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【UFC254】ヌルマゴがゲイジーに圧勝⇒引退へ マクレガーのコメントは

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UFC254がアブダビで開催され、2020年度における総合格闘技の試合としては最も注目を集めていたであろうハビブ・ヌルマゴメドフ vs. ジャスティン・ゲイジーが行われました。日本時間3時ぐらいからの大会(メインカードは4時ぐらい)でしたが、早起きもしくは夜更かししてみる価値がある試合だったと思います。

試合後引退を発表したヌルゴに対し、かつて死闘を繰り広げたマクレガーらもコメントを出していました。

マクレガーのコメントは

コロナウイルスで亡くなったヌルマゴの父に対する哀悼と、ヌルマゴのこれまでの戦いを労うマクレガーらしからぬ殊勝なコメントですが、世間と駆け引きしながら人気者になりあがっただけあって、パフォーマンスが許されるTPO的なところはしっかり弁えているのでしょう。(バス襲撃事件はやりすぎですがあれで彼も成長したのかもしれません)

他にもヌルマゴが対戦を熱望していたGSPことジョルジュサンピエールも以下のコメント。

彼は元々優等生なので想像通りです。ヌルマゴは今29戦29勝なのでキリのいい30戦も期待されていました。万が一復活したとすればGSPと戦う可能性が高いと目されています。

ネットの反応は

完勝だったのでヌルマゴを称える方がほとんどでした。アンチも多いですが今はケチのつけようがないと思います。

 

ヌルマゴ対ゲイジー戦を振り返る

ヌルマゴは大概の試合でテイクダウンしグラウンドで両足を抱え、相手の体力を削る戦術をとっていましたが、今回はいきなり極めにいっていました。

ゲイジーの寝技が弱いと踏んだのか、あるいはローキックを効かされていたのとどうやら骨折もしていたようなので勝負を急いでいた可能性もあるかもしれません。

骨折は練習にも支障があったとのこと。これであの圧勝劇は文句のつけようがないです。スタンドでもゲイジーのローキックが有効だったとはいえ、ヌルマゴが終始プレッシャーをかけ続けプラン通りに試合を運んでいるように見えました。

ヌルマゴはテイクダウンありきの打撃とはいえ、タフな上にスタミナもあるのでスタンドでちょっと上回っているぐらいではどうにもならないですね。ゲイジーのようにレスリングが得意なストライカーも期待されていましたが駄目でした。あとは寝技が得意で打撃もできるタイプ…といえばトニーファーガソンです。

彼と戦って欲しかったという声も多かったですし、実際にやってみないと勝負は分からないとはいえ、ファーガソンを叩きのめした最強の挑戦者ゲイジーに文句なしの勝ち方をした今のヌルマゴに、ファーガソンなら勝てていたと言える人は少ないと思います。ヌルマゴは群雄割拠だったライト級で最強であると証明してくれました。UFCの歴史を見てもジョンジョーンズかヌルマゴがPFPの2トップと言えるでしょう。

引退についてですが、マクレガーはじめ総合格闘家の引退は交渉のための駆け引きであることも多いです。しかしながらヌルマゴは父の死に絡めての引退宣言なので、このまま本当に引退してしまう可能性は高いんじゃないでしょうか。イスラム教徒でもある彼らの価値観はかなり特殊で、少なくとも金に釣られて復帰することはないでしょう。とりあえずヌルマゴにはお疲れ様と言っておきます。










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