マクレガーはメイウェザーとやったりして美味しい戦いしかしない男と思っていたんですが見直しました。負ける可能性大のヌルマゴメドフ、通称ヌルマゴ戦を受け、UFC229で激突します。
↑ 公式の煽り動画。プライドとはまた一風違った完成度の高さです。
オッズ
こちらはウィリアムヒル社のオッズ。ヌルマゴが有利です。この差はそこそこ大きいですね。サッカーでいうならフランス対ベルギーぐらいの差で、普通に考えたらヌルマゴが勝ちますよっていう現状の評価です。
ウィリアムヒル社だけでなく、他のブックメーカーでもヌルマゴ有利という評価ですね。
とりあえず今年一番のビッグマッチになる事は間違いありません。この試合のPPVがどの程度売れるかで今後の方針も変わってくるでしょうし、UFCにとっても大きな一戦になります。
勝敗予想と展開
両者同じぐらいのコンディションであれば、ヌルマゴ勝利を予想します。というのもこのヌルマゴという選手は、欠場の常習犯なので素行の問題もそうですが、そもそもコンディションを作るのがヘタな印象です。
コンディション作りも実力の範疇ですし、無理な減量をしているのであれば適正階級でないだけなので、欠場した時点でその選手は負けみたいなもんです。
ボクシング対コマンドサンボ
ただマクレガー戦は一度チャンスを逃せば、また数年は待つ事になる可能性大なので、多少のコンディション不良ぐらいだったら今回は上がってくるでしょうね。ですのでヌルマゴが調整失敗し、マクレガーがきっちり仕上げてきたらマクレガー有利になるはずです。
しかしヌルマゴがうまく仕上げてくれば、マクレガーは相当厳しい戦いを強いられます。スタミナで難があるマクレガーは序盤でKOするぐらいしか勝機が見えてきません。
ヌルマゴはブーイング上等で塩漬けにしてくるでしょうから、マクレガーの破壊力がヌルマゴの圧力を上回るかどうか、打撃のマクレガーと組技のヌルマゴという分かりやすい構図になりそうです。
お盆休み&夏休みまっさかり🌴🍉
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UFCから楽しそうなメッセージがありましたが、試合は殺伐とした緊張感ある戦いになるはずです。
マクレガーは底が見えている
ヌルマゴがパーフェクトレコードでまだ底を見せていないのに対し、マクレガーはネイトディアス戦で分かりやすい弱点も露呈しています。
↑ こちらは2戦目。1戦目は一本負け、2戦目はギリギリの判定勝ちと相性の悪いタイプも見えてきました。どうやらタフな相手だと苦戦するようです。
ネイト戦と同じ展開で負けてしまうとは限りませんが、ヌルマゴが圧力で押しきってしまう展開は想像できてしまいます。
マクレガーは格闘技界の超大物になってしまい、最近はサッカーのクリスティーアーノ・ロナウドとも交流を深めているようです。
ここまで大成功した人間が総合格闘技でモチベーションを再燃させることができるでしょうか。
ヌルマゴメドフ
26戦無敗です。
下のカテゴリーならともかく、UFCでもそれなりに試合していてパーフェクトレコードは凄すぎます。今の所誰が相手でもごり押しスタイルが通じているので、マクレガーに対しても同じことができるのか、総合格闘技では久しぶりのビッグマッチに胸躍ります。
実力者バルボーザ(今はやや終わった感ありますが、ヌルマゴが戦った時点では勢いがありました。)にも勝利し、満を持してのマクレガー戦です。勝てばスターになれるチャンスですし、負ければ地味な強豪で終わる、相当なプレッシャーがかかると思います。
GSPとファーガソン
一昔前にPFPの象徴だったGSPもどうやら復帰を模索しているようです。
いきなりトップのマクレガーvsヌルマゴの勝者とやりたいと言っているようで、それはさすがに虫が良すぎないかと思ってしまいますが、最近のUFCは集客力のある選手を特別扱いする節があるので、恐らく選手同士が合意すれば実現はするでしょうね。
ただ体重はどうするんでしょうか。ヌルマゴマクレガーがキャッチウェイトに応じなければ、GSPがガリガリにならなければいけません。
あともう一人トニー・ファーガソンという最強クラスの選手もライト級にはいるので、その選手も今後絡んでくるはずです。マクレガーとヌルマゴの試合が実現したことにって、中量級が一気に活性化していきそうで楽しみです。