宮川紗江選手の体操協会パワハラ告発問題ですが、悪の総帥と暴露された塚原千恵子(日本体操協会の女子強化本部長)さんが、猛烈に反論を展開しました。
塚原氏「黙ってないわよ」パワハラ否定/一問一答#日本体操協会 #宮川紗江 #塚原千恵子https://t.co/FbruaxoRRH
— 日刊スポーツ (@nikkansports) 2018年8月30日
若かりし頃の塚原光男とその嫁千恵子
塚原千恵子のキャラクターは強烈ですが、一理ある部分もありますので、それらの事や、塚原千恵子さんに集まった元有名選手らからの発言などを紹介しながら考えてみます。
塚原千恵子の発言
要約すると、宮川紗江が言われたという「五輪にいけない」という発言は、注釈があり、「怪我や失敗もあるので、このままじゃ五輪にいけなくなる」というニュアンスだったようです。
宮川紗江の告発は「私のいう事を聞かないと五輪にいけない」という意味に解釈するのが普通なので、ここは1つ大きく言い分が食い違っています。
速見コーチの100倍教えられるに関しては言ってない。
宗教みたいね、という発言も速見コーチの暴力行為について問い詰めたところ宮川紗江とその家族は暴力を容認していたため、ある意味洗脳に近い状況にある事を指して、「宗教みたいね」という言葉はでたようです。
調査段階
言った言ってないの水掛け論になってますが、まあ世間の大半の方は宮川紗江の方を信じているんじゃないでしょうか。私もそうです。
ただ確定はしていないですし、塚原千恵子の意見もこの件に関しては特に矛盾していないので(態度は変ですが)、現段階で状況を断定する事はできません。
そうじゃないとは思っていますが、18歳のいたいけな女性だからといって、でっち上げはともかく、コーチを守る為に小さい嘘を織り交ぜることは十分あり得ます。
元体操選手達も協会批判
続々と体操協会や塚原千恵子に対する批判の声が集まっています。
ただ一つ凄く気になるのは、「昔から気になっていた」とか「私の頃からあった」と言っている割に、じゃあなんで今まで黙っていたのかっていうのはあります。
怖くて黙認していたのかもしれませんが、何よりパワハラで損害を受けたんならともかく、塚原権力によって恩恵を受けていたかもしれないので、今更ドヤ顔で批判されても、こっちには被害を受けた選手なのか得をしていた選手なのか判断がつかないです。
とはいえ、宮川紗江にとっては心強い援護射撃でしょうし、もう不問としましょう。
ということで元選手達の批判の声を紹介します。
田中理恵
美人アスリート枠タレントの田中理恵さんも協会に批判的
「さえの勇気を無駄にしないで」
「この問題は前から多くの体操選手が抱いていた疑問であり、私もそう感じていた1人です。でもみんな怖くて言えない」
と発言。やはり怖くて言えなかったようです。
森末信二
元祖体操のお兄さんの森末信二さんも援護射撃
紗江は、よく勇気を出して会見を開いたと思う。小さな体操クラブに所属していた選手の多くは、協会の決定や方針の言う通りにしないといけないことも多少あったと思う。何年も前から積もりに積もっていた。それが少し表に出た。苦しい思いをしてきた選手は他にもいる。紗江の勇気ある行動を消さないために、新たな証言が出てくるはずだ。
嫌な思いをさせられた選手のことは、他にも耳にしてきた
前からきな臭い雰囲気は察知していたようです。
だったらもっと早く改善しようとしてくれよと思ってしまいますが、大人の世界はそう単純じゃないですし、森末さんにも事情があったのでしょう。何より選手にとって余計なお世話にもなりかねないので仕方ないですね。
ただこうやって選手の味方してくれるのは素晴らしいです。
池谷幸雄
不倫と体操で有名な池谷幸雄さん。
この方はかなり具体的な事を言っていて、元教え子の村上茉愛さんが朝日生命に引き抜きのお誘いがあったようです。(但し勧誘止まり)
更に「朝日生命に引き抜かれている選手がたくさんいるのは把握している」
「自分が監督をしているクラブから代表選手が出ることの価値。それがどれだけすごいことか。そういう意味で自分のクラブから出場する選手を多く作りたかったのではないか」
と引き抜きの実態と見解を述べていました。
ただし塚原千恵子は引き抜きに関してはボンヤリとではあるものの認めていますし、サッカーのビッグクラブは当たり前のようにやってて選手にとって環境面などでプラスになる事もあるので、一概に引き抜きを悪とすることもできません。
宮川紗江の発言
―暴力の事実は?
