甲子園での活躍でお茶の間からもプロ球団からも人気者となった金足農・吉田輝星投手。
本来は八戸学院大学に進学すると内定があったらしいのですが、プロ志望届を提出したため、大学進学は白紙に。果たして侍はポーズだけだったのでしょうか。
【金足農・吉田 プロ志望届提出】https://t.co/HVQxNEy20D
秋田県高野連によると、今夏の甲子園大会で準優勝した金足農の吉田輝星投手が、プロ志望届を提出。八戸学院大への進学が既定路線だったが、進学を辞退した。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) 2018年10月10日
両親や野球部の中泉一豊監督、前監督の嶋崎久美氏、渡辺勉校長と話し合い最終的に結論を出されたようです。
甲子園中に誘導尋問で意中の球団を口にしてしまうなど、本心ではプロ入りしたい感はありましたが、八戸学院大の正村監督との強い絆があったので、相当葛藤があったように思います。
正村監督は吉田のプロ入りに関して困惑しているという情報もあります。この件はかなり賛否ありますが、誰が悪いかでいえば吉田輝星かなと思います。ではそれらの事について。
八戸学院大の正村監督は不本意
#吉田輝星
正村監督....
気持ちはものすごーくわかるけど、
残念です😥https://t.co/DZz19gL0JK— ぽん (@7QmgRVAnKlroOLD) 2018年10月12日
「今は、彼に対しては特に何もないですよ。断られた高校生のひとりとしか考えていません。甲子園で一つ一つ勝ち進んでいくたびに注目されていって、少し予感はしていましたが、(八戸学院大に進学してもらえなかったことは)もちろん、ショックです。」
「正直、キツイですね。プロは4年後でもできたというより、私は単純に、来年以降の大きな戦力として考えていた。それを失ったので」
というようなコメントを残され落胆されていました。
更に吉田輝星からプロ入りの相談が無かったことにもショックを受けていたと報道されています。その他にも、『もっと早く(プロ入りについて)言ってほしかった』と不満も口にしているようです。
一方で地元の新聞では
地元の新聞の吉田くんの記事に、八戸学院大学の正村監督のコメントが載ってました。#吉田輝星 pic.twitter.com/lCafyCSYIe
— ゆづばんび (@yuzubambi) 2018年10月6日
こちらではショックを受けつつも、最終的には前向きに送り出しているようなニュアンスの模様。マスコミの言葉遊びかもしれませんが、正村監督の胸中がまだ揺れているのかもしれません。
そもそも何故ここまで正村監督は吉田輝星が八戸学院大に来てくれると信じていたのでしょうか。
吉田輝星が悪いが・・・
正村監督は熱心に高校生の吉田輝星を長い期間指導し続けてきました。
吉田輝星は確かに有力な選手ではありましたが、ドラフト1位の実力を証明したのは最後の甲子園で、そこに至ったのは間違いなく正村監督の指導あってこそです。
そして何故熱心に指導してきたかというと、それは当然自分が監督を務める八戸学院大に来てもらうためです。指導をしていく過程でスカウトの意志や実質的な進学内定の話ぐらいはしていた可能性が高いので、仮に今建前で綺麗ごとを言っていたとしても、正村監督が不本意になるのは仕方がないです。
物事の道理を考えると、この件は間違いなく吉田輝星に落ち度があります。
義理はあるが仕方ない
ただですね、やはりプロは行きたいよな。
ある程度完成している投手は大学に行くメリットが少ないですし、契約金の1億円だって4年後も貰えるとは限らないです。何よりプロ野球という最高のステージで戦う事は何事にも代えがたいでしょう。
確かに義理はありますが、プロ入りを蹴って守るほどの大きな義理ではないのかなというのが私の考えです。吉田輝星が予想外に早く頭角を発揮したのは、正村監督にとっては不運な結果となってしまいました。
