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年俸43億円のトゥロウィツキーが戦力外 MLB大型契約の失敗一覧

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ブルージェイズのトゥロウィツキーが43億円の年俸をもらいながら戦力外になってしまいました。史上最強の不労所得を稼ぐ選手になるかもしれません。契約は複数年まだ残っているので球団は来年だけでなく、あと2年はベンチにすらいない選手に払い続けることになります。

大型契約後にポンコツ化してしまう選手は多いですが、とりあえずベンチに置いておくのが通例です。余程必要ないと判断されてしまったんでしょう。

MLBは選手枠が25人までなのでいくら高額な年俸の選手でも、絶対に役に立たないと判断されたのであれば本末転倒になりますので、ブルージェイズをクビとなってしまいました。

尚トゥロウィツキーを獲得したチームは、MLBで定められた最低額の年俸で彼を雇うことができます(差額分はブルージェイズが負担)。なので巨人や日本球界への移籍だってもしかするとあるかもしれません。

 

MLBの大型契約

今回は失敗例を少し紹介します。(チームにとって失敗ですが、選手にとっては成功ともいえます。)

プリンスフィルダー

有名なのはプリンスフィルダー。首の怪我で大型契約の途中で引退してしまいましたが、契約は有効と判断され2021年まで20億円近い年俸を受け取る事ができます。(ただし彼の場合球団側も保険がおります。)

ダルビッシュ

残念ながらダルビッシュも今の所は失敗といえるでしょう。年俸20億総額100億円規模の大型契約を結んだ初年度に離脱してしまいました。大型契約は前半の活躍と後半の失速で帳尻が合うパターンが多いので、カブスにとっては先行き不安な痛い契約となっています。

井川慶

彼の場合金額は大したことありませんが、ずっと2軍に幽閉されていたにも関わらず、一切のトレードに応じずヤンキースファンからはいまだにネチネチ言われています。一部の阪神ファンはグリーンウェルの借りを返したと変な形で褒められてもいました。

今はこの時得た大金で趣味のサッカーゲームや本業のラジコンに興じているそうです。

プホルス

大谷のチームメイトのアルバートプホルズも、大型契約でエンゼルスに来た途端、平凡な選手になってしまいました。年俸30億円規模の契約があと数年残っているので金銭の負担もそうですが、DH枠で大谷の出場機会も奪ってしまうという二重の負担になっています。

打者大谷が絶好調であれば、最後の手段「プホルスのDL入り」もあり得ますが、超大物なだけに余程の事がない限り大谷とは併用ということになると思います。

サンドバル

サンフランシスコジャイアンツに所属する彼もまた不良債権の1人です。

2014年に5年9500万ドルの契約を結んだはいいものの、2015年には打率.245、OPS6割台の体たらく、その後のシーズンは規定打席達成すらままらならい不良債権に。

そして何とサンドバルの年俸を支払っているのは前所属のレッドソックスです。ジャイアンツは契約の選択権があったんですが、オプションを行使したため、レッドソックスは来期もこの他球団の不良債権化した選手に高額の年俸を払うハメになります。

 

野球ファンの反応

大型契約の是非

色々言われてますが、これらのリスクひっくるめての契約なので仕方ないですね。MLBは集客や視聴率は微妙ですが、運営人に有能な人間が集まり健全な黒字経営を実現できていますし、球団も莫大な放映権で潤っていますので、不良債権といっても実は痛くはないはずです。

というか43億も貰ってもしかすると完全休暇となるかもしれませんので、個人的には羨ましい限りでございます。今頃ウキウキでオススメの旅行先なんかを見ているかもしれません。

次のページでは彼らのプレー集を紹介します。

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