チュートリアルの徳井義実さんが脱税一歩手前の申告漏れと所得隠しで、これまでの芸能人生で最も注目される事態になっています。3年間は完全に無申告で、1億5000万以上の所得分で納税していなかったことに、ワイドショーやネットなどで執拗に叩かれていました。
しかし今のところ逮捕される様子はなく、番組降板や活動自粛などもありません(さすがにCMは差し替えになったようですが)。青汁王子などは逮捕され徳井義実さんはなぜ無事に切り抜けようとしているのでしょうか。
↑ 会見動画。記者からの挑発的な寒いギャグや煽りにも耐えて誠実に見せることに成功していました。徳井義実さんの人柄が出ていたと思います。とはいえこんなことで世間の怒りが収まるわけもなく、「番組を降板するべき」と厳しい意見が目立ちます。
ホリエモンの解説
自身のyoutubeチャンネルでこの問題に言及されていました。
普通にユーチューバーとして活動されていて驚きです。以下彼の発言の要点。
・徳井義実とはスピードワゴン小沢との飲み会でたまに会う。彼はいいやつ。
・刑事告発されるのとされないのとは大違い。昔茂木健一郎が無申告脱税をしたがその時は刑事告発されなかった。修正申告のみ。
・青汁王子と徳井の差はイメージの差。人気者であるか否か。勿論脱税額も違う。徳井はギリギ リだった。
・今はFXやらで収入を得る人が増えていてそれらの一般的ではない収入について申告しない人が増えており、国税局も無申告に年々厳しくなっている。
・月の手取り14万とかで四苦八苦している人が多い中これは印象がよろしくない。
・今優秀な税理士がついて刑事告発されないように調整している最中だと思う。世論の動き次第では刑事告発される可能性はある。
FXなどかつてとは違う収入の在り方が増えている件については盲点でした。youtubeなどもそうですね。給料以外の収入について勘違いで済ませる方が多いのは理解できます。(ただし徳井義実がその手の収入があったかどうかは今のところ分かりません。多分芸能活動のみだと思います。)
青汁王子こと三崎優太さんとの違いは、納税額に触れつつも、徳井義実は人気者でイメージがいいからと、国税庁が世論の反応を見ながら対応を変える主旨のことを言っておられました。
青汁王子の反応 ツイッターでおこ
自分は逮捕され執行猶予までついたのに徳井義実はセーフなことにツイッターで怒り心頭でした。
チュートリアル徳井氏は1億2000万円の脱税を指摘され修正申告で済む、僕は1億8000万円の脱税を指摘され修正申告を鬼木氏に拒否され、一発逮捕された
なぜここまで違うか
当時の国税局長官の佐川氏の不正の追及、鬼木仁史査察官の捜査方法について秘密裏に録音していたこと
これで国税局に潰された。— 三崎優太(Yuta Misaki) 元青汁王子 (@misakism13) 2019年10月23日
ましてや、僕の経営する法人は14億4千万円を納税していた
一方で徳井氏は2016年から2018年までの3年間は収入を全く申告していなかった、これがなぜ許される、すべては上級国民のさじ加減なのか
しかし、僕がいくら叫んだところで、自分に起きた運命は変わらいし、この国も変わらない。それが現実です
— 三崎優太(Yuta Misaki) 元青汁王子 (@misakism13) 2019年10月23日
脱税と修正申告、すべては国税局のさじ加減
公文書を改ざんするようなトップが罰せられない組織に正しい判断はできるのか国民からではなく、大企業からもっと税金をとるべき、それが国民の声そのものではないでしょうか
実際にソフトバンクは1円も法人税を払っていない、まさに国税局の忖度そのもの
— 三崎優太(Yuta Misaki) 元青汁王子 (@misakism13) 2019年10月23日
無申告だからうっかりミスで仕方ないとかいう声もあるけど、1円も納めない無申告が一番悪質ですよ
無申告が許されるなら、申告しないでバレたら払えばいいって話になる
自分の件はこれ以上は言及しませんが、坂東英二さんの時はあんなに叩かれたのに、この差はなんだろう、これも国税のさじ加減
— 三崎優太(Yuta Misaki) 元青汁王子 (@misakism13) 2019年10月24日
僕の事件について、弁解しているわけではありません
そう誤解されたら申し訳ありません色んな想いはありますが、有罪は有罪です
改めて世間の皆さんにお騒がせしたことをお詫び申し上げます1.8億円の贖罪寄付を通じてたくさんの声を頂きました、これからも社会の為に出来ることを行動していきます
— 三崎優太(Yuta Misaki) 元青汁王子 (@misakism13) 2019年10月24日
指摘があったのか、最後には自分の罪を弁解しているわけではないとバランスをとっていました。この方も脱税の基準は国税庁の匙加減であるとホリエモンと似たようなことを言っています。
