グループAのエジプト対エジプトについて。結果は1-0でウルグアイの勝利!
試合内容を印象深かったプレーから順に振り返ります。
スアレスのダイブ
調子がイマイチでイラだっていたのと、先制点で多少緊張から解放されたからなのか、今日も弾けたダイブというか、もはやプロレスの受け身のようなリアクションを見せていました。
↑ エジプトDFに倒されるスアレス。まあここまでは良いでしょう。
↑(笑)
これは笑いました。倒されて転がるのではなく、倒された後自分の力で跳ね上がっていました。私はこの時WWEのロック様のバンプ(プロレス的な受け身)を思い出しました。(相手DFはこれでイエローカードを貰っていました。)
スアレスはWWEでも通用すると思います。
まあただ前半エジプトもかなり露骨なダイブをしていたので、お互いさまですね。
真面目な話をすると、スアレスの調子はかなりイマイチでしたね。グループAはラッキーグループなのでGL突破はしてくるでしょうけど、このままじゃ決勝トーナメントで勝ち上がるのは難しそうです。
こんな1対1の場面でも外していました。
クラブでのスアレスであれば、7割方で決めていた場面です。
試合内容
エジプトはかなりがんばっていました。サラーがレアルのラモスのせいでケガをして試合に出場できませんでしたが、それでも全体的に押していたのはエジプトでした。
ウルグアイは割とグダグダでしたかね。カバニとスアレスの2トップは今大会でも屈指の得点力でしょうけど、調子がイマイチだったのか、チームとしてはイマイチ。
ただそんな中でも、得点のチャンスが多かったのはウルグアイでした。
点の取り方を知っているというか、逆にエジプトは何だか日本を見ているようで、うまくボールを運んでいるものの、フィニッシュ付近の精度がまるでダメで得点の匂いがしません。
そして得点シーンの動画
ウルグアイ先制 ヒメネス pic.twitter.com/iGH5g58nGv
— カイエン青山 (@speeder_) 2018年6月15日
結局決定的なチャンスを何度か作っていたウルグアイがセットプレーで1点をもぎとり勝ち点3を上げました。
日本対コロンビアは、今日の試合をトレースしたような、日本が良い試合するものの、終わってみればコロンビアが危なげなく勝っていた、みたいなことになりそうな悪い予感がしてしまいました。
エジプトはサラーで出場できなかったのが本当に痛かったです。
失点直後のサラー。
終始ご機嫌な表情だったんですが、さすがに失点シーンでは落胆していました。グループAは、開催国のロシアが張り切っているので、エジプトとしてはかなり厳しくなってしまいました。
ウルグアイ監督タバレス
ベンチで動かない石像みたいになってたんですが、なんと年齢は71歳!
元々はミランでの監督歴もありますが、2006年から長い事ウルグアイ監督をしているとのことで、恐らく今回が最後の挑戦になるはずです。
真ん中の方。
スアレスで絶好機で外した時もノーリアクションでしたが
得点シーンでは興奮していました。どんな知性ある人間もサッカーの得点シーンでは理性を剥がされてしまいます。
(笑)
ご老体なので、周りのコーチ連中に置いて行かれてました。誰か気使って傍にいてやればいいのにと思ってしまいました。
どうやら杖がないと移動ままならないご様子。
そんな状態でも確かな采配と戦術で、決して状態のよくないウルグアイを勝利へと導きました。さすがです。
過去にもベスト4までいった実績があるので、あとはスアレスとカバニが調子を上げてくれば、ウルグアイは十分台風の目となりえます。
グループAの展望
今日の結果で、ロシアとウルグアイの突破が濃厚となったはずです。
ウルグアイがサウジアラビアに負けるとは思えませんし、エジプトがサウジアラビアに5点差以上で勝てるとも思えませんので、エジプトはロシアに勝つ事がグループリーグ突破の、ほぼ絶対条件となりました。
ただロシアは地元なので、エジプト相手ならうまく戦い、グループリーグ突破まではしてくるんじゃないでしょうか。
エジプトはかなり厳しくなってしまいましたが、サラーは今季だけで言うと、世界5本の指に入るような選手なので、彼なりに後悔のないよう力を出し切ってほしいと思います。
そして日本の試合も近づいて来ました応援しましょう。