「一部報道で馬乗りで殴打された、髪の毛を引っ張って引きずり回された、とあったが、一度もない」
―7月の合宿中に光男副会長と千恵子強化本部長から受けた聴取の内容
「副会長から『一番困るのはあなた。いますぐ関係を切りなさい』と言われた。『あったよね?』と誘導尋問のように言われ、つらくなり帰りたいと言うと『わがままだ』と言われた」
―パワハラの内容
「強化本部長の味方につけば優遇される。私は優遇されるために体操をやっているわけではない。同じ被害を受けている選手がたくさんいる。みんなで真相を暴露したい」
―速見コーチと連絡
「ほぼ毎日、ラインや電話で情報を共有している。『自分でできることを楽しんで練習してくれ』と言われている」
とのこと。
今の所世論は完全に宮川紗江寄りだと思います。
ツイッターの反応
皆で朝日生命をボイコットすべきですね~!
— チビキング (@chibikin77) 2018年8月29日
塚原夫婦は山根明と関わっている、また家計学園と連携している
— 深山崇 (@S4feZu7EpTEnXiq) 2018年8月29日
日本のスポーツ業界はおかしい。日大アメフト、日本ボクシング連盟、そして
コレ。今、芋づる式に続くが、五輪までに膿を出すのも悪くない。— 19605835 (@19605835) 2018年8月30日
過去の栄光なのかわからないけど
あの体で選手に教えられるの?
コーチのパワハラやってはいけないけど、
本部長の言葉は脅しにしか聞こえないんだよね。宮川選手が信頼してるコーチじゃないとダメ✋— 利生 (@dUlKrcTLJIti7Ow) 2018年8月30日
スポーツだけじゃないよね😭💦❗映画監督だってテレビ局だって芸能界の上下関係も、これから大変じゃない⁉
— 神中すず🎵😄❤ (@OhanaWako) 2018年8月30日
塚原直也は日本国籍を捨てオーストラリア国籍を取得。オリンピックに出るためだけにオーストラリア人になり、選考で落選したら日本国籍に戻るというウルトラCっぷりw
ちなみに猫ひろしは、日本国籍に戻すことはせずカンボジアに貢献したいと表明。
塚原一家、家族でどうかしてる。宗教みたいw
— Tomo (@Tomo20080204) 2018年8月30日
宮川紗江選手を復活させるには
①日本体操協会の上層部総退陣
②クビ→塚原千恵子(女子強化本部長)
③クビ→塚原光男(夫で日本協会副会長)
④朝日生命に抗議こう動かせば良いですか?
— けんけん (@kenkenkkkkkk) 2018年8月29日
とうように宮川紗江選手への擁護、同情だったり、塚原夫妻に対する批判的な意見ばかりでした。
千恵子さんだけでなく、塚原光男さんも「(告発発言は)全部ウソ」と発言するなど、ちょっとマスコミ対応がヘタすぎる事もマイナスになっているのかもしれません。
まとめ
今の所18歳の宮川紗江選手に、全く落ち度があるようには見えないので、とりあえずお休みなんて言わずに、体操競技に復活して欲しいですね。せっかくずっとやってきた才能ある選手なんですからもったいないです。
塚原夫妻はどうなるんでしょうか。
退任は間違いないですが、それとは別に滅茶苦茶悪かったと世間に思われるのか、ちょっとやりすぎたねと思われるのでは世間の風あたりや、息子塚原直也の今後は変わってくるので、退任を前提とした戦略に方向転換した方が良いと思います。
また進展がありましたら考えてみたいと思います。