徳井義実と青汁王子の違い
二人が言っていたような、元々のイメージと単純な金額の差(青汁王子は脱税額が1億以上、徳井義実は誤魔化した所得額が1億以上で脱税疑惑額は数千万円)以外にも、国税庁を偽るための工作の有無についても違いがあります。
青汁王子は偽装工作をするなど国税庁を騙す気満々と計画性があったのに対し、徳井義実はただの無申告なので少なくとも表向きは過失の状況です。
個人的にも1億以上の金額を誤魔化そうとする際に、何の偽装工作もなしに絶対にバレるであろう無申告作戦はちょっとあり得ないと思います。私は徳井義実さんは悪意はなかったと信じています。
徳井義実を批判する有名人
徳井容疑者の脱税 2015年までも無申告で税務署からの指摘で修正申告 2015年までの修正申告で経費の不正計上、その後、3年間1億円を超える無申告 最悪実刑がでても仕方ないかと
— 渡邉哲也 (@daitojimari) 2019年10月24日
その他ふかわりょうさんは「ルーズの範疇を超えている」、八代弁護士は「納税する気ないと見える」と強く批判していました。
徳井義実を擁護する有名人
岡村隆史さんはラジオで「隠すつもりはなかった」と擁護。
そら、徳井さんはちゃんとしてなかった。けどこれをまたワイドショーのリンチショーにするわけ? 彼のニュースで、あたしたちが知るべきニュースが一つ飛ぶ。バッチつけた人間の悪さのが問題じゃん。しかも税金でやらかしてたりするんだしさ。
— 室井佑月 (@YuzukiMuroi) 2019年10月24日
ニュースは昨日から今も延々と徳井の税金のことばかり。攻めやすいところを攻めるのはジャーナリズムでもなんでもない。砂糖に群がるアリですよ。御用聞きは簡単に追い剥ぎに顔を変える。追い剥ぎは強いモンは狙わんのです。
— 北丸雄二 (@quitamarco) 2019年10月24日
脱税をしたとのことで徳井さまがメディアに叩かれている。人の不幸は蜜の味どころか飯の種、と、ここぞとばかりに狂喜のインタビュー。一年前に過ちを認めて税金を払ったのだから、ことさら騒ぐことでもないだろうに。ドブに落ちた犬を上から容赦なく叩いて死ぬまで追い詰める精神の面目躍如
— 村西とおる (@Muranishi_Toru) 2019年10月24日
脱税と申告漏れは全然違う。脱税は悪意があってやること。申告漏れは経費だと思って申告したものが、後々経費では落ちないと判断されたもの。本人に聞いた訳ではないけど徳井はきっと後者。お金に無頓着ではあっても汚い男じゃない。標的を探したいだけの悪意に満ちたネットニュースには吐き気がする。
— 藤井ペイジ(飛石連休) (@fujii_page) 2019年10月23日
会見見た。無頓着に加えて無知だったのだな。大人として無知では済まないけど。いっぱい叱られて、いっぱい謝って、いっぱい反省してください。 https://t.co/aDfev2tjzg
— 藤井ペイジ(飛石連休) (@fujii_page) 2019年10月24日
極楽とんぼ加藤浩次
「悪意があってここまでしてたらただのバカ」
「だから何をやってんだ!と。本人も言ってましたけど、ルーズだって。ルーズだって言うのもダメなんですよ。ダメなんだけど、計算されたものではないと思う」
「うっかりミスというのはいいんですけど、毎年納税するのにうっかりミスはない。それをちゃんと感じてほしい。本人も言ってましたが、明日やろう。まとめてやろう…2年まとめてってなったのは自分もミスだからね。(納税は)みんなやっていることだから、ルーズだったんだよね」
ハリセンボン春菜
「昔からお世話になっている先輩ですけど、徳井さんの会見にウソはないと思う。本当にどうしようもなくルーズでやってしまったという」
タックスヘイブンの件
悪意はなかったことに対する反論として、過去に徳井義実さんが「タックスヘイブンの地に住みたい」的な発言をしていたため、脱税意識は高かったんじゃないかという意見もありますが、個人的には、漠然とタックスヘイブンええなぁぐらいの感覚で言ったんじゃないかと思っています。
あとは税金対策の個人事務所を設立しておきながら、ルーズであるというのは通らないという声もあります。これは分かりますが、故意の脱税でないとすれば人から言われるがままに設立してしまったんじゃないでしょうか。昔ならば会社を設立するはずもない人間ですが、近年は収入手段がバラエティに富んでいるため徳井さんのような危険分子は大勢いる気がします。気を付けましょう。
一番マズいのは過去に国税庁から無申告を指摘されていた件ですかね。これはちょっとただルーズだっただけじゃないのでは?と思う方が出てきても仕方ありません。個人的には徳井義実さん好きなので何とか耐えてほしいですが、宮迫博之のように消えるべきという意見も多いです。どうなるのでしょうか。