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競走馬156頭から禁止薬物はJRが悪い 出走取消で福永騎手謝罪

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芸能界だけでなく競馬界も薬物汚染されていたということで、156頭もの競走馬から禁止薬物「テオブロミン」が検出され、JRAはそれら全ての馬を出走停止処分に。明日に控えたレースの多くに影響が出て競馬ファンからも批判の声が集まっています。

テオブロミン入りのサプリメント「グリーンカル」を販売した会社の社長はJRAの理事だそうです。一体誰が悪いのか、テオブロミンはどのような影響があるのか、今回の競走馬薬物使用問題を振り返ってみます。

なぜ福永騎手が謝罪させられているのか、競馬ファンには疑問を感じている方も少なくありませんでした。確かに福永祐一騎手には何の責任もありませんが、馬が謝罪はできませんので、まあ競馬界を代表してファンに謝罪したということでしょう。

 

テオブロミンとは

紅茶やチョコレートとかに含まれる物質で、人間は日常的に摂取していますが、我々はテオブロミンを肝臓によってメチル尿酸に分解することができます。つまりまあ人間がテオブロミンを摂取しても基本的に害はありません。

しかし犬や馬はテオブロミンを分解できないため、体内に残り最悪死に至るケースもあるようです。

ペットにチョコレートを食べさせるなという注意喚起もそのため。

ドーピング的な効果は?

ニュースソース元では心肺機能の強化と興奮・利尿作用があると記載されていました。それらの効果を狙ってサプリメント製造会社が混入させたのかもしれませんが、一方でテオブロミンの摂取によって能力が高まるなどの効果はないという意見もあります。

製造会社がどのような意図でテオブロミンを混ぜたのか知りたい所です。

 

誰が悪いのか

「テオブロミン」入りの「グリーンカル」を販売していたのはJRAファシリティーズで、名前から分かる通りJRA公認の販売会社です。(子会社でもあります)

そしてグリーンカルを製造もしくは輸入していたのが「日本農産工業株式会社」で、そちらの企業のHPにグリーンカルの情報が紹介されていました。

https://www.nosan.co.jp/business/lifetech/horse.htm

https://www.nosan.co.jp/business/lifetech/pdf/green_cal.pdf

馬用のサプリメントとして紹介されています。競馬法に指定される禁止薬物の陰性を確認しているとも表記しており、今後は薬の製造会社と販売会社で責任の擦り付け合いが始まりそうな予感もしてしまいます。

JRAは一見責任がにいようにも思えますが、JRAファシリティーズはお抱えのサプリメント販売業者ですし、社長がJRAの理事をしていることから、JRAの確認が甘かったという側面もありそうです。

今回禁止薬物が検出されたのは、美浦と栗東という特定の厩舎からでしたが、厩舎にそこまで確認する義務はないはずです。あとは馬主や騎手、そして競走馬は被害者とも言えるような気がします。

ネットの反応

馬券を買うことができない怒りや競走馬がかわいそうという意見が多くありました。

ウワサされていた大物芸能人の薬物事件はこれだったか

馬券買ってたら当たってたはずという発想

ギャンブラーの方は、出走取消がなく本来行われるべきレースに賭けていれば儲けていたはずという発想になるんでしょうか。ここは一つプラス思考で馬券を買っていれば、外れて失う事になっていたお金の分得することになったとハッピーな気持ちでいて頂きたいところです。

ちなみにJRはギャンブラーの方が買った馬券で3兆円の売り上げを叩き出しているそうです。胴元JRAの潤沢っぷりを見ると馬券を買う気にならないんですが、まあ一応国営ですし、単純なギャンブルというより馬のファンになる方も多いので健全性は高いギャンブルにはなるんですかね。

これだけJRAは儲けているのですから、今後同じようなことが起きないよう精査して頂きたいところです。










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