ZOZOTOWNを運営しているスタートトゥデイ社の前澤友作社長がプロ野球参入の意思表示をしました。
【大きな願望】プロ野球球団を持ちたいです。球団経営を通して、ファンや選手や地域の皆さまの笑顔を増やしたい。みんなで作り上げる参加型の野球球団にしたい。シーズンオフ後に球界へ提案するためのプランを作ります。皆さまの意見も参考にさせてください。そこから一緒に作りましょう! #ZOZO球団
— Yusaku Maezawa 前澤友作 (@yousuck2020) 2018年7月17日
剛力彩芽という最高の女性を手に入れた後は、最高の球団を狙っている、ということで狙いはロッテが濃厚と言われていますが、その辺の事について触れていきます。
プロ野球参入のメリット
ホリエモンやら、楽天の三木谷社長、DeNA、そして今回の前澤友作と大成功した企業家、中でも新進の企業家の方が参入したがる傾向にあります。
参入の理由ですが、野球が好きってことでは無いです。むしろバット振った事すらないレベルだと思います。後付けで野球愛を口にはするでしょうが、企業家は義理人情で行動しないので、そろばん勘定で導き出した結論です。
金になるメリットといえば2つ考えられます。
まず、歴史ある企業ではないので、国民を信頼を得る手段としてのプロ野球参入。野球を通じて企業を知ってもらう事は、単純な広告以上の宣伝になるはずです。
そして最大のメリットが、皆さん大好き税制優遇措置です。
税制優遇
1.親会社が球団に対して支出した金銭のうち広告宣伝費と認められるものは損金算入を認める
2.球団の欠損金を補填するために親会社が支出した金銭は広告宣伝費とする。
3.親会社が球団に貸付金と処理をしていても2.に該当するものは損金算入できる。
ざっくりいうと、プロ野球球団の運営で生じた赤字を、税務上広告費で処理できるという、プロ野球のオーナー企業にのみ許された特例措置がプロ野球にはあります。
↑ 当然三木谷社長もその恩恵を把握した上で参入
※但しオーナ—企業にとって得しかないというわけでもなく、赤字分は必ず自力で捻出しなければいけないので、それなりに成熟した企業でないと運営は難しい事も我々は理解しないといけません。
この税制優遇措置については、いつか詳しく私なりに言及したいですが、個人的にこの措置は反対です。戦後は日本の復興に役立ったと思いますが、今はもう形骸化してしまっているので、撤廃するべきだと思います。
ただそれと企業の参入は別問題で、既存の制度を有効活用するのは当たり前の話なので、例え嫌らしい動機であっても参入を画策する企業に対して問題があるとは全く思いません。
DAZN(ダゾーン)の参入
スカパーにとって代わろうとしている配信ツールとなりそうなDAZNの参入も、個人的には影響している気がします。
安定して放送されることもそうですし、将来的に野球賭博が合法化される可能性も感じています。
参入の手段
既存のオーナー企業と入れ替わるか、あとは新しい球団を作るかの2択です。まず前者の入れ替わりですが、その場合ロッテが最有力と言われています。
千葉ロッテマリーンズ→千葉ZOZOTOWNマリーンズ
ロッテホールディングスは日本の企業ですが、グループ企業でそのほとんどの売り上げを韓国で上げており、実質的にはもう韓国企業と言ってもいいような形態になっています。
日本のプロ野球は日本の企業のみ所有できるルールがあるんですが、ロッテが球団を持つ事は、法律上問題はなくても、当初の意義には反しているという市民の声もあるので、千葉の地元民の世論をうまく誘導できれば前澤さんにも追い風となるでしょう。
ロッテ社長の山室晋也氏が、球団の身売りは無いと即刻否定していましたが、決定権を持つのはオーナーの重光武雄さんのはずです。
韓国ロッテはお家騒動でかなりゴタゴタしている事もあるので、オーナーの重光一族が力を失えば、前澤さんにもチャンスは巡ってくるかもしれません。
新球団
ロッテや他の企業が手放さなかった場合でも、新たに球団を創設すればプロ野球に参入できます。
個人的にはこっちの方がいいかな。
というのもプロ野球のクライマックスシリーズなんですが、今の12球団2リーグ制ではあまりに無理があるので、そこの変革のきっかけになりそうなので、この新球団創設に期待しています。
今のCSのシステムはちょっと馬鹿げています。これは後程記事にする予定です。
ZOZOTOWNと前澤氏は大丈夫なのか
ZOZOTOWNに全く縁がない人も多いと思いますが、今や最大手のファッション通販サイトで、私もシーズンごとに2~5万円前後使っています。
↑ 先日もセールで3万円使ってしましました><
何かを生産する業種ではないですが、ホリエモンのようにマネーゲームで手にした資本ではないので、一応地に足の着いた安定した企業であると言えるはずです。
前澤さんもホリエモンやDeNAらを見ているので、球団を手に入れるにあたって根回しや説得するべき人物など、必要なことは理解しているはずなので、それなりに勝算があるのではないかと思います。
参入決定したらきっとまたセールがあると思いますので、またいくらか使ってしまいそうです。
僕も野球界への恩返し、日本の未来を担う子供達の夢の架け橋と、プロ野球OBを集め野球を通じて日本の未来が更に明るく元気になる事をしたいと思っています。 皆で作るzozo球団に僕が貢献で来る事があれば嬉しいです。#ZOZO球団
— 中村紀洋 (@Nori_official99) 2018年7月17日
中村紀洋さんも協力の意思表明。これは強力な援軍じゃないでしょうか。非常に楽しみであります。