最大手動画投稿サイトの「youtube」で一部ユーチューバーが震えてしまう規約の変更がありました。影響がありそうなユーチューバー、変更された規約の内容やyoutubeの狙いなど紹介します。
YouTube、12月10日に利用規約変更 アカウント停止についてが詳細に https://t.co/n73JpH68cT
— 社築🖥 (@846kizuQ) 2019年11月11日
youtubeは2018年に、チャンネル登録者1000人と総再生時間4000時間以上を収益化の条件を変更し、新規参入者を絶望させたばかりでしたが、またもハードルが上がってしまいました。前回の変更でへこたれずに頑張ってきた零細ユーチューバーが不憫です。
今後も収益化に関する規約は整備という名のもとハードルが上がる可能性は高いと思っています。
新たなyoutube規約
以下新たに追記されたyoutube規約です。
「YouTube が独自の裁量により、お客様への本サービスの提供がもはや採算に合わない事業となったと判断するに至った場合、YouTube はお客様またはお客様の Google アカウントによる、本サービスの全部もしくは一部へのアクセスを解除できるものとします。」
youtube側で採算が取れないと判断したチャンネルを削除するとの内容です。
チャンネル削除だけでなく、紐づいているグーグルアカウント削除とも解釈できますが、さすがによほど深刻なポリシー違反でない限り大丈夫だと思いたいです。
収益化しているチャンネルのみが対象なのか、単なる趣味投稿者も対象となるのか確かではありませんが、恐らく後者だと思います。youtubeは優れたサーバーを提供して、世界中のユーチューバーから投稿された膨大な動画データを保存していましたが、そろそろクリーンアップの時期と判断したのかもしれません。
人参作戦も締め付けへ
YouTubeの利用規約の改定で追加されたのこれかな?
プレゼント企画するので高評価とチャンネル登録お願いしますとか、業者使って再生回数買ったりするのがダメっぽさそう pic.twitter.com/QastHzAoiR
— Rit🐼 (@Rit_granblue) 2019年11月7日
プレゼントするから登録お願いの類は真っ黒になりそうです。
これに関しては以前からグレーでしたが、認識の甘い方はこの作戦を使っていたようです。当然チャンネル登録者を買う行為などもNGです。再生数の購入に関しては今のところ言及がありません。
(収益化に繋がる再生数水増しは当然NGです。アドブロックなどを導入しての再生数水増しは、専門の業者が存在すると言われています)
規制強化の理由は
上述したようなサーバーのリセットと、あとは大手ユーチューバーと企業の比重を増やし、全体的な動画の質を上げる狙いかなと思います。近年はコカ・コーラなどの大手広告主撤退というネガティブな報道もありましたので、裾野の拡大は一旦打ち切り、次のフェーズに入った感があります。
↑ カジサックチャンネル。
芸能人ユーチューバーの成功例となることはできました。そもそも吉本興業のバックアップがあった可能性はさておき、これに続けとジャニーズや吉本興業など大手芸能事務所は躍起になっていることでしょう。
こうなってはもう個人の新規参入者は勝負できません。特別な才能や特化したジャンルがあれば別ですが、そういう方はyoutubeじゃなくても成功できるので、猫も杓子もユーチューバーという現象は落ち着きそうです。
ネットの反応
大手以外は消し飛びそうなんですよねぇ…
新規が絶望的やも…— 霧島響希😪🎮寝不足系積みゲー新人Vtuber (@Kirishima_stack) 2019年11月11日
え?YouTubeの規約また厳しくなるの?過疎配信者は配信できなくなるの!?
— ドラピ (@izayoidiary) 2019年11月12日
個人的には企業の規約によくある、「うちが潰れたりした場合にうちに預けて貰ってるお客様の資産を全て返せない場合もありますよ」みたいな免責条項だと思ってます
— 蒼乃ナス🐻💿🏮🌙🌶️ ⚒/ (@terrafernitynas) 2019年11月11日
まぁ実施の段階にならないと運営側がどれだけ処置の基準を変えて来るかも具体的には判りませんからねー…実際にそれだけ色々見直す必要をYouTube側が感じているからかもしれませんし
— 空木雪生 (@Amogha_kt) 2019年11月11日
文章があいまいすぎるからなぁ
「質の高い動画をUploadしてね」ってことだと良い方に解釈している— Eternal Laboratory (@aniki_mk2) 2019年11月11日
YouTubeの規約変わったけどYouTubeでこれから活動はじめたいって方達、難しくなっちゃうんじゃ💦
多分だけど収益が見込めないチャンネルはYouTube側が勝手に削除できるってことなのかな…🤔
— 夢魔ぺろり♋️❤️グッズ販売始めました (@muma_perori) 2019年11月11日
削除対象になるのは恐らくチャンネルを作成し大量の投稿をしながらも放置をしている引退者や長期休暇をしている人が主な対象になるのだと思います。
削除を行う前にはメールで理由を説明し、問題を改善すれば行わないとも書いてありますね。— 綾瀬 直徒♋️❤️ ぺろリスナー (@Nao_Aiolos) 2019年11月11日
実際ビジネスだもんな。数人しか見ない100時間の動画とか大損やもんな
— ごりら衛門 (@iZ4WlJMTpl3C3RM) 2019年11月11日
まぁそりゃあビジネスとしてやってるんだし、ある程度のスパンでチェックして採算が採れないなら切るのは正常な判断だわね
今現在、凄まじく弱小なチャンネルで趣味投稿させて頂いてるのがありがたいくらいだしなぁ
切られたら残念ではあるけれど、仕方ないとも思うな
— ぬるまゆ (@nu_rumy) 2019年11月11日
1年経っても1000以下は切っていいと思う
— TTR822 (@ttr822) 2019年11月11日
収益力に見合わなきゃ、現状配信してるchもYouTube独自の裁量で潰すって事?これ。
— 敗北の中年 (@demon_cyfer2012) 2019年11月11日
Youtubeは慈善事業じゃないし営利目的で動いている以上仕方ないよね.そのうち年会費払っている人だけが利用できるようになるんじゃないかな.
— きお (@kio_chem) 2019年11月11日
まぁ多分消されたとしても昔動画あげていて今はあげていない(再生数もほぼ0)、且つ視聴者としても機能してないアカウントとかだとは思うけどね…
— めろそぱそ (@melosopaso) 2019年11月11日
削除に気を付けるべきyoutuberと今後の対策
チャンネル削除の条件を考えてみます。
・ライブ配信者
ライブ配信者は6時間とかの垂れ流し動画が大量にサーバーに保管されています。動向を見ながらライブ終了後に動画を投稿しない選択をすることになるかもしれません。
・収益化しているけど採算がとれていない零細ユーチューバー
・収益化していないけどサーバーに負担をかけているユーチューバー
・子供向けユーチューバー(これに関しては以前から広告減額化など締め付けの対象でしたが、特に変化はありませんでした。とはいえ変革のタイミングは依然注視する必要があるでしょう。)
登録者20人とかで頻繁に投稿を続ける配信者、中にはストレージとして利用されている方もいましたので、そういった方は真っ先に削除対象になりそうです。
視聴者側が気を付けること
お気に入りの動画やチャンネルが突然削除される可能性が以前より高くなりました。といってもyoutube動画は保存することが一応駄目(まあ察してください。)となっておりますので、今のうちに目に焼き付けて起きましょう。
ユーチューバーにとっては心配ですが、youtubeもボランティアじゃないので致し方ないという感じですかね。動向を見ながら対応しましょう。