キックとムエタイ

前回はルールの違いについて言及しました。

肘や首相撲を制限するだけで、戦い方や力関係はかなり変動します。

そして力関係といえば、団体間にも資金力によって、優劣というのがあって、ほとんどにおいて、ムエタイはアウェイのキックルールで不利な戦いを強いられる事になります。

これは魔裟斗の時代からですかね。

ルールとか体重でアドバンテージを作って、強いムエタイ選手に勝つ、というキック界の必勝法みたいなやり口があります。要はムエタイ選手は体のいい咬ませ犬になることが多いんですね。

あまり褒められたことではないですけど、ムエタイ選手もそれは了承した上で戦っているので、リングに上がってしまえばそこはもう仕方ありません。

結果的に那須川天心の無敗は今回は守られることになりました。

ツイッターでは

那須川は負けていたという意見のほうが多かった印象です

というような感じ。

まあ那須川選手はまだ19歳ですよ。すべてに関して完璧を求めるのは無理です。

仮に今回の判定が少しおかしかったり団体に過保護にされていたとしても、若者ですから、調子に乗ってしまうことだってあると思います。

25歳ぐらいになったときに、大人として成熟していれば十分じゃないでしょうか。リングの上では真摯に戦っていますし、派手なファイトスタイルなので私は好意的に那須川選手を受け入れています。

あとここで負けてしまうと、k1武尊選手との対戦の機運も盛り下がってしまうので、とりあえず今回は無敗て良かったじゃないかと思います。

オマケ。那須川選手の妹。

そのうち有名になりそうです。










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