私含めプロ入りした吉田輝星を変わらず応援する人は多いでしょう。確かに義理を守る侍ではないですが、現代では高校生が侍である必要はないはずです。
ただこの件で八戸学院大が金足農からの推薦枠を廃止したとしても、それも仕方ないです。正村監督もボランティアでやってるわけじゃありません。
ネットの反応
吉田輝星への批判の声はほとんどありませんでした。まあそりゃそうでしょうね。正村監督に関しては、気持ちはわかる派と、気持ちよく送り出せ文句言うなという批判派と分かれていた印象です。
貴重な地元紙、ありがとうございます✨
やはり、「八学大への進学前提として」という箇所に納得がいきました。
もちろん吉田くんが監督の指導の賜物でメキメキ腕を上げた事は間違いなく、でも仲介していたのが前金農監督…
吉田くんがすぐにプロ志望届を提出できなかった理由が腑に落ちました。— siena0526 (@siena0526) 2018年10月7日
そりゃ推薦内定断るのは大変な事だけど、この期に及んでまだ言うか⁈正村監督も嶋崎さんも、吉田くんより学校の都合優先なのミエミエ。
振り回してるのはどっちよ?#吉田輝星進学から一転「プロ入り」表明…吉田“心変わり”で振り回された大人たち (夕刊フジ) https://t.co/Krkfn1OXn9
— とりっぱち (@vABBHLLDK490hPY) 2018年10月12日
「ふざけるな!」「わがままな奴」「吉田を解放しろ!」「野球ファンの夢を潰すな!」
こういった批判は全くのお門違い。
正村監督は1年以上前から八戸と秋田の間(片道約4時間)を何往復もし彼を指導し、そして甲子園のスター吉田輝星を生み出すことになった言わば野球界全体に大きな功績がある人。
— Mamoru・M (@mamorudrive) 2018年10月11日
吉田輝星の志望届提出。
なんか大学にはしっかり挨拶して、大学も了承したって記事出てる。
綺麗事が好きな方には悪いが真実を教えよう。中泉監督・吉田輝星は大学への挨拶もなく志望届け提出!正村監督は辞退するのは100歩譲ってokだったが、連絡1つなく志望届け提出のニュース見て知り憤怒。— チャーリー (@FKweFQJ22p3CD1E) 2018年10月10日
本当にこんなこと、週刊誌の記者にしゃべったのかな?すごく記事に悪意を感じます。
日刊ゲンダイはよくセンセーショナルな記事を書いてるからどこまで信用出来るか。前に見たインタビューではこんなこと言う人に思えなかったです。— ゆず1472580 (@nanamama1988) 2018年10月12日
所々の単語だけ取り上げられてもねー💧しっかり記事を読めば、悪い感情を持っているわけではない事は理解できるんですけどね……
ホント新聞や週刊紙の見出しには騙される💢— BAZZ-kun (@KunBazz) 2018年10月12日
一般の吉田輝星ファンは、ひたすら八戸学院大学と正村監督を悪者にしてるがあまりに横暴。
吉田君のプロ入りに文句はないし頑張ってほしいが、この先どれほどの出世をしたとしても、今までの経緯と正村監督への感謝を忘れずにいてもらいたい。
八戸学院大、正村氏にはいい未来があることを願うばかり
— Mamoru・M (@mamorudrive) 2018年10月11日
私もこれみてたけど、
それからはアイツが勝手にどんどんよくなっいきました⚾️と、正村監督おっしゃって所がツボでした!流石‼️吉田輝星⭐️フォーム変えるって至難の業だからねー。それにしても円満にプロ志願できたことに感謝(^^)— らん (@powerpowergolf) 2018年10月8日
まとめ
高校球児へのスカウトは恋愛と似てますね。
不意に違う人を好きになってしまったらどうしようもないです。そこに正式な契約があれば別ですが、基本的には奉仕の世界なので後で返してくださいといってもどうにもならないです。
そして高校球児を拘束力のある契約で縛ることはできないので、大学やプロの関係者が見返りを期待して指導してしまうと今後も似たような問題は起きるかもしれません。