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内村航平が怪我で全日本選手権予選落ち 引退か東京オリンピック出場か

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男子体操の内村航平選手が、体操全日本選手権の個人総合で予選落ちしてしましました。ロンドンとリオオリンピックで2連覇し、東京オリンピックでの3連覇を目指していましたが、現状は出場すら危うくなっています。

左肩を痛めて、平行棒で落下してしまいました。鉄棒での落下は過去にもありましたが、平行棒で落下というのは相当肩やその他関節や筋肉の状態が悪いんだと思います。また平行棒だけでなく、床と跳馬ではラインオーバー、あん馬では落下と各種目で失敗が目立ちました。

全日本選手権は2019年世界選手権の選考を兼ねていたので、そちらへの出場が事実上消滅しました。これにより東京オリンピック出場へも暗雲です。

私の中ではイチローや野村忠弘らと並ぶ、日本人ではこれ以上ない高みに上っているアスリートだけに、東京オリンピックを前にしてのこの不調は残念です。

 

内村航平の怪我

今回は左肩の怪我ということですが、もはや満身創痍です。2020年のオリンピックが東京じゃなければ間違いなく引退していたので、状態としてはもう限界を超えてしまってます。

年齢は現在30歳、東京オリンピック時には31歳です。内村航平以前に最強の体操選手といえば近年では恐らくビタリーシェルボ(金メダル6個獲得)ですが、彼は26歳の時に引退しています。

(内村航平も尊敬するビタリーシェルボ、現在は性的暴行で訴えられています><)

柔軟性を必要として着地などで関節や筋肉に大きな負担のかかる過酷な競技なので、30歳という年齢はこれまでの無敵状態が嘘のように、急激にパフォーマンスが落ちても不思議ではないです。

引退か東京オリンピックか

東京オリンピック出場が叶わなければ引退となるでしょう。

仮に今引退しても彼の偉業は色褪せることありませんが、個人的には最後の狂い咲き、あるいは散り際を東京で見せて欲しいです。トップアスリートの最期はどんな形にせよ美しいです。

2017の世界選手権で負った怪我から回復したはずでしたが、今度は肩を痛めてしまいました。

今の感じだと出場の可能性は相当低そうです。だいたい20%ぐらいでしょうか。団体ではなく、3連覇を目指す個人総合での出場は更に可能性が低くなってくると思います。

本人もリオ五輪直後に、単体種目のスペシャリストなら‥と一度は個人総合からの引退を示唆しましたし、複数の試技を行う総合での出場は、私は無理だと感じてます。ただその不可能を可能にしてきたのが内村航平なので、何とか夢を見せて欲しいところです。

内村航平選手も、

「東京五輪は夢物語。このままじゃ無理」

と絶望していました。

願わくばオリンピックの開催年度が、あと2年早いか遅いかズレていたら3連覇できていたはずですし、東京での開催が2016年に成功していれば‥いくつかタイミングの悪さは少し残念に思います。

 

ネットの反応

誰も彼を責める人はいませんでした。

東京五輪の選考方法は明快

フィギュアスケートと違って完全実力主義の選考と採点なので、内村航平といえど一瞬でただの人になってしまいます。日本代表に選出されるには、世界選手権などで実績を残す必要があり、更に出場条件は体操協会のHPに明確に定められています。

(http://taisou-nippon.jp/for2020/tokyo2020/index.php 体操協会HPより引用)

条件1は2018年度世界選手権で上位3か国なので、日本はクリアしていますので割愛しました。尚且つ条件1と条件2は団体の規定になります。個人では50名が東京オリンピックに出場できます。白井健三や加藤凌平や北園丈琉など素晴らしい選手は沢山いますが、何とか内村航平の東京オリンピック日本代表入りも見たいところです。陰ながら応援しています